別荘での壮絶な惨劇から数年。忌まわしき暴力から解放されたジェニファーは、アンジェラと名前を変え平穏な生活を送ろうとしていた。しかし、過去のトラウマは彼女の心に深く残り続け、未だに苦しむ日々だった。そんな時、彼女は性犯罪の被害者が集まるセラピーに参加することに。そこでマーラという奔放な女性と仲よくなるも、その矢先にマーラが何者かに殺され、さらに容疑者の男が証拠不十分で釈放されてしまう。警察も社会すらも守ってくれない現実を突きつけられた彼女は、唯一の親友の敵を討つべく、美しき復讐鬼として再び“狩り”を始める。
ニューヨークでモデルを目指すケイティは、無料撮影の広告を見つけ、ポートフォリオ写真の撮影をしてもらうことに。しかしカメラマン三人兄弟の長男イヴァンにヌードになることを要求され、違和感を覚えたケイティは撮影を中断し逃げるように帰宅。しかし翌日の夜、ゴミ出しの隙にケイティの家に侵入していた三男ジョルジーによって、レイプ被害に遭ってしまう。さらに助けを求める叫び声を聞きつけた隣人ジェイソンも、ジョルジーに殺されてしまう。その後、駆けつけたイヴァンにクスリを飲まされ意識を失うケイティ。その後、暗い地下室に鎖で繋がれた状態で目を覚ますと、次男ニッキに犯されている最中だった。
都会に住む作家のジェニファーは、2冊目の小説を執筆するため、田舎町の静かな森の奥にある別荘を借り、しばらく滞在する予定だった。しかし、単身での行動は地元の若い男たちの注目を集め、やがて彼らは彼女の別荘に侵入する。1人はカメラを回し、1人は童貞の仲間を焚きつけ、4人組の男たちは欲望のままに暴走。ジェニファーは無残にも凄惨な暴力の犠牲となる。一度は命からがら逃げ出すことに成功するが、助けを求めた保安官が男たちとグルだと判明。逃げ場を失い、精神的にも追い詰められたジェニファーは、男たちの目の前で橋から飛び降りるのだが…。
インフルエンサーのヘザー、ライリーと恒例のハイキングに出かけたサム。しかしその際、マスクを被った男に狙われ、命からがら生き延びる壮絶な体験をする。1年後、やっと学生生活に戻れたサムだったが、ある日、図書館で見知らぬ男に監視されていることに気づく。一方、自分たちが体験した出来事をドキュメンタリー映像にしたヘザーは、フォロワーが50万人に増えたと喜んでいた。そんなヘザーが、皆で大晦日に別荘で年越しをしようと誘ってくる。あまり乗り気ではないサムだったが、恋人のトッドに勧められ参加を決意。しかしその別荘をマスクを被った怪しい男が監視していた。不審がる住民を殺害したのを手始めに、同じようにマスクの男たちが集まり、別荘に侵入してきて…。
大人気TVドラマ「ドギー911」の主役スター犬のマーフィーは、テレビやCM出演で働きづめの毎日にウンザリ。所属する事務所の人間たちはマーフィーのことを“大金を稼ぐ金づる”としか考えておらず、撮影の時はチヤホヤするものの、仕事が終われば事務所の裏庭にある犬小屋に閉じ込めるような扱いだった。ある日、撮影が終わったマーフィーがいつものように車に閉じ込められていると、突然ロックが外れ車のドアが開く。愛情のない生活から脱け出すチャンスを得たマーフィーは、一目散に車から逃げ出すと、撮影を見学に来ていた子どもたちのあとを追いかけていく。一方、撮影現場から消えたマーフィーを追い、事務所の人間たちは彼の行方を追うが…。
家を失い、幼い娘と路上で生きるメイベン。娘を守る為、体を売ることさえ厭わない。一方、刑務所から出所したばかりのラッセル。故郷に戻るも、過去の罪が彼を苦しめる。絶望の中、偶然に出会う二人。ラッセルは、メイベン親子の過酷な状況に心を揺さぶられ、救いの手を差し伸べようとする。彼らを結びつけるのは、互いに知る由もない運命の糸だった…。貧困、差別、過去との葛藤…厳しい現実の中、復讐者が彼らを追い詰める。
向上心の高いジャーナリストのケイシーは、今日も誠実に仕事に取り組んでいる。ある日、大統領夫人特集記事の担当を上司に希望するも、先に動画サイトで男女の恋愛を説き、800万人のフォロワー数を持つライアンの著書を宣伝するための取材記事を書くよう指示される。婚約破棄したばかりで恋愛に過敏なケイシーは、その場にライアン本人が居合わせたことに気づかず、侮辱する失態を犯してしまう。憂鬱なまま取材を始めるケイシーは攻撃的な質問や態度でさらにライアンの機嫌を損ね、インタビューは途中で打ち切りに。このままでは仕事の成果が出せないケイシーだったが、ライアンからの提案で彼の恋愛指南を受けることを条件に取材を続けることを許されるが…。
インフルエンサーのタラは、自身のブランド商品をSNSやウェブで発信・販売しているが、売れ行きは伸び悩んでいた。さらに、テレビ番組の司会者オーディションも不採用が続き、母や妹からは独り身を心配される日々。さらにエージェントから、“SNSで影響力を高めることが重要”と言われ、焦りを感じていた。そんな矢先、初対面の独身男女が出会って結婚するリアリティ番組「ハッピリー・エバー・アフター」のプロデューサーから出演依頼が舞い込む。知名度アップのチャンスと考えたタラは即決するが、実際の結婚には乗り気でない。そこで、番組終了後に円満に別れる密約を交わそうと、こっそり相手の花婿ジョーに会いに行く。しかし、番組に応募したのは彼ではなく、一人娘のクインだった。突然の状況に困惑するシングルファーザーのジョー、そしてタラの計画は思わぬ方向へと進んでいく。
画家を目指しつつも現状は老人ホームの看護師助手の仕事に追われ気味なクロエに、ようやくチャンスが巡ってきた。大物画商に絵が認められたのだ。しかしその絵はホームの老婆リリアンから譲り受けたもので、誤って届けられたものだった。しかもリリアンは謎の死を遂げたばかり。さらにクロエは、絵のモデルとなった女性の夫から、彼の妻が殺されていたことを知らされるが、その直後に彼も車に轢かれて死亡してしまっていた。絵の隅には“V”の文字が記され、これはアルファベットではなく数字の5を指しているようだった。同じようにリリアンの荷物が置かれた倉庫から、肖像画のモデルが殺されている計3枚を見つけたものの、なぜか1枚目だけが見当たらなかった。謎を追う中、クロエはルークという男性と親しくなっていくのだが…。
ヘザーは北米でも名の知れた雪と雪崩の専門家。学生時代の親友であるエリックがモンタナ州のグレイシャー国立公園で働いており、彼の依頼でヘザーが開発した雪崩予測装置の設置に向かうことに。バカンスを過ごす予定だった姉のライリーも同行し、現地に到着すると、ヘザーは山岳救助隊への指導も頼まれることに。機械とデータを駆使して雪山に対処しようとする一方、救助隊のクリスは経験と知識、そして第六感を頼りに雪山に立ち向かってきた男で、2人は何かと衝突を繰り返すが、クリスの娘サマンサがヘザーに心を引かれ、次第にクリスも、都会育ちでありながら山を愛し、スキーの技術にも長け、科学者としても優秀なヘザーに好意を抱くようになる。
近未来、政府が機能を停止してから7年。世界は暴力に支配され、秩序は崩壊し、人々の自由は過去のものとなっていた。そんな荒廃した世界で、たった1人で生き抜いてきた少女ザイラ。物語は、彼女がゲイジという男と出会うところから始まる。荒涼とした砂漠地帯を歩いていたザイラは、バイクの修理をする男ゲイジを見つける。警戒して身を隠すが、一瞬の隙を突かれ、背後を取られていた。首にかけていたマスターリンクを見たゲイジは、譲ってほしいと取引を持ちかける。ザイラは、賞味期限の切れたスープの缶詰と引き換えにそれを渡す。その取引が終わると、ゲイジは言った。「生き抜くためには、もっと賢く戦うんだ」それが、ザイラの運命を変える始まりだった。
元空軍パイロットのジョンは、過去に悪天候の中で飛行機を不時着させる事故を起こし、第一線を退いていた。そんな彼に、大富豪デイビスから娘ロシェルの護衛として、オーストラリア旅行に同行する依頼が舞い込む。子守のような任務に不満を感じつつも、依頼を受けたジョン。しかし3万フィート上空で突然のハイジャックが発生。乗務員に扮装していた犯人グループが、ロシェルを誘拐しようと計画を企てていた。機内での激しい銃撃戦の末、主犯格の男を拘束したジョン。しかし傷ついた機体からは燃料が漏れ、さらに機長も重傷を負い、台風が近づく飛行機は操縦不能の危機に陥ってしまう。
父の訃報を受け、ネイサンとミラの兄妹は故郷サウスハンプトンへ帰省する。父は代々受け継がれてきた農地を売ろうとしていたが、ネイサンに「我々の先祖が殺したんだ。奴らは忘れてない」という謎めいた言葉を残し、海へと入り自ら命を絶った。ネイサンは普段から自身が溺れる光景や、海から上がってくる謎の女性の夢をよく見ていた。一方、ミラは父の遺志を継ぎ、土地を売ってドラッグ依存のネイサンの更生資金に充てようと考えていたが、父のもとで働いていたアリスとスカーレットの姉妹がミラに接近。そのアリスがネイサンに向かって、「忘れてないわ」とつぶやいてきて…。
退役記念に仲間たちと飲み歩き、放蕩していた元軍人のマット。だが酔った勢いでトランスジェンダー女性を殴ったことで逮捕され、5人の仲間とともに留置場に拘留される。しかし翌日、発祥元不明の病の感染爆発により、街中はゾンビだらけに!署内で武器を手に入れようとしたマットたちは、ゾンビに襲われた元軍人から「レンジ15に行け」と言われる。その言葉に従い、警察に没収されていた車を調達し、ゾンビを撃退しながら、絶滅危機時の軍事拠点レンジ15を目指して進む。その道中、車の荷台に積まれていた毒蛇の精液入りウイスキーがゾンビを人間に戻す効果があることが発覚!その治療薬をレンジ15の科学者に届け、果たして彼らは人類の救世主となることができるのか?
アメリカ東部のクラークスバーグに暮らすシャーロットと、西海岸のカルバーシティー在住のブランドン。2人はドラマ「スイスの女警官」の熱心なファンだが、もともとは全くの他人だった。シャーロットは小学校の教師で、14年間交際し結婚を考えていた恋人に裏切られる。一方、ブランドンは知人と動画制作会社を経営していたものの、クライアントを失い多額の借金を抱えることに。さらに恋人に浮気され、人生のどん底に落ちていた。そんな2人がオークションサイトでのやり取りをきっかけに急速に意気投合。そしてある日、旅費は折半という約束のもと、シャーロットがブランドンに会いに行く。2人はたちまち恋に落ち、電撃結婚。しかし、お互いに“理想の相手”を演じようとするあまり、誇張やウソを重ねてしまう。そんな関係も長くは続かず、結婚からわずか10日後、ついに互いの秘密が明らかに…。果たして2人の結末は?
黒魔術を愛する少女フェイは、人気の高校教師ジョーンズに密かな想いを抱いている。問題児エリースとその取り巻きは、フェイの恋心を利用して残酷ないたずらを仕かける。ジョーンズや他の生徒の前で恥をかかされたフェイは、エリースたちに復讐しようと黒魔術の儀式でキューピッドを召喚する。「愛を消滅させたい」というフェイの願いに呼応したキューピッドは、バレンタインデー当日に高校に現れる。外部との接触を断たれ、キューピッドの毒矢と猛攻に次々と倒れる教師と生徒たち。果たしてフェイたちは、全滅する前にキューピッドの呪いに打ち勝ち、高校から脱出することはできるのか。
元科学者でSF作家のチャーリーは、新作のプロモーションツアーで各地を回っていた。彼の小説は異常気象をテーマにしているが、ある日それが現実のものとなる。地球温暖化の影響を食い止めるために政府が秘密裏に行っていた気象操作実験が暴走し、突如として猛烈な冷気を伴う竜巻“アイス・ツイスター”が発生。街が氷と雹に襲われ、多くの人々が危険にさらされる。チャーリーは、かつての同僚である科学者のジョアンが所属する研究チームと協力し、事態を収束させる方法を探ろうとする。しかし、暴走した人工気象システムは制御不能となり、さらに強力な氷の嵐を生み出していく。
自動車ディーラーのアルマンドは、一見魅力的な男性だが、裏では恐ろしい秘密を抱えていた。彼はジュリア、ジェシカ、エリンという3人の女性を地下室に監禁し、自身の“妻”として生活させていた。彼の狂気的な目的は、“本物の家族”を作ること。そこで唯一の血縁である弟のダニエルに女性たちの世話を任せ、自らは絶対的な支配者として君臨していた。一方、狭く暗い空間に閉じ込められ、外界と隔絶された生活を強いられる3人の女性は、アルマンドの暴力と圧倒的な支配の中で、彼の狂った世界に抗うこともできず自由への希望を失いかけていた。そんな時、ジュリアがアルマンドの子を身ごもったことで、“家族”のバランスが崩れ始める。
インディアナ州北部に竜巻注意報が出始めた頃、大麻の売人ケビンがクロエに儲け話を持ちかけた。その連絡を受け、クロエはその夜、ケビンが指示する豪邸へ赴いた。まもなくして彼のバンド仲間スチュも到着。しかし肝心のケビンがいない。どうやら遅れて来るようで、それまでの間、ハッパでハイになりながら徐々に打ち解けていく初対面の2人だったが、やがてスチュはプールに浮かぶ4つの生首を発見する。それは邸宅に住む家族4人のものであり、歌詞ネタのスチュのメモに記されたとおりの惨状であった。それに気づいたクロエは恐怖に慄き走って逃げるが、力及ばず拉致されてしまう。
電気店を営むアレックは、両親と双子の兄チャーリーを亡くして以来、ギャンブルや女遊びに溺れ、もはや崖っぷちの人生を送っていた。そんな時、突然、母方の伯父と名乗るレイモンドという男が現れ、もしアレックがカナダのノバスコシア州に引っ越して1年間暮らせば、8万8950ポンドの借金を肩代わりするという。すったもんだの末、その申し出を受けたアレックはレイモンドの家に移り住み、獣医のセシリアと共に働き始める。その直後から、アレックのもとを訪ねる住民たちは皆、なぜか不思議と病気やケガが治り癒されていくのだった。だが当のアレック本人はそんな力があるわけないと一向に認めず、レイモンドから自分が“ヒーラー”であることを聞かされても拒絶してしまう。そんな矢先、アレックは末期ガンの少女アビゲイルと出会う。
オースティンは幼い頃、家族に捨てられ、児童養護施設で孤独に生きていた。20数年後、オースティンはボクシングライトヘビー級チャンピオンの座を懸けて四角いリングへ上がっていた。激しい戦いの末、新チャンピオンに輝いたオースティンを祝うホームパーティーでは誰もが彼を褒め称え、オースティンは幸せの絶頂にいた。しかし、そんな幸せは一夜にして崩れ去る。パーティーに来てオースティン邸に泊まっていたトレーナー・エディの一人娘アシュリーが、ベッドルームで変死している姿が発見された。責任を感じたオースティンは罪を背負い刑務所へ。4年後、刑期を終えたオースティンは彼を待ち続けた恋人デイナとやり直しを始めるが…。
新進気鋭の画家エレンは、100パーセントの成功率で理想の相手が見つかると噂のデート相手紹介サービス“エタニティ”から招待を受ける。会員は理想の相手が見つかった後に他の誰かを会員に推薦できるが、推薦者は永遠に秘密で、その招待も一度きりという規則があった。しかしエレンに紹介されたのは、仕事先で会った企業弁護士ウィルだった。彼はエレンが描いた絵を飾るビルのオーナー一族の1人で、芸術を理解せずに嫌味な態度を取った嫌な感じの男性だった。30分以上デートする規則を最低限守るも噛み合わずに別れた2人は、翌日エタニティに返金を迫ろうと向かうが、そこに会社の実態はなく…。騙された2人は、協力してエタニティを探す中で次第と惹かれ合うのだが、ウィルはエレンに重大な秘密を隠していた。
ある冬の晴れた日、ジェイミーは愛する妻ジュールスが眠る墓の前で佇んでいた。交通事故でジュールスを亡くして以来、彼の時間は止まったまま。しばらくすると、ジュールスと双子の姉妹だったエヴァが現れる。愛する妻と双子の片割れを失ったと悲しみを共有し合う2人は、ジュールズの魂を取り戻す儀式を行う決心を固める。数ヵ月後の夜、ジェイミーとエヴァはジュールスが亡くなった場所へと車で向かった。しかし儀式が進むにつれ、エヴァは何か違和感を感じ始めてしまう。そして、儀式が成功したかに思えた瞬間、事態は恐ろしい方向へと進んでいく。
過去にいじめに遭っていたジェニーは、母エリッサの母校フォックスワース大学へ転入することに。初登校の日、多くの学生が大学構内を行き交うなかで、ジェニーはある女子学生グループに目を奪われる。ピンクの華やかな服装の集団が気になったジェニーだったが、地味な自分には縁はないと、その集団を横目にただ通り過ぎる。そんな折、学生寮のルームメイト・トビーとの関係も良好に始まったジェニーの新生活がスタート。ただ、学業の成績が振るわない日々に悩んでいた。そんな悩みをトビーに打ち明けると、彼女から”アテナ”と称する学生クラブの勉強会に誘われる。トビーに連れられ向かった先には、あの華やかな女子学生グループのメンバーが集まっていた。
グレイ・ウォッチ研究所で、強力な電磁波によって物体を不可視化する極秘裏の実験、“フィラデルフィア計画”が行われていた。それは、第ニ次大戦中に米海軍が行った実験の再開だった。だがその影響によって、70年間も消息不明になっていた護衛駆逐艦エルドリッジが、突如現代に出現!博士の見解として、実験装置を起動させた際、巨大エネルギーが発生したことで重力の裂け目、そして時空の裂け目ができ、現代と70年前の磁場がつながり駆逐艦が現代に瞬間移動したとのことだった。駆逐艦はその後、シカゴ中心部やサハラ砂漠、イギリス西海岸などに出現し、世界はパニック状態に。駆逐艦とともにタイムスリップしたガードナー大尉は、孫娘モリーと出会い、壊滅の危機を阻止すべく、暴走する駆逐艦の制御へと務めるのだが…。
冒険好きの旅行ライター・レイは、他企業との合併により雑誌の読者層を広げたいと考えている上司から、モルディブの水中リゾートへの取材を命令される。冒険のない旅に不満を持ちながらも“任務”だと割り切ろうとしていたレイだったが、さすがにリゾートホテルの体験プランナー・ジャレッドから提案された体験プログラムは、冒険とはかけ離れたもので彼女の興味を引くものではなかった。それでもレイをいろいろな場所や体験プログラムに誘うジャレッドによって、冒険の旅とは違うリゾート地を楽しむ余裕が出てくる。と同時に、レイはジャレッドを意識している自分に気が付いてしまう。今まで“お1人様”に慣れていた自分の変化に動揺するレイだったが…。
武士道に傾倒し、「葉隠」を愛読するゴースト・ドックは、伝書鳩を唯一の通信手段としてひっそりと生きていた。しかし、かつての恩人で忠義を尽くしたイタリアン・マフィアと、ある日を境に壮絶な抗争へ突入していく。
コーヒーとタバコを囲みながら繰り広げられる、11のエピソードを綴った珠玉の短編集。個性豊かなジャームッシュ作品の常連俳優やミュージシャン、コメディアンや無名の新人までが登場し、それぞれが思い思いの話を展開していく。
NYで自由気ままに暮らしていたウィリーはある日、叔母の頼みでハンガリーから渡米した従妹のエヴァを預かることに。初めは噛み合わない2人だったが、同じ時間を過ごすうちに徐々に打ち解けていく。ウィリーの親友、エディも加わり3人の取り留めのない日々が始まった。
不良のジャック、ラジオDJのザック、そしてイタリア人のロベルトがニューオリンズの刑務所、同じ房のなかで出会う。ある日、偶然見つけた抜け穴から3人はなんと脱獄に成功。外の世界では行く当てもなく、目的地のない珍道中が繰り広げられていく。
会計士のウィリアム・ブレイクは、仕事を求めアメリカ西部の街、マシーンへと赴く。街では痴話喧嘩に巻き込まれ、殺人の濡れ衣をきせられたブレイクは逃亡の旅へ。道中出会ったネイティヴ・アメリカンのノーボディと共に、次々と襲いかかる敵を打ち負かし、気づけば彼は西部劇さながらのアウトローへと変貌を遂げていた。
ロサンゼルス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を舞台に、タクシーの車内で展開される、運転手と客との巡り合いをオムニバス形式で描く。地球という同じ星、同じ夜空のもと、それぞれ違ったストーリーが繰り広げられていく。
ニューヨーク大学在学中に卒業制作として撮影された、ジャームッシュ初の長編映画。主人公の少年、アロイシュス・パーカーは社会に適応できず、あてもなくニューヨークの裏街を彷徨う。途中、さまざまなアウトサイダーたちとの出会いと別れを繰り返し、彼は自己の旅の行先を徐々に見出していく。
ブルースとソウルとロック、そしてエルヴィス・プレスリーを生んだメンフィスの街を舞台に3つの物語が交差するオムニバス形式の作品。それぞれがそれぞれの場所で、同じ夜汽車を眺め、エルヴィスの「ブルー・ムーン」を聞き、翌朝1発の銃声を耳にする、ワンナイト・ムービー。
殺人罪で10年間服役し、出所したニコラス。いとこのマークの家に居候し、彼の店でバーテンダーとしての職を得るが、5年間は保護観察官の監視のもとに置かれるという決まりに縛られることに。そんな中、ニコラスはマジメに働き、店の同僚女性のキキといい仲になる。一方で、ニコラスのいる街はギャング団の抗争が起こっており、スマックという男が仲間とともに騒動を起こしていた。ある日、ニコラスの出所を聞いて、兄のウィルがマークのもとを訪ねてくる。10年前、ニコラスが殺人を犯したのは、当時の恋人のロザリンだった。彼女との間にできた子ども、ケビンが自分の子ではなく、兄と浮気されできた子だと知り、激高した結果の出来事だった。
嵐の太平洋上で、政府専用機が消息を絶った。その機体には米軍が極秘開発した“ロビタリアン”と呼ばれるロボットのプロトタイプが積まれていた。そのロボットは、生体力学に基づいて開発された特攻用の部隊となるはずだった…。24時間以内の回収指令を受けたタニー少佐率いるチームとロボットを開発した博士スーザンを連れ、機体の墜落現場である無人島に飛ぶ。しかしその頃、暴走を始めた2体のロボットは、自我に目覚め、人類に闘いを挑もうとしていた。
10歳の頃にアメリカに移住してきたエディは、そこで自分に優しくしてくれた少女にフラれてしまい、その反動で女性攻略に命をかけるように。そして、ついには“愛の伝道師”としてベストセラーの恋愛ノウハウ本を出版するに至った。しかしいつしか、エディの姿勢や言動が女性蔑視だとフェミニストたちから非難されるように。そんなある日、エディはホームレス風の謎の老婆からキスをせがまれ、それを拒んでいつものように行きずりの女性と甘い一夜を過ごしていた。しかし翌朝、何とエディの体は女性化していた!どうにかしてもとの男の姿に戻ろうと、例の老婆を探すべくホームレス施設を訪ね歩くがらちがあかず、やむなくしばらくの間、女性として生活することに決めるのだが…。
冬至の朝、夫マークとのデートを心待ちにしていたものの、残業のために中止の連絡を受けて落ち込む主婦のヴァル。そこに突然銃を持った男デニーが家の中に押し入ってきた。ヴァルは2人の息子たちの安全のため、車を要求するデニーの人質運転手となり、彼の元カノ・シェリーの実家へと向かう。彼女に愛想をつかされたデニーだったが、未練がましく追い求めていたのだ。既に友人を射殺していた彼はシェリーの母も殺害、その後もヴァルを連れて逃亡を続けながらシェリーを捜していた。一方、ヴァルが心配になり帰宅したマークは、脅える子どもたちから真相を聞かされて警察に通報。保安官と行動をともにしながら妻の行方を追っていた。そして事件はシェリーの耳にも届き…。
南アフリカのウクブエラ・エンドレ野生動物保護区。レンジャーとして働くメーガンは、その傍ら動物行動学の博士号を取るため、研究者としての活動をしていた。ある日、テーマパーク設計者のティムとカメラマンのダリウスが保護区を訪れる。次の日、メーガンがゲストを連れサファリツアーを行っていると、使用が禁じられているドローンが飛んでいた。ティムとダリウスがドローン撮影をしていることを確認したメーガンは、レンジャーとしてドローン使用中止を命令。その後、サファリドライバーをメーガンが務めることでティムとの距離が縮まるも、帰国が迫る彼との関係を進めることに躊躇していた。やがてティムの元恋人で新たにティムの上司となったエイミーが保護区に現れる。
岐阜県、関市。大禅寺の住職、根本一徹(46)のもとには、全国各地の自殺志願者から日々、インターネットや携帯電話を通じて、救いを求めるSOSが届く。自殺未遂を繰り返し、自暴自棄になって大量の精神薬に逃げ込む男や女たち…。彼らに共通するのは、日常生活で追いつめられ、家族や友人を頼ることもできず、自分を不要な人間だと思い込む「孤独な心」。かつて身近な三人の自殺という壮絶な体験をした根本は、彼らが絞り出す言葉に静かに耳を傾けるが、すべてを犠牲にする彼の活動は限界にきていた…。
ビデオゲーム中の登場人物ブックスは、アメリカ兵としてベトナムのゲリラ兵や、ボスに立ち向かっていた。幾度となく生き死にを繰り返し、戦いが繰り広げられる世界に苛立つ彼は、ある日謎の老人に出会う。老人と語り合ったブックスは異なる生き方を模索し……。
母親の死をきっかけに、夫と共に生まれ育った家に引っ越してきたクレア。ミスコンでの優勝経験を持つ母親は、クレアにも自分と同じ道を歩ませようと、幼いクレアに過剰な負担を強いていた。虐待のトラウマが蘇ったクレアは、恐ろしい幻覚に悩まされるようになる。夫の仕事が増えるにつれ、クレアの幻覚は徐々に現実を蝕んでいき、やがて1人の少女が現れる。クレアにつきまとう少女は何者なのか?クレアは、子どもの頃の心のよりどころだった壁の向こう側の想像上の友人・ベサニーの存在を思い出すが…
5年前のある事件から自宅学習していた喘息持ちのスカイは、大学受験前に優等生コースを履修するため高校へ初登校。そこで幼馴染のマーニーと再会したスカイは、女子バスケ部の記録係に誘われる。その後、マーニーやヘザーら部員たちから、着ない洋服の販売を手伝ってほしいと頼まれ、フリマサイトで出品作業をしたスカイはチームメイトとして扱われるように。しかし売っていたのは万引き品で、記録係の前任者シェリーは行方不明となっていた。女子高生には不釣り合いな洋服の数々を不審に感じてマーニーを問い詰めるも、攻撃的なヘザーから「抜けるなら警察に突き出す」と脅されてしまう。謎の影がつきまとい、両親やバスケ部の顧問もスカイの不審な行動に目を光らせる中、思わぬ真相を知ることになり…。
病気で診療ができなくなった父親の代わりに妻サラと故郷に戻ってきたマイク。マイクたちは一時的な帰郷と考えていたが、実家の眼科診療所を継ぐために戻ってきたと喜ぶ両親をマイクは複雑な気持ちで見ていた。彼がそんな気持ちになるもう1つの理由、それはマイク自身も病魔に冒されており、診療を続けることが困難になってきていることだった。病魔の進行に悩むマイクは相談をしていたライアン医師から、ヴィルマという女が主催する、とある集いに参加するよう勧められる。そこでマイクは自分と同じ病気に冒された人たちが互いの支援を目的とした”チェイン”と呼ぶ秘密裏の活動を行っていることを知る。その活動に興味を持ったマイクは、早速同じ参加者のレベッカと接触するのだが…。
マンハッタンで暮らし、ユニオンスクエアパークで散歩や瞑想をしたり、ヨガ教室に通うなどして過ごす休職中の元俳優リッキー。高校の同窓会の招待状を受け取った彼は、高校時代に同級生のトラヴィスに負わされた大ケガのトラウマから、自身の暗い内面と対峙せざるを得なくなっていた。スピリチュアルなことにも関心が強いリッキーは、翌日、街中で因縁の相手トラヴィスを見かけ、妙な気を感じて動揺する。そんな中、長期旅行から帰ってきた親友の刑事アンディに、クラブへ誘われる。ハイになって公園で寝てしまったリッキーは翌朝、写真家のナタリーに起こされる。彼女は以前、リッキーを公園で見かけており、その際、密かに写真を撮影していた。意気投合した2人は惹かれ合うのだが…。
アマゾン川で観光船を営むジャッキー。彼女が企画するアマゾンのジャングルや、先住民たちの村を探検する5日間の旅に参加したのは、母マギーと娘レイラの2人連れに、ネタ探しのために乗り込んできた新聞記者の老父ロメロ、そしてマチャドとシルヴァの2人組の男たちだった。この2人組は数日前、ブラジル・マナウスの牧畜会社で強盗を働きセスナ機で国外逃亡するはずが、何者かにカネを奪われてしまっていた。そのセスナ機が森の中に墜落したことから、アマゾン川を行くこのツアーに参加したのだった。そうとは知らないジャッキーたちだったが、ロメロがマチャドを強盗犯ではと怪しんだことから、ツアーは恐怖に包まれていく。
父親の再婚と継母の妊娠で家に居場所がなくなった少女ホープ。セクシーモデルに憧れる彼女はかつてベビーシッターだったペイジと連絡を取り合い、親には内緒でハリウッドへと向かう。ペイジと合流したホープが連れて行かれたのは、仮住まいだと言うホテルの一室。部屋の中にはペイジの友人デスティニーと男がいたが、ホープを見ると2人とも出て行ってしまう。翌朝、二日酔いの重い頭を持ち上げ起きたホープ。スマホを確認するが、父親からの連絡はなかった。自分の娘が家出をしたことに興味がない事実に傷つきながらも、次第とハリウッドの華やかなで自由な生活と、ペイジとの快楽に身を委ねるのだが…。
幼き日に自分が強盗を見過ごしてしまったことから父が破産し、ついには自殺するさまを目の当たりにしたヴィンセント。やがて成長した彼は神父となり、弟のマイケルとともに車の移動懺悔室で布教活動を行うように。しかしヴィンセントは罪を犯して懺悔に訪れた者たちを殺害することで許しを与え、マイケルとともにその遺体をバラバラにしては捨てていくサイコパスと化していた。ヴィンセントは強盗が奪っただけのお金を献金で集め、亡き父に懺悔しようとしていた。だが、兄の異常な行動にマイケルは嫌気がさしていた。そんな兄弟のもとを、男女を問わずベッドを共にしては殺害を繰り返す女メアリーが訪れ、助手として働かせてほしいと近寄ってきて…。
ブルジョアの妻エレナは、帰宅した夫エドゥアルドから突然一家が破産したことを告げられる。娘のブランカは能天気にも、破産の真実を受け入れず今夜のパーティーの件で頭がいっぱいの様子。しかしすでに、家中のすべてのものが銀行に差し押さえられ、3日以内には何もかも手放さねばならなかった。使用人のルシアは今月給料をもらえるかどうかを気にしているが、どうやらその見込みもなさそうだった。やがてエドゥアルドは自分にかけられている多額の生命保険を入手すべく、自分を殺してほしいと相談を持ちかけるが、妻も娘も本気にしてくれない。しかし彼は睡眠薬を飲んで枕の傍らに遺書と銃を置いて眠りについた。あとは誰かが手袋をはめて、彼の頭部に銃弾を撃ち込むだけなのだが…。
グレースは父マイクと母レベッカとともに都会から田舎の牧場に引っ越してきた。都会の生活と違い家族で過ごす時間が増えたことを喜ぶグレースだったが、幸せは長くは続かなかった。数年後、マイクは軍に招集され戦地で死亡してしまう。大好きな父親の死はグレースの心を深く傷つけ、以来彼女は神への信仰を失い教会へと行くことを止めてしまう。信仰の厚いレベッカから教会に行くように何度も説得されるが、逆にグレースの心は固く閉ざしてしまう。彼女の心を唯一慰めてくれるのは、マイクが亡くなる前に贈ってくれた1頭の白い馬フェイスだけだった。しかし、レベッカ1人で牧場の経営を続けるのは難しく、牧場を残すためフェイスを売る選択を迫られる。
アメリカ・ネバダ州。ある日、謎の巨大植物が強烈なスピードで繁殖する異常事態が発生。その正体はエデンの園に生えていたとされる古代植物で、あらゆる不純物を浄化し、人類に終末をもたらす滅びの種ということが判明する。軍の攻撃も空しく、瞬く間に巨大植物に覆われてゆく大地の数々。植物博士ジョスリンは、研究を共にしていたかつての同僚、フレーム博士が“エデンの園の種”を蘇らせたと知り、研究所へ向かうのだが…。