はるか昔、悪魔が人間世界にやってきて、人間たちを次々に殺し始めてしまう。しかし、ある時ネクロマンサー(魔術師)が現れ対抗。以降、ネクロマンサーと悪魔の壮絶な戦いが現代まで続き、ついにネクロマンサーは悪魔をインターネット上に封印することに成功。――しかし、悪魔はネットを介し、世界中の人類を操ろうとしていた・・・一方、下水道の仕事をする一般人ハワードは、相棒と架空の幽霊が捕まえられるというスマホのARアプリで遊んでいたところ、何故かそこら中にいる本物の幽霊の姿が見えるようになってしまう。そして謎のゾンビ(!?)にも襲われ、もうダメだと思ったその時、ネクロマンサーの生き残りなるチームに助けられる。実はハワードはネクロマンサーだった両親の子供で、驚異的なパワーを持っていたのだった。さらに彼の母親は悪魔の手に堕ちネットを介して世界中の人間たちの魂を吸収しようと目論んでいると聞かされる。彼は母親と対決すべく、ネクロマンサーの生き残りたちと手を組むが・・・!?
高校卒業も迫る冬。生徒たちが集まり、卒業アルバム製作委員会が開かれる。生徒の中には鈴木幸子、まじめな萩本小鳩、チャラい取手衛らがいる。担当するのは教師の福田。その外には取手に想いを寄せる教師の村田が覗いている。福田は鈴木と卒業アルバムの件で打ち合わせをしているが、彼女の【穴】みたいな目が何だか怖い。しかし彼女は福田に持ちかける。「私と子供を作ってくれませんか?」聞けば自分は宇宙人で、地球人との子供を作るよう命じられているという。据え膳くわぬは…と待ち合わせのみかん畑に向かい、セックスをする。そこで福田が分かったのは「ああ、こいつ、人間じゃないわ」。その後、子供を作るために何度セックスをしても、鈴木の目は【穴】があいたままで…。一方、男子生徒・取手に想いを寄せる村田は、夜の教室で取手の机を愛でる(性的な意味で)のが日課。しかしその日課を萩本小鳩に見つかり、以来彼女の【豚】として調教される日々。苦しむ村田の表情を見ると、小鳩は喜ぶ。そんな毎日に耐えかねて村田は小鳩を拒否するが、彼女の村田への狂おしいまでの想いは、【鬼】となって、暴走を始めていた…。
演劇の舞台監督ロングフェローは窮地に立たされていた。取り壊し予定だったロンドンの老舗ハイゲート劇場を買い取ったものの、上演したアントン・チェーホフの名作戯曲「桜の園」の客入りは悪く、劇場は破産の危機に陥ってしまう。この事態に劇場プロデューサーのクライブは、次回上演予定の「かもめ」にハリウッドのアクションスター、ブレイズ・レミントンの出演と配役の承認権を与える契約を結ぶ。クライブの決定に、映画を嫌い演劇にこだわっていたロングフェローは反発するが、銀行への支払いを理由に持ち出され渋々ながらも従うしかなかった。オーディションが開催される中、ロングフェローはブレイズの言動と行動に激しく振り回されてしまう。
三十路手前で焦って婚活する遥は、婚活パーティーで同僚の一輝とばったり会う。プロフィールを偽り遊び目的で参加していた一輝は、結婚できない理由は恋愛を元にしているからだとバカにする。失敗続きの遥は、一輝の言う通りに恋愛を捨てて婚活に挑むことになるが・・・。パパ活で家を買おうとする美月や、ママの為に婚活をする武志、女心が全く分からないクソまじめな悠人、恋愛上手な女子高生の乃愛、結婚式を挙げたい広海と挙げたくない匠の同性カップルなど、恋愛を捨てて幸せを掴もうとする8人が、皮肉にも恋愛には向いていない相手に恋をしてしまう。果たして、恋愛せずに結婚して幸せになれるのか―。同性愛の結婚や、友情結婚、歳の差婚など様々な愛の形を描いた恋愛コメディ群像劇。
金銭的に苦しむファッションインフルエンサーが将来有望な金持ち男と出会う。国内で最も裕福な家庭で育った彼との関係で財政的支援を夢見てたが、それ以上に彼に恋することに。
トップ女優のジュヨンは年齢を重ねるにつれ徐々に人気が下がり、ついには年下の彼氏にも浮気される始末。落ち込むジュヨンは自分だけの味方を作るため妊娠の計画を練る。突然の独身スターの妊娠発表にマスコミは大騒ぎ。ジュヨンの友人でありスタイリストのピョングやマネージャーが大慌てで後始末に奔走するが---。
1970年代半ば、韓国の漁村クンチョン。海が化学工場の廃棄物で汚され、地元の海女さんチームが失職の危機に直面する。リーダーのジンスクは仲間の生活を守るため、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。ところが作業中に税関の摘発に遭い、ジンスクは刑務所送りとなり、彼女の親友チュンジャだけが現場から逃亡した。その2年後、ソウルからクンチョンに舞い戻ってきたチュンジャは、出所したジンスクに新たな密輸のもうけ話を持ちかけるが、ジンスクはチュンジャへの不信感を拭えない。密輸王クォン、チンピラのドリ、税関のジャンチュンの思惑が絡むなか、苦境に陥った海女さんチームは人生の再起を懸けた大勝負に身を投じていくのだった......。
石井作品常連の三木俊一郎&轟木一騎が実名で演じる“ホクロ兄弟”をフルCGアニメーション化!宇宙漫才コンビ“ホクロ兄弟”が魅せるシュール、ギャグ、アニメなど石井ワールドの真骨頂がギュッと濃縮された脅威の映像!「だいの大人がくだらない話を時間をかけて優秀なスタッフで全力で作ったらどうなる!~」を具現化したフルスロットル(全開)なハイ・クオリティCGアニメーション!シュール、ギャグ、アニメなど石井ワールドの真骨頂がギュッと濃縮された怒涛のショートムービー全7話!!
春野家の家族はそれぞれ心にモヤモヤとした悩みを抱えていた。長男ハジメは片思い、妹の幸子はときどき巨大化した自分を見てしまうことにとまどっていた。母親の美子は仕事復帰に悩みを抱え、父親は妻に取り残されたような感じを抱く。そんな春野家に美子の弟アヤノが帰省。彼はある決心をして帰ってきたのだが・・・。
銀河系からやってきた宇宙ガニが地球へと飛来した。しかしファーストコンタクトした人類はおバカな学生たち。その場のノリでコカインを吸わされクラクラとする中、カニは勢い余って学生たちの喉元をハサミでチョッキン!辺りは血の海と化してしまう。そうとは知らないリース刑事が現場に到着。捜査を進める内に薬物の存在と、カニによる犯行を疑い始める。ただ、“メザメ容疑ガニ”による犯行説を訴えても上司は一切信じない。裏付けのため水生生物の専門家に助けを求めるが、地元で最高の知識を持っているのはペットショップ店員のベイリーだけだった。2人は“キマってしまったカニ”の捜査を始めるのだがー。 ※本作はコカインを始め薬物を推奨する作品ではありません
近未来を舞台にカニバルゾンビがはびこる街で、誘拐されたおばあちゃんを救うため、ゾンビポルノが大好きなカール、レスリングに夢中なフレディ、カールの異母姉マギーたち3人が、極悪大企業コールマン社と戦う。
グラフィティに目覚めたJKと頑固のジジイとの戦争が勃発!!片田舎で繰り広げられるハートフルコメディ!!世界各国で活躍しているグラフィティ・アーティストSHIROによるグラフィティが作品を彩る!!映像、グラフィティ、音楽、あらゆるアートで一人の少女の『夢』を鮮やかに描き出す!!
熟レッド(麻丘めぐみ)、熟ブルー(月船さらら)、熟グリーン(なかじままり)、熟イエロー(藤川千景)、熟ピンク(岡田ひかり)…。彼女たちは、熟レンジャー!!彼女たちは平安時代に月に帰ってしまった、あのかぐや姫一族の末裔である。彼女たちは、DASA日本支局長の黒木(村田雄浩)からミッションを与えられる。それは、DASAの予算を仕分けしようとする民民党の国会議員・方丈連子(坂本三佳)の身辺調査だった。このままでは、DASAの予算が大幅に仕分けられてしまう。彼女のスキャンダルを見つけて、追い落とせ! 熟レンジャーは熟女の姿となり、普段はスナックに勤めながら連丈の監視を開始する。しかし、彼女の背後には驚くべき陰謀が…。日本を救え、熟レンジャー!!
かつてはアイドルスターとして一時代を築き、30代半ばとなった今でも人気DJとして活躍するヒョンス。高級マンションに暮らし、独身生活を満喫していた彼だったが、ある日、ファン・ジョンナムと名乗る若い女性が実の娘だと言って押しかけてくる。しかも、幼い息子キドンを連れて。彼女の突然の出現で、完璧だった彼の人生は今や風前の灯火となろうとしていた…。
毎日トラブルばかり起こしている19歳の問題児ジュンス。息子のあまりの素行の悪さに困り果てた両親は、彼を懲らしめようとわずかな生活費だけを残して姿を消してしまう。そんな最悪な状況の中、ジュンスは突然現われた赤ん坊ウラムの世話までするハメになり……。
都会でアーティストとして活躍していたノーヴアルのもとに突然、彼が5歳のときに蒸発したきり会っていない父親から「会いに来てほしい」という一通の手紙が届く。感動の再会に期待を膨らませ父親の暮らす海辺の家へと向かうノーヴアル。しかし、再会した父親は横暴で明らかに言動もおかしい。再会を待ち望んでいたようには到底思えない…。「この人は本当に自分の父親か?」―疑惑と恐怖感をいだき足早に島を去ろうとするが、衝撃の事実が発覚。事件に巻き込まれ島を出られなくなってしまったノーヴアルに次々と悲劇が襲いかかる…!
中年作家の親友は、まさかのスーパーヒーロー。友のピンチを(ある意味)救う!?売れない作家のリチャードは“キャプテン・エクセレント”という空想の友達がおり、いつも“彼”に悩みを聞いてもらう、という秘密を抱えていた。ある時、スランプを克服するため妻クレアの勧めで冬の間ロングアイランドビーチにあるコテージへ一人で滞在することに。滞在中、地元に住む17歳の少女、アビーに出会う。何かの縁を感じたリチャードは毎週金曜日、彼女にスープを作ってもらう、という奇妙な関係を始める。最初はいぶかしげなアビーも、段々とリチャードに心をひらき、彼女の複雑な環境を話し出す。実は彼女も“クリストファー”という空想の友達がいたのだ。スランプの作家と傷を抱えた少女。ある種の友情で結ばれた2人は、この環境から一歩踏み出そうとしていた…。
タカシは売れない映画監督。現在は妻子と別居中。ガンで入院していた兄マサルの看病という口実のもと実家に舞い戻っていた。日課はこれまた売れないシナリオライターで地元の悪友・藤村の焼きまんじゅう屋で起死回生のシナリオ作り。新作映画の企画が成立すれば、妻とヨリが戻せると信じているのだ。だが藤村にはどうにも本気感が見られない。どうやら新しく出来た彼女に夢中らしい。ある日、藤村がタカシに女の人を紹介したいと言ってくる。紹介された涼子はなかなかの美人で性格も良さそうだ。涼子のような女性と兄が付き合ってくれたらどんなに安心かと考えたタカシは、頻繁に会うようになる。ところが涼子はタカシに対し本気になっている様子。そんなとき、別居中の妻から離婚したいとの申し出を受ける…
自由に生きてきたホ・セクが選んだ道は、朝鮮初の男妓生(キーセン)!美しく整った容姿、優れた技芸、女を酔わす話術を兼ね備えた青年ホ・セク(イ・ジュノ)は、生まれ育った妓房が経営の危機に瀕していることを知り、女性客を相手にした〝朝鮮初の男性妓生〟になることを決意する。破天荒だが頼りになる相棒ユッカブ(チェ・グィファ)とタッグを組んで大胆な宣伝活動に乗り出すと、ウワサを聞きつけた朝鮮の女たちが店に押しかけ、たちまちセクに魅了されていく。順調に客数を伸ばしていたある日、セクは町で美しい女性へウォン(チョン・ソミン)と出逢う。これまでどんな美女にも心トキメくことはなかった彼が、自分の魅力に全くなびかないへウォンに急速に惹かれてしまい、猛アタックを開始するのだが……。
かつて甥を殺し王位についた世祖は、その行いから民の信望を得られず、そのうえ病を抱えて不安な毎日を送っていた。領議政ハン・ミョンフェは、王の人気と信頼の回復を図り、“世祖は天意によって選ばれた王である”と民衆に知らしめるため、噂を操ると評判の道化師たちを利用することに。元・漫談師のドッコをはじめ、それぞれに優れた才能は持ちながらも、恐喝まがいの“しのぎ”で食いつないできた5人の道化師たちは、渋々この仕事を引き受けることに…。
予備役兵士として人里離れた陸軍基地に配属されたカユ。やる気ゼロの彼は、天敵の鬼上官・リー軍曹の目を盗み、なんとかして訓練や任務をサボろうとする怠惰な毎日を送っていた。ある日、仮病を使うことを思いついたカユは、親友とともに向かった救護室でリー軍曹と鉢合わせ。そこへ瀕死の兵士が運び込まれてくるのだが、実は謎のウイルスに感染したゾンビであった。またたくまに阿鼻叫喚に包まれる救護室。同僚が次々とゾンビ化していくなかで、カユはリー軍曹と協力し、仲間を連れて脱出を図るという前代未聞のミッションを遂行しなければならなくなる。未熟なカユと頭の固いリー、互いに反目しあう二人は、最強ゾンビ兵士の包囲網をくぐり抜け、生還することができるのか。退路なしの死闘が始まる!
結婚式を控えた新郎サム。彼のバチェラーパーティーとして友人たち、通称「イケてる仲間たち」が用意したのは、週末のゾンビ・サバイバルゲーム。森の中で次々と襲ってくる元軍人たち演じるゾンビをペイントボールで倒していくというこのスリリングなゲームに参加するのは、臆病者のサム、楽天家マイルズ、親ばかのトビー、変わり者エリック、薬漬けのチーズ、サムを慕うアル、サムの妹の彼で皮肉屋のブランドン、そしてサムの義父となる元軍人のジェラルド。ジェラルドに嫌われているサムはいいところをみせようと奮闘するが、まったくうまくいかない。それどころかゲーム中にゾンビ役を誤って殺めてしまう!死体を隠すことにした彼らだったが悲惨な事故は相次いで…。果たして彼らはこの“ゲーム”で、生き残ることは出来るのか!?
都会の一隅にある、平屋の日本家屋。幼い頃から猫に好かれていたサヨコ(市川実日子)は、たくさんの猫たちと暮らしながら、心寂しい人たちと猫を引き合わせていきます。サヨコから猫を借りるのは年齢も境遇も異なる人々。夫と愛猫に先立たれた婦人(草村礼子)、単身赴任中の中年男(光石研)、自分の存在意義に疑問を感じるレンタカー屋の受付嬢(山田真歩)、サヨコと浅からぬ因縁を持ち、今はとある組織から追われる男(田中圭)。そして謎の老人(小林克也)の存在。彼らの心の隙間を埋める瞬間に立ち会いながら、サヨコにも次第に変化が訪れていきます。「レンターネコ、ネコ、ネコ。」都会の片隅でひっそりと営まれる1軒のレンタネコ屋が、今日もあなたに“レンタネコ”を届けます。
雇い主から依頼された殺しの仕事に失敗した3人の殺し屋と1人の妊婦は、銀行強盗を起こして逃走。しかし、砂漠の真ん中で車がエンストしてしまい、仕方なく近くの寂れた街に身を潜める。翌朝目が覚めると、銃を片手に珈琲をたしなむ異様な集団と遭遇する。そう、この街は血の気の多い無法者たちが取り仕切る危ない街だったのだ。一触即発、殺し屋と無法者たちの命をかけた銃撃戦が始まろうとしていた。
首相の息子が病に倒れてしまった。治癒するために取られたのは、縮小したサメを血管内に送りこみウイルスを駆逐させるというトンデモ作戦。そんな“縮小ザメ”を体内から除去するには、“縮小潜水艦”による除去が必要だという。制限時間は36時間。脱出できない場合は、サメも潜水艦も元のサイズに戻ってしまうという悲劇が待っている。しかし縮小ザメは、間違って清掃員キースの体内に送り込まれてしまい、さあ大変!前代未聞の珍作戦は果たして成功するのか―?
2001年10月、アメリカ同時多発テロのひと月後。ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民のクルナス一家の母ラビエのもとに、19歳の長男ムラートからパキスタンのカラチに行くという電話が入る。トルコから妻を呼び寄せる前にイスラム教の信仰を確かにしたいから、と。その後5日間も連絡を寄こさないムラートを心配したラビエは警察へ。しかし、警察はムラートの行動を怪しんでいるようで協力してくれそうにない。3か月後、ラビエが帰宅すると家の前に報道陣が待ち構えていた。ムラートが刑務所にいると記者から聞かされ、動揺するラビエ。追い討ちをかけるように、“ブレーメンのタリバン”という見出しでムラートのことが新聞の一面で報じられる。そして翌月の2002年2月、ラビエは、検察官のシュトッカーにある事実を言い渡される。「息子さんはキューバのグアンタナモ湾にあるアメリカ軍の収容所に移されました」「何それ?なぜそんな地の果てに?」コーラン講座のためにパキスタンを訪れたこと、持ち物、そしてムスリムの男性であることを理由に、ムラートはタリバンだと疑われているというのだ。5月、ムラートから初めて手紙が届き喜ぶラビエ。その手紙を携え、電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルト・ドッケの事務所を訪れる。急な訪問に困惑するベルンハルトだったが、手紙の送り元を見て表情が一変する。無事に協力を得られることになったが、そう簡単に事は進まない。ドイツの外務大臣はムラートがトルコ国籍であることを理由に難色を示し、トルコの法務大臣は直談判したにもかかわらず音沙汰無し。そんな中、ベルンハルトはラビエにあることを提案する。「アメリカ合衆国最高裁判所で政府を訴える集団訴訟に加わろう」ホワイトハウスに請願書を渡すため、ラビエはついにワシントン D.C.へ向かう――!
南イタリア、ナポリの沖合いに浮かぶ小さな緑の島。貧しい漁師の父親と二人で暮らすマリオ(マッシモ・トロイージ)は、チリから亡命してきた高名な詩人パブロ・ネルーダ(フィリップ・ノワレ)に、世界中から送られてくる大量の手紙を届ける郵便配達人の仕事を得る。丘の上に佇むネルーダの住まいまで自転車で通うのは大変だったが、マリオは女性からのファンレターが大半の“愛の詩人”に興味を抱いていた。温かみがありながらどこか厳しく、圧倒的な存在感を放ちながらも愛妻と甘い声で「アモール」と呼び合うネルーダに、マリオはたちまち惹きつけられる。ネルーダの詩集を取り寄せたマリオは、ネルーダの詩集を熱心に読みこむようになる。そして、ネルーダに感想を伝え、詩の内容について質問する。ネルーダは隠喩についてマリオに教えながらも、意味を理解することより感じることが大切だと説く。やがてマリオは自分も詩を書きたいと願い、自らの生き方や社会について考えるようになり、ネルーダと対話を重ねていく。ネルーダは、マリオの何ものにも染まらない、まっさらな感性に度々驚かされるのだった。そんな中、港のバーで働くベアトリーチェ(マリア・グラツィア・クチノッタ)に一目で恋したマリオは、ネルーダに助けを頼む。ネルーダはマリオの強引な態度に呆れながらもどこか憎めず、一肌脱ぐことになった。マリオの書いた詩の隠喩のお蔭でベアトリーチェはマリオに興味を持つ。二人の恋は燃え上がり、ネルーダの後押しもあって結婚が決まる。村中の人々がお祝いに集まった結婚式の日、ネルーダのもとにチリでの逮捕命令が取り消されたという報せが届く。ネルーダはチリへと帰国し、失業したマリオはベアトリーチェの店を手伝いながら、ネルーダからの手紙を待ち続けていた。だが、ようやく届いたのは、ネルーダの秘書からの荷物を送ってほしいという事務的な手紙だった。失望を胸にネルーダの家を訪れたマリオは、ネルーダが録音したテープを聴き直すうちに、どんなに多くの素敵なことをネルーダが残していってくれたかに気づく。5年後、島を再訪したネルーダとマチルデ。再会の喜びに胸を躍らせてベアトリーチェの店に立ち寄るが・・・。
昼は冴えない銀行員、夜はプロレスラーという二重生活を送る男の姿をユーモラスかつ哀愁たっぷりに描く。デホは要領が悪く情けない男。職場ではいつも厳しい上司にヘッドロックをかけられていた。そんなある晩、デホはさびれたプロレス館で選手募集のポスターを目にする。衝動的に入門を申し込んだデホは、以来、厳しいトレーニングに励み、上司のヘッドロックもかわせるようになり、ついに緊張のデビュー戦を迎えた……。
バレエカンパニーの研究生で27歳のフランシス(グレタ・ガーウィグ)は、大学在籍時の親友ソフィー(ミッキー・サムナー)とニューヨークのブルックリンで共同生活をしていた。ある日、彼女は恋人に一緒に暮らそうと誘われるが断り、その後別れることに。ところがソフィーがアパートの契約更新を行わず、引っ越しすると言ったことで……。
元カレの植木ヒロシを忘れることができない桜井三枝子(坂本憲子)。そんな彼女のもとに C800 星雲から宇宙人の犬塚チャコ(田口夏帆)が訪ねてくる。彼女の目的は宇宙中の女を泣かせてきた、スチャラカ宇宙人のヒロシ(田中陸)を母星に連れ帰ることであった。かくして、三枝子とチャコ、そして三枝子の婚約者である石橋和之(古矢航之介)の一行は、ヒロシを探す旅に出る。道中、危うく移ろう三人の関係性。そんな中、三枝子はついにヒロシを発見する。しかし、彼には同棲する谷栞(小板橋みすず)という別の女性の存在が。しかも栞は......。