20歳のルーシーは、男の子とキスをしたことも、働いたことも、本当の友人を持ったこともなかった。彼女のいちばんの―おそらくただ1人の―理解者は、母親のクレア。ルーシーを外の悪い世界からずっと大切に守ってきた。自分の末期の病さえも隠しながら…。クレアの妹ケリーは、手遅れになる前に娘に本当のことを告げるようにと急かす。何かが母に起きていることに気づいたルーシーは、早く自立した大人にならなくてはと、焦って就職面接を受けに行く。その道中で目にした「フェリーニ映画祭」と題されたきらびやかで怪しい劇場。吸い込まれるように入っていったその場所で、『道』にまたたく間に心を奪われる。これまで慣れ親しんだハッピーエンドとは違う、巧妙に不可解に作られた悲喜劇。フェリーニの魅惑の世界にのめり込んだルーシーはいてもたってもいられず、フェリーニを探すためイタリア各地を巡る旅へ出る。そこで待ち受けるのは、フェリーニ作品の世界に迷い込んだようなファンタジーや悪夢、胸高鳴るラブストーリー。彼女の発見の旅と人生は、段々と死の足音が近づいている母クレアとは対照を成す。離れていても繋がっている二人。真実と虚構が幻想的に絡み合いながら、ルーシーの「フェリーニを探す旅」は最終地点へと向かっていく。
男一人、酒浸りになりながらバーを営むサル(ブライアン・クランストン)と、破天荒だったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だった旧友のドク(スティーヴ・カレル)が突然現れる。2人にドクは、1年前に妻に先立たれたこと、そして2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅への同行を依頼する。バージニア州ノーフォークから出発した彼らの旅は、時にテロリストに間違われるなどのトラブルに見舞われながら、故郷のポーツマスへと向かう――。30年前に起きた悲しい出来事をきっかけに出た再会の旅。語り合い、笑い合って悩みを打ち明ける旅路で、3人の人生が再び輝き出す。
アメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは惰欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは。
カルト集団とも言われる自給自足の村“アルカディア”を10年前に脱走し、今は街で暮らしているジャスティンとアーロンの兄弟。しかし幼い頃から特殊な生活をしていた2人は、世間にうまく馴染めず、友人も恋人も居ない。そんなある日、兄弟は再び村を訪れる決心をする。不思議なことに、アルカディアの住人の外見は10年前とまるで変わらないように見えた。やがて2人は次々と村で起こる超自然的な出来事を目の当たりにする。
ハワイ沖を哨戒中のアメリカ海軍駆逐艦が、沈没したロシア潜水艦を発見。潜水艇で生存者の救助に向かったリンチ中佐は、海底で巨大なサメと遭遇する。それは数百万年前に絶滅したと信じられていた、古代鮫“メガロドン”だった。リンチたちは脱出を図るが、潜水艇ごとメガロドンに飲み込まれてしまう。このままではメガロドンはハワイに到達、恐るべき被害が出ることは間違いない。ヤツの体内から潜水艇を救出し、モンスターを倒せるのか?兵士たちは、壮絶な戦いを挑むが……。
後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦。2014年6月、その内戦において過激思想と武力で勢力を拡大する「イスラム国」(IS)がシリア北部の街ラッカを制圧した。かつて「ユーフラテス川の花嫁」と呼ばれるほど美しかった街はISの首都とされ一変する。爆撃で廃墟と化した街では残忍な公開処刑が繰り返され、市民は常に死の恐怖と隣り合わせの生活を強いられていた。 海外メディアも報じることができない惨状を国際社会に伝えるため、市民ジャーナリスト集団“RBSS”(Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)が秘密裡に結成された。彼らはスマホを武器に「街の真実」を次々とSNSに投稿、そのショッキングな映像に世界が騒然となるも、RBSSの発信力に脅威を感じたISは直ぐにメンバーの暗殺計画に乗り出す――。
若き新聞記者のキャムは、本物の人魚姫がいるという噂を耳にし、姪のエルと共に、アメリカ南部のミシシッピにあるサーカス団を訪れる。そこで出会ったのは見世物として捕えられている本物の人魚姫エリザベスだった。エリザベスと仲良くなったふたりは、彼女がサーカス団の団長にだまされて心を奪われ、囚われの身になっていることを知る。エリザベスを何とか救い出そうとするふたりは、人魚姫にかけられた魔法と、サーカス団に隠された秘密を見つける。
USハードコア・パンクをMINOR THREATで開拓したイアン・マッケイ(vo、g)がポスト・ハードコアを実践すべく80年代後半に始めた、ワシントンDC拠点のFUGAZIの映像作品。インテリジェンスに富むバンドながら肉体的な表現が身上であることを示す1987~1998年のライヴが中心で、その様々なシチュエーションにFUGAZIの意思が表れている。レコーディングのシーンも織り込み、メンバーのインタヴューからは我が道を行く率直なアティテュードが伝わってくる。“信者”のようなファンも多いが、それ以外の観客を映し出すところも波紋を投げかけるFUGAZIのパンク精神そのものだ。FUGAZIの音楽と同じくプリミティヴな撮影で生々しさが醸し出され、適度に挿入したモノクロ映像も彫りの深い仕上がりに一役買っている。発言部分だけでなく歌詞も日本語の字幕付だが、言葉に頼った説明的なドキュメンタリーとは一線を画し、詩情が滲む寡黙な名作である。
ある夜、ロサンゼルス上空に、耳をつんざく謎の音と、緑色のまばゆい光が発生する。その現象は世界中で確認されており、政府は警戒を促したが解明には至らず、人々は混乱に陥っていた。音の収集が趣味のロレインは、かつて所属していた未解明事象研究会からの依頼で、その現象の調査を手伝うことに。そして、仲間と共に訪れたインディアナ州で、異常な音を検知するのだった…。その時、彼らの前に巨大なUFOが出現!さらに、世界中で同型の飛行物体が出現し、街を破壊していくのだった。果たして彼らは生き延びることができるのか…。地球外生命体の目的は一体何なのか…。地球の命運をかけた、空と地上の戦いが始まる!
6歳のムーニーと母親のヘイリーは定住する家を失い、“世界最大の夢の国”フロリダ・ディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルで、その日暮らしの生活を送っている。シングルマザーで職なしのヘイリーは厳しい現実に苦しむも、ムーニーから見た世界はいつもキラキラと輝いていて、モーテルで暮らす子供たちと冒険に満ちた楽しい毎日を過ごしている。しかし、ある出来事がきっかけとなり、いつまでも続くと思っていたムーニーの夢のような日々に現実が影を落としていく―
オスマン・トルコの小さな村に生まれ育ったアルメニア人青年ミカエルは、医学を学ぽうと首都イスタンブールの大学に入学。フランス帰りのアルメニア人女性、アナと惹かれ合うが、彼女にはアメリカ人ジャーナリストの恋人クリスがいた。第一次世界大戦とともにアルメニア人への弾圧が強まり、ミカエルは強制労働に送られてしまう。からくも脱走し、故郷に向かったミカエルは、アルメニア人に対して虐殺が行われている現実を目撃する。ー方クリスはトルコの蛮行を世界に伝えようと奔走し、アナも行動を共にする。それぞれの信念のもとに激動の時代を生き抜いた3人。ミカエルとアナ、クリスの愛の行方は?そして追い詰められたアルメニア人たちの命運は―?
当時夫婦であったティッピ・ヘドレン(ヒッチコックの『鳥』)とノエル・マーシャルが主演(マーシャルは監督と脚本も)で、二人の娘であるメラニー・グリフィスやノエルの実の息子ジョンとジェリーも出演したアニマル・パニック・ファミリームービー。
1967年7月、暴動発生から3日目の夜、若い黒人客たちで賑わうアルジェ・モーテルに、銃声を聞いたとの通報を受けた大勢の警官と州兵が殺到した。そこで警官たちが、偶然モーテルに居合わせた若者へ暴力的な尋問を開始。やがて、それは異常な“死のゲーム”へと発展し、新たな惨劇を招き寄せていくのだった・・・
16歳になり、身も心も男の子として生きたいと決断した主人公レイ、シングルマザーのマギーは、「突然、息子を育てることになるなんて・・」と、動揺を隠せない。共に暮らすレズビアンのおばあちゃんのドリーもレイのカミングアウトをイマイチ理解ができないでいる。一方、髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きしてくるレイ。そんなある時、驚くような“家族の秘密”が明らかになる―!
1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナ夫妻は、ヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいた。ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人たちを次々と救出し、動物園の檻に忍び込ませる。この“救出活動”がドイツ兵に見つかったら自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまう。彼らはいかにして300もの命を救ったのか―。
舞台は地球の植民惑星となった火星。戦争とは無縁のこの星で、歴戦の猛者リコは“はぐれ小隊”と呼ばれる落ちこぼれ新兵の訓練に当たっていた。だが、平和であるはずの火星に、突如バグの群れが出現する。背後には、地球の総司令官の陰謀が潜んでいた。戦士の自我を取り戻すため、そして火星を守るため、リコははぐれ小隊を率いて立ち上がる。先に待つのは救済か、地獄か――!?”
物語の舞台は、戦時中のとある国。主人公コスタは、毎日ロバに乗って銃弾をかわしながら前線の兵士たちにミルクを届けている。コスタは村の人々に慕われ、戦争が終わったら穏やかな将来が待っているように思われたが、ある日、村で一番の英雄・ザガの花嫁になるために現れた謎の美女と出会い、激しい恋におちる。その女性のある過去によって、村は襲われてしまい、2人の逃避行がはじまる。
幼い頃のある事件で心に大きなトラウマを抱えてしまったニック。大人になった今なお、彼はその恐怖に苛まれ、恋人ビクトリアとの結婚を決断できずにいた。クリスマスイヴの日、祖父から相続したままになっていた古びたアンティークショップの戸棚から小人の人形と名前が書かれた謎のリストを発見する。ほどなく、人形は常にニックの傍に存在し、周囲の人々は次々と壮絶で悲惨な最期を遂げていく。自分の過去と関係していることに気づいたニックだったが、時すでに遅く、その人形は容赦なく人間たちを襲い続ける。その魔の手はニックにもおよび…。
アメリカ東海岸のワシントンD.C.は、ロックの歴史にも刻まれてしかるべきパンクの新しい流れが始まった都市である。音楽的にはバッド・ブレインズが道を切り開いて80年代初頭にマイナー・スレットがリードしたハードコア・パンクと、一部エモともリンクしながら80年代後半に広がったフガジに代表されるポスト・ハードコアだ。さらにD.C.は精神面でもパンクを進化させた。70年代のパンクのDIYスピリットを徹底して自主的なレーベルやライヴの活動を展開し、文句を言うだけでなく自らポジティヴなライフ・スタイルも実践。ダーティなイメージが強かったパンクの価値観も塗り替え、ハードコアにまつわるマッチョなアティテュードとは別のアプローチで攻め、パンクとオルタナティヴ・ロックの橋渡しもした。そういったD.C.の80年代の流れを、当時のライヴ映像を絡めながら多数の当事者たちがほぼ総出演して綴っていく映画である。
米国ロサンゼルス。ハリウッドとビバリーヒルズを結ぶサンセット大通りの一角に佇む「サンセット・ストリップ」と呼ばれるエリア。『ロック・オブ・エイジズ』の舞台となったこの地区は、今日に至るまで、音楽を中心とする様々なカルチャームーブメントを世界に発信し続けている。禁酒法が制定された20年代に開拓され、売春宿「マダムフランシス」が名を馳せたのちに40年代には世界的ナイトクラブシーンへ発展。マフィア抗争で揺れ、若者らが暴動に走り、グルーピーとドラッグに溢れ、セックスアンドロックンロールが蔓延。80年代ファッションが注目され、90年代にはヒップホップとグランジが君臨。光と影に覆われた激動の時代を経て今なお、夢と希望、栄光と挫折が共存するこの偉大なストリートのヒストリーを、この地に親しんだミュージシャンやハリウッドセレブなど、数々の著名人たちの言葉とともに振り返る。
スウェーデン人のドキュメンタリー映像作家、イデルフォンソ。この物語は、彼が撮影し、彼と友人スクールが実際に体験した活動記録である。リサーチャーのスクールは数年前に、ヒトラーの周囲に居た人々のインタビュー番組を目にした時に、彼らが真実を語っていない、という確信を得た。そこから『第二次世界大戦終戦時に包囲されたベルリン市の総統地下壕内で自殺』という一般的概念は実は嘘で、ヒトラーがひそかにアメリカへ逃亡し生き延びていた、という仮説から逃れられなくなる。友人の映像作家・イデルフォンソに声をかけ、二人は真実を突き詰めるべく、ニューヨークへと向かう。アメリカでアドルフの足跡を追い、当時の関係者や専門家をたどってインタビューを重ねるごとにその仮説は真実味を帯びてくる。実はアドルフは、アメリカの文化と社会に大きな影響を与えていた人物「アドルフ・ミュンヘンハウザー」と同一人物だったのではないか?!エンタテインメント界、宇宙開発、大手ファーストフードチェーンの設立。ひいては、アメリカの国家的モニュメントとも言える歴代の大統領を掘ったラシュモア山の改装まで…。誰も知らなかった真実が次々に解き明かされていくなか、二人はアメリカの国家情報機関から追われる身となるのだった。そのとき、二人がとった行動とは?!そしてスクールを襲った悲劇とは…?!
サンフランシスコの小さな南町では保安官ポールが霧の中家に車を走らせている。その時彼は事故で一人の日本人男性の歩行者にぶつかってしまう。同時に日本人のミステリー小説家、アカホリ アヤ(藤谷文子)は彼女の新作、お金儲けのために書いた世界的に有名な「たかべ検査官」シリーズのプレスツアーから逃れるためにサンフランシスコに旅行に来ていた。孤独で精神的に弱っていた彼女はミステリアスなリノから日本人旅行者(北村一輝)と情事を始める。彼女の新しい彼氏はカリスマ性があり、魅力的で、、、しかし不意にスーツケースと謎を残しホテルから消えてしまう。
愛する妻と3人の子供たち。マックの幸せな人生は、最愛の末娘ミッシーがキャンプ中に誘拐されたことで終りを告げる。捜索から数時間後、廃れた山小屋で彼女のドレスが発見される。そこに残された証拠から、警察が追い続ける連続殺人犯の凶行であることは間違いなかったが、ミッシーの遺体が見つかることはなかった。年月がすぎても、マックは深い悲しみから抜け出せず、妻や子供たちとも距離ができ、家庭は崩壊寸前だったが…
父と子の世代差のカナダ人浮世絵職人とアメリカ人デザイナーが日本のビデオゲームキャラクターからインスパイアした、新しい浮世絵の作品を作って世界で大人気。『浮世絵ヒーローズ』は、彼等の1つの作品ができるまでに密着したドキュメンタリー!
プエルトルコのパロミノス島。青い海と輝く太陽に恵まれたこの島は、絶えず観光客で溢れていた。平和な日々が続く中、突如地元警察に人間が鮫に襲われたという通報が入る。スターリング警部が現場に駆け付けると、誰も乗っていないクルーザーには、血痕とカメラだけが残されていた。そして、カメラに残された写真を見ると、そこには頭が4つある鮫が写っていた。スターリングは海洋学者のヨーに協力を仰ぎ、研究意欲を掻き立てられたヨーは元同僚のレッドと鮫を捕まえるために海へと向かう。しかし、その恐ろしさは彼女たちの想像を遥かに超えていた―。
アメリカン・フットボールの最高峰、NFL。ニューオーリンズ・セインツのスティーヴ・グリーソンは特別なヒーローだった。ハリケーン“カトリーナ”に襲われたニューオーリンズの災害後初の、市民が待ちに待ったホームゲームでチームを劇的な勝利に導いたからだ。それから5年後。選手生活を終えていたグリーソンは、病院で信じられない宣告を受ける。「あなたはALS(筋萎縮性側索硬化症)です」。そして、同じ頃、妻ミシェルの妊娠がわかった。初めて授かった子供。だが自分は、生きている間に、我が子に会うことができるのだろうか。生まれ来る子のために、自分は何が残せるのだろうか。グリーソンは決めた。まだ見ぬ子どもに贈るために、毎日、ビデオダイアリーを撮り続けると。
冴えない日々を送る平凡な青年ブリッド。ある日彼の元に20年前に死んだ母親が差出人である郵便物が届く。中には見慣れぬ端末だけが入れられていた。その夜、憧れの同僚シャーロットと自宅に戻ったブリッドは荒らされた室内と上司の死体を発見。突如覆面姿の男たちに襲われ、友人トレントの家に逃げ込もうとするが彼もすでに殺されていた。殺人容疑をかけられ警察にも追われる身となった二人は、行く先々で覆面男たちの襲撃を受ける。男たちの目的は何か。逃げ惑う過程でブリッドは、自分の出生の秘密を知ることとなるー。
未曽有の大洪水により、地表の98%が海に覆われてしまった世界。僅かな生存者は、海面に村を形成し日々を生きながらえていた。しかし、暴君フィエン率いる一派が鮫を自在に操る装置を開発し、抗う者には獰猛な鮫を差し向け、その勢力を拡大していた。そんな中、ティモールとウィローが暮らす村にもフィエンの手先がやって来るが、貢ぐ資源も底を尽きており、代わりにウィローが捕らわれてしまう。ティモールはウィローを救うべく、共に戦う仲間を探しに旅に出る。一方、フィエンの要塞で捕虜となったウィローだったが、彼女には驚くべき力が宿されていた・・・。
サスカインド家の次男オーウェンは、自閉症により2歳から言葉を失い、6歳まで誰ともコミュニケーションを取れなくなってしまった。失意に暮れながら過ごす父と母は、ある日、オーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、彼が毎日擦り切れるほど観ていたディズニー・アニメーション『リトル・マーメイド』に登場するセリフであることに気づく。意を決した父が、オーウェンが大好きなディズニーキャラクターの“オウムのイアーゴ”になりきって語りかけると、まるで魔法のように、オーウェンが言葉を返した!数年ぶりの息子の言葉にこみ上げる涙をこらえながら、イアーゴとしての会話を続ける父。こうして、父と母、そして兄による、ディズニー・アニメーションを通じた「オーウェンを取り戻す」ための作戦が始まった!
近未来。アメリカで幕をあけた悪夢のバトル。それは地球滅亡を引き起こしかねない闘いであった。サイコキネシス、改造人間、炎を操る者、影使い、怪力男、テレポーテーション…様々なパワーを持つ超能力者同士が始めた、生きるか死ぬかのバトル・リーグ。そこにはある少女の存在があった。果たして、少女は何者なのか?そして勝利は誰の手中に――?!
世界への挑戦、脱退、解散、HIDEとTAIJIの死、Toshlの洗脳、YOSHIKIの決意――そして復活。バンドを襲ったあまりにドラマチックな悲劇の連鎖。結成後30年以上に渡って生み出されてきた、想像を絶するX JAPANの<熱狂>と<狂乱>の歴史。そこには精神的にも肉体的にも彼らが抱えてきた悲嘆と痛みがある。栄光と挫折、生と死、解散と復活。日本の音楽シーンの頂点に君臨する彼らの挑戦の軌跡――。マディソンスクエアガーデンでの舞台裏を追いながら、クライマックスでは息をのむ圧巻のステージが待ち受ける。『WE ARE X』はこれまでにない近さで、心に深い傷を負いながらも走り続ける彼らの光と闇に迫る。
真菌のパンデミックにより、ほとんどの人類がハングリーズ(飢えた奴ら)と化した近未来。イングランドの田舎町ではウィルスと共生する“二番目の子どもたち”の研究が行われていた。彼らはウィルスに感染しながらも思考能力を持ち続け、見た目は全く普通の子供だった。研究所ではその子供たちから、ワクチンを作り出そうとしていた。ある日子供たちの中に、高い知能をもった奇跡の少女メラニーが現れる。
一連のシャークネード撃退の活躍により、フィンはNATOによるシャークネード戦略会議に召集され、妻エイプリルと息子ギルを連れてロンドンのMI6本部を訪れていた。一方、対シャークネードの秘密組織を結成したノヴァは、ストーンヘンジの洞窟でかつて人類がシャークネードとの戦いに使ったといわれる秘宝「デュークワカ(鮫の神)のハーネス」を発見する。しかし、ノヴァがハーネスを持ち出した途端に巨大なシャークネードが発生。ロンドンへと向かったシャークネードは人々を襲い、ギルも鮫の渦に呑み込まれてしまう。フィンとエイプリルは、ギルを救うためにシャークネードを追跡するが・・・。
繁殖を防ぐことの出来ないウイルスが人類そして自然界をも襲い、地球が滅亡への一途を辿っていた。残された希望はただひとつ。選ばれし男女3組は、滅亡を防ぐシステムがあるという人類未開の惑星“DEMO”へ送られる。大気も水も存在し、未開の地でありながら何故か文化の影を残すこの惑星で、ミッションを果たそうとする彼らに襲い掛かってきたのは、得体の知れない生命体だった。地球滅亡をかけた戦いが今、始まる――。
1940年、ナチス・ドイツによる他国への侵攻は激しさを増していた。そんな中、退位しオランダに亡命したものの、未だ国内に根強い支持者を持つドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世の動向を監視するため、元皇帝の屋敷へと送られてきたドイツ軍将校ブラント大尉。そこで彼は、メイドとして働くミステリアスな美女ミーカと出会い、ひと目で心を奪われる。しかし、ミーカの正体は英国政府の密命を受け屋敷に潜入したスパイだった。
ケイン・マディソンはロサンゼルスで建築家としての日常を送る一方で、心に潜むもう一人の自分は、浪人として悪の武将が支配するサムライの世界を彷徨っていた。様々な現実世界でおこる不運に絶望したケインは、心の拠り所を探す旅に出る。現実世界、そして心の世界、それぞれの戦いの先には一体、何があるのか。
米軍の海兵隊員ガブリエル・ドラマー(シャイア・ラブーフ)は、妻ナタリー(ケイト・マーラ)と息子ジョナサン(チャーリー・ショットウェル)を故郷に残し、アフガニスタンへと向かう。戦場での任務は想像以上に過酷なものであったが、故郷で待つ妻と息子の存在がガブリエルを奮い立たせた。そしてついに、アフガニスタンからアメリカへと帰還する。しかし、辿り着いた故郷の街は、建物や橋が崩壊し住人たちの姿も消えていた。まるで異世界に迷い込んだかのように、懐かしき面影は失われていた。この街に一体何が起こったのか?ガブリエルは、共に帰還したデビン(ジェイ・コートニー)と、荒廃した街でナタリーとジョナサンの行方を探すが―。
失業中だった元軍人のエディ(バンデラス)は、運よくショッピングモールの夜間警備の仕事を得る。その勤務初日、一人の少女が深夜のモールに逃げ込んでくる。すぐに少女の父親だと名乗る男がやってくるが、何かがおかしい。男を追い返したエディはやがてその男の恐ろしい正体を知ることになる。実は少女は父親と名乗る男が率いる犯罪組織に両親を殺され、目撃者として裁判で証言をする予定だったのだ。しかしその前日に、犯罪組織に襲われ命からがら逃げてきたのだ。数時間後、少女を追って重武装した男たちが次々とモールに侵入。外部との通信も遮断され、孤島と化したモールの中で、エディは今日会ったばかりの同僚たちと少女を守るため、犯罪組織と闘うことになる!
ライアン・ゴズリング主演『ドライヴ』でカンヌ国際映画祭 監督賞を受賞した映画監督ニコラス・ウィンディング・レフン。そんな彼が次回作の撮影場所に選んだのは、祖国から遠く離れたタイだった。これは、全世界で賛否両論を巻き起こした世紀の問題作『オンリー・ゴッド』撮影の裏側、そしてR・ゴズリング、A・ホドロフスキーら映画人との交流に監督の妻が密着し、孤高の天才の真実の姿に迫ったドキュメンタリーである。
宇宙飛行士のウィリアムは、人類史上初の有人火星飛行のパイロットに任命される。彼に与えられた任務は、資源が枯渇しつつある地球を救うため、火星を地球化する前線基地を設置すること。しかしそれは燃料などの問題で単独で遂行しなければいけない危険極まりないものだった。そうして全世界の注目を集めながら宇宙へと旅立つが・・・
借金返済でギリギリまで追い込まれたジョンは、友達のベン、ティム、そして何も知らな真面目なマイケルまでまきこんでマフィアたちの100万ポンドと指輪を奪う・・・。
インドのカシミール地方で年老いた叔父と暮らす青年グルザール。貧しい田舎で生きることに嫌気がさした彼は、親友アフザルと一緒に故郷を捨てて大都会へ旅立つことを決心する。ところが出発した矢先、インド分離独立を訴えるイスラム教徒のデモが過激派し、インド政府は外出禁止令を発令。一時解除されるラマダンまで一週間足止めを食らった二人は、ダル湖の汚染調査にアメリカから来た女性研究者アシファを手伝い始める。グルザールは彼女に好意を抱くようになり、彼の心にある変化が生まれてくる。
アメリカ麻薬取締局のエージェント ジャックはゲリラ組織出身の女兵士ノーマらとチームを結成し、メキシコの麻薬王キャピタンを追っていた。そんな中、組織の金がメキシコ最悪の巨大刑務所・ハウラ連邦刑務所で保管されていることを突きとめたジャックは、現地警察にわざと自らを逮捕させて刑務所に単身潜入する。一方DEAの不穏な動きを察知したキャピタンは、ジャックを抹殺するため殺し屋集団を刑務所に送り込んでいた・・・
貧しい家庭に生まれながらもジェシー・オーエンスは、中学時代から陸上選手として類い稀な才能を発揮していた。家族の期待を一身に背負ってオハイオ州立大学に進学。そこでコーチのラリー・スナイダーと出会い、オリンピックで金メダルを獲得するべく日々練習に励んでいたが・・・
第二次世界大戦後、赤狩りが猛威をふるうアメリカ。その理不尽な弾圧はハリウッドにもおよび、売れっ子脚本家トランボは議会での証言を拒んだという理由で投獄されてしまう。やがて出所し、最愛の家族のもとに戻るトランボだったが、すでにハリウッドでのキャリアを絶たれた彼には仕事がなかった。しかし友人にこっそり脚本を託した『ローマの休日』に続き、偽名で書いた別の作品でもアカデミー賞に輝いたトランボは、再起への道を力強く歩みだすのだった……。
野球推薦で大学に入学することになった主人公・ジェイクは、個性豊かで騒々しいチームメイトたちと、野球はもちろん、女の子、お気に入りの曲、パーティ、お下劣なジョーク等・・・あらゆることに全力で打ち込み、新たな出会いと恋を経験し少しづつ大人になっていく。
ヴァンパイアが蔓延り、世界が崩壊してから10年。かつてヴァンパイア・ハンターに助けられて生き延びたマーティンは、愛する妻と娘とともに暮らしていた。しかし、世界は人間以上に増殖したヴァンパイアのせいで食料難にあえぎ、飢えたヴァンパイアたちは、太陽にあたると消滅する運命にも関わらず、昼夜構わず人間たちに襲いかかっていた。そんなある日、マーティンはヴァンパイアの襲撃を受け、妻と娘を殺されてしまう。怒りと絶望の果てに、復讐を誓った彼は、10年前に生き別れた伝説のヴァンパイア・ハンター、“ミスター”を探し出し、彼の力を借りてヴァンパイアと戦うことを決意をするが・・・。
真夜中のオフィスビル。不真面目な3人の警備員、ケン(ケン・アーノルド)、ジゲッツ(ケヴィン・ジゲッツ)、ルカ(ダン・デルーカ)達の元に、新人警備員ジャスティン(マックス・グレイ・ウィルバー)がやって来る。ふと、ケンが監視カメラに目をやると、何やら怪しげな棺を駐車場へ搬入する宅配業者の姿を発見。ケン達は現場へと急行するが、届け先が間違っていたと判明し、一晩だけ駐車場に置いておくことにする。しかし、オフィスで働くランドール(ジェームズ・レマー)が偶然通りかかり、棺を開けてしまう。すると、棺の中から、ピエロの格好をしたヴァンパイアが現れ、オフィスに残っていた人々を次々と襲い始める。ケン達4人と逃げ延びた女性ジャーナリストのカレン(カーラ・ルイズ)は、ヴァンパイアの群れと戦うことに・・・。
NY。マルコムとソフィアは街のあちこちにグラフィティ・アートを描く若きアーティストのコンビ。自分たちの作品を汚すライバル・グループがニューヨーク・メッツのファンであることから、メッツの本拠地シティ・フィールド球場の名物であるホームラン・アップルに落書きをしてやろうと画策する。球場で警備員をするマルコムの友人に500ドルを払えば実行できるということになり、二人はそのお金を稼ぐために一計を案じるも、トラブルに巻き込まれていく。
砂漠でずた袋を引きずり歩く、ウサギの着ぐるみを来た男。バス停で袋の中身を取り出すと、それは幼い少年の死体だった・・・。寂れた見世物ホラー小屋にたどり着いたウサギの着ぐるみ、通称“バニーマン”。ここは彼の実家であり、かつて働いていた場所だった。幼少時の虐待で顔が焼けただれている彼は子供たちの格好のいじめ相手となり、ウサギの着ぐるみを脱ぐことが出来なくなってしまったのだった。実家に暮らす彼の家族と元同僚は彼を受け入れ、そこから恐ろしい計画が始まった。一家はホラー小屋を新たに立て直し、新アトラクションに心躍る子供や若者たちが集まってくる。そこが本当の“恐怖の館”だとは知らずに・・・。
謎のウィルスが瞬く間に蔓延し、世紀末と化した世界。生き残った人々は食料を求め、世界はカオスに。強き者は武器を持ち、弱き者たちを次々と襲い始める。弱者は隠れて生き延びるしかなかった。郊外の家で愛する家族と身を潜めて暮らしていたジャックたちも強盗に襲われる。命からがら車で逃げだした一家は、どこかに存在するという、安住の地を探し彷徨うことになる・・・。
とある自然豊かな王国。若き戦士キャミランは賞金稼ぎの兄ラミカスの家を訪れていた。すると、伝言を運ぶ魔法のメッセンジャーが突然現れる。その伝言は王国のエノガルド王女からで、闇の魔術師がドラゴンを操り王国を支配しようとしているというのだった。キャミランとラミカスは、王国の危機を救おうと王女が囚われているイーストン城へ旅立つが、人さらいの種族や魔術師によって操られた者たちに行く手を阻まれてしまう。さらに、巨大な体を持ちあらゆるものを破壊するドラゴンの容赦ない攻撃が、彼らに襲いかかるのだった・・・!
ブラジルをサッカー王国へと変貌させ、サッカーの王様と呼ばれた“ペレ”。そのプレーは戦争すら停戦させ、彼の背番号“10”はエースナンバーの象徴となった。1958年、スウェーデンW杯。わずか17歳の少年ペレは崩壊寸前の母国ブラジル代表を救い、世界の頂点へと導いた。スラムしか知らない少年がプロチームに入団してからわずか18か月後、なぜ彼は世界を変えることが出来たのか?父との約束、母の愛、そして全国民の期待を背負い、ペレが選んだ絶望を希望に変える“禁じられた切り札”とは?
ナイロビのスラム街に住む4人のストリートチルドレンを追い、それぞれが直面している苦難、社会問題を浮き彫りにしていく。彼らはいずれも路上で暮らし、安価な接着剤を吸引することで日々の苦痛から逃れている・・・。撮影期間に3年間を費やした本作は、今なおケニアで問題になっている貧困を浮き彫りにし、豊かな都市のすそ野で広がり続けるスラム街に蔓延する悲劇を描いていく。自らを「サバイバー」と呼び、同じ境遇のもの同士寄り添うように生きる人々。社会から拒まれ、政府からも見放された彼らは、今日も力強く生きる道を探していく。
若い芸術家候補ダニエルは、彼のパトロンとなりうる老富豪ワーナーに出会い、彼の屋敷に作品を持参して訪れる。しかしワーナーは作品に目もくれず、奇妙な要求を持ちかける。それは指定する風景、そして人物をビデオカメラで納めてくるというものだった。困惑しながらも指示に従っていくダニエルは、ワーナーが心に秘めた目的と悲しい過去を少しずつ明らかにしていく。
少女エマは、華やかな結婚生活を夢見て医師チャールズ・ボヴァリーと結婚する。しかし静かな田舎町での生活と退屈な夫の存在は、次第に彼女の心に暗い影を落としてゆく。やがてエマは美しい青年レオンに惹かれてゆくが、思いは実ることなく彼は去っていってしまう。再び孤独になったエマは、資産家のマルキと出逢う。エマを気に入ったマルキは彼女を口説き始め、彼の振る舞いに憧れを抱いたエマはついには体を許してしまい・・・
芸術家でコメディアンのジェス(ジョン・レグイザモ)は、新年パーティの余興で犬の首輪をはめたまま、浴槽に落ちて瀕死の状態になる。現世と死の世界を行ききしながら、彼は愛の冷めた妻と、大学のころの恋人との間で本当の愛を試される。
米軍に入隊した地方出身のエイミーは、キューバのグアンタナモ湾収容キャンプに配属される。そこで、テロリストと疑われた者たちを監視するという任務に就く。それは精神と肉体を駆使する想像を絶する苛酷なものであった。
世界大戦争終結から数年後。生き残った四つの忍者一族は、それぞれに不思議な能力を纏っていた。火拳を放つ「サザン」、強力な咬合力を持つ「マイティー・デザート・ドラゴン」、妖力で男を惑わす女系「サイレンズ」、そして、ある理由で人目を避けて暮らす、電磁波を操る「ザ・ロスト」。ケージ率いる「ザ・ロスト」5人は、全忍者の最高指揮者フミタカの招聘で地中深くの隠れた会議所で行われる平和会議に参加する。フミタカが「我々に脅威が迫っている、今こそ団結すべき」と宣言した直後、彼はその場で暗殺されてしまう。フミタカの部下に濡れ衣を着せられたケージは他の忍者たちに襲われるも、仲間とともにその場を切り抜ける。地中を彷徨ううち、ケージたちは恐ろしい真実を知ることになる。そして、ケージたちを追ってきた他の一族たちも同様に…。果たして彼らの、忍者たちの運命やいかに!?
古代イスラエル帝国時代。帝国はかつてない強敵・巨人戦士ゴリアテを擁するペリシテ軍の脅威にさらされていた。偉大なる全能神の啓示を受けたイスラエル軍を率いるサムエルは、帝国内の強靱な戦士たちを収集し軍隊を編成する。偶然にその一行に出くわした羊飼いのディビッドは人一倍身体が小さく戦闘経験もなかったが、敬虔な彼は入隊を嘆願。戦士たちに追い払われそうになったディビッドに、サムエルが声をかけてくる。実はディビットこそがサムエルが探していた人物、偉大なる神が指名した真の選ばれし勇士だった。