1957年、冬のウィーン。マックスはホテルの夜番のフロント係として、身元を隠して働いている。彼は戦時中、ゲットーの責任者として権力を振るうナチスの新鋭隊員だった。ある日、若手指揮者アザートンの妻ルチアがホテルを訪れる。実はルチアは、かつてマックスがゲットーで弄んだ少女だった。ルチアは思いがけない再会に驚きウィーンを去ろうとするが、アザートンはルチアを残して単身フランクフルトヘ飛び立ってしまう。
ある冬の晴れた日、ジェイミーは愛する妻ジュールスが眠る墓の前で佇んでいた。交通事故でジュールスを亡くして以来、彼の時間は止まったまま。しばらくすると、ジュールスと双子の姉妹だったエヴァが現れる。愛する妻と双子の片割れを失ったと悲しみを共有し合う2人は、ジュールズの魂を取り戻す儀式を行う決心を固める。数ヵ月後の夜、ジェイミーとエヴァはジュールスが亡くなった場所へと車で向かった。しかし儀式が進むにつれ、エヴァは何か違和感を感じ始めてしまう。そして、儀式が成功したかに思えた瞬間、事態は恐ろしい方向へと進んでいく。
過去にいじめに遭っていたジェニーは、母エリッサの母校フォックスワース大学へ転入することに。初登校の日、多くの学生が大学構内を行き交うなかで、ジェニーはある女子学生グループに目を奪われる。ピンクの華やかな服装の集団が気になったジェニーだったが、地味な自分には縁はないと、その集団を横目にただ通り過ぎる。そんな折、学生寮のルームメイト・トビーとの関係も良好に始まったジェニーの新生活がスタート。ただ、学業の成績が振るわない日々に悩んでいた。そんな悩みをトビーに打ち明けると、彼女から”アテナ”と称する学生クラブの勉強会に誘われる。トビーに連れられ向かった先には、あの華やかな女子学生グループのメンバーが集まっていた。
ハロウィンの大虐殺を生き延びたシエナとジョナサンはトラウマに苦しみながらも人生を立て直そうと奮闘していた。しかし、街がクリスマスシーズンになり、聖夜を祝おうとする住民たちをよそに、アート・ザ・クラウンが再び姿を現し絶望のどん底に陥れる―。
グレイ・ウォッチ研究所で、強力な電磁波によって物体を不可視化する極秘裏の実験、“フィラデルフィア計画”が行われていた。それは、第ニ次大戦中に米海軍が行った実験の再開だった。だがその影響によって、70年間も消息不明になっていた護衛駆逐艦エルドリッジが、突如現代に出現!博士の見解として、実験装置を起動させた際、巨大エネルギーが発生したことで重力の裂け目、そして時空の裂け目ができ、現代と70年前の磁場がつながり駆逐艦が現代に瞬間移動したとのことだった。駆逐艦はその後、シカゴ中心部やサハラ砂漠、イギリス西海岸などに出現し、世界はパニック状態に。駆逐艦とともにタイムスリップしたガードナー大尉は、孫娘モリーと出会い、壊滅の危機を阻止すべく、暴走する駆逐艦の制御へと務めるのだが…。
武士道に傾倒し、「葉隠」を愛読するゴースト・ドックは、伝書鳩を唯一の通信手段としてひっそりと生きていた。しかし、かつての恩人で忠義を尽くしたイタリアン・マフィアと、ある日を境に壮絶な抗争へ突入していく。
コーヒーとタバコを囲みながら繰り広げられる、11のエピソードを綴った珠玉の短編集。個性豊かなジャームッシュ作品の常連俳優やミュージシャン、コメディアンや無名の新人までが登場し、それぞれが思い思いの話を展開していく。
NYで自由気ままに暮らしていたウィリーはある日、叔母の頼みでハンガリーから渡米した従妹のエヴァを預かることに。初めは噛み合わない2人だったが、同じ時間を過ごすうちに徐々に打ち解けていく。ウィリーの親友、エディも加わり3人の取り留めのない日々が始まった。
不良のジャック、ラジオDJのザック、そしてイタリア人のロベルトがニューオリンズの刑務所、同じ房のなかで出会う。ある日、偶然見つけた抜け穴から3人はなんと脱獄に成功。外の世界では行く当てもなく、目的地のない珍道中が繰り広げられていく。
会計士のウィリアム・ブレイクは、仕事を求めアメリカ西部の街、マシーンへと赴く。街では痴話喧嘩に巻き込まれ、殺人の濡れ衣をきせられたブレイクは逃亡の旅へ。道中出会ったネイティヴ・アメリカンのノーボディと共に、次々と襲いかかる敵を打ち負かし、気づけば彼は西部劇さながらのアウトローへと変貌を遂げていた。
ロサンゼルス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を舞台に、タクシーの車内で展開される、運転手と客との巡り合いをオムニバス形式で描く。地球という同じ星、同じ夜空のもと、それぞれ違ったストーリーが繰り広げられていく。
ニューヨーク大学在学中に卒業制作として撮影された、ジャームッシュ初の長編映画。主人公の少年、アロイシュス・パーカーは社会に適応できず、あてもなくニューヨークの裏街を彷徨う。途中、さまざまなアウトサイダーたちとの出会いと別れを繰り返し、彼は自己の旅の行先を徐々に見出していく。
ブルースとソウルとロック、そしてエルヴィス・プレスリーを生んだメンフィスの街を舞台に3つの物語が交差するオムニバス形式の作品。それぞれがそれぞれの場所で、同じ夜汽車を眺め、エルヴィスの「ブルー・ムーン」を聞き、翌朝1発の銃声を耳にする、ワンナイト・ムービー。
冒険好きの旅行ライター・レイは、他企業との合併により雑誌の読者層を広げたいと考えている上司から、モルディブの水中リゾートへの取材を命令される。冒険のない旅に不満を持ちながらも“任務”だと割り切ろうとしていたレイだったが、さすがにリゾートホテルの体験プランナー・ジャレッドから提案された体験プログラムは、冒険とはかけ離れたもので彼女の興味を引くものではなかった。それでもレイをいろいろな場所や体験プログラムに誘うジャレッドによって、冒険の旅とは違うリゾート地を楽しむ余裕が出てくる。と同時に、レイはジャレッドを意識している自分に気が付いてしまう。今まで“お1人様”に慣れていた自分の変化に動揺するレイだったが…。
殺人罪で10年間服役し、出所したニコラス。いとこのマークの家に居候し、彼の店でバーテンダーとしての職を得るが、5年間は保護観察官の監視のもとに置かれるという決まりに縛られることに。そんな中、ニコラスはマジメに働き、店の同僚女性のキキといい仲になる。一方で、ニコラスのいる街はギャング団の抗争が起こっており、スマックという男が仲間とともに騒動を起こしていた。ある日、ニコラスの出所を聞いて、兄のウィルがマークのもとを訪ねてくる。10年前、ニコラスが殺人を犯したのは、当時の恋人のロザリンだった。彼女との間にできた子ども、ケビンが自分の子ではなく、兄と浮気されできた子だと知り、激高した結果の出来事だった。
嵐の太平洋上で、政府専用機が消息を絶った。その機体には米軍が極秘開発した“ロビタリアン”と呼ばれるロボットのプロトタイプが積まれていた。そのロボットは、生体力学に基づいて開発された特攻用の部隊となるはずだった…。24時間以内の回収指令を受けたタニー少佐率いるチームとロボットを開発した博士スーザンを連れ、機体の墜落現場である無人島に飛ぶ。しかしその頃、暴走を始めた2体のロボットは、自我に目覚め、人類に闘いを挑もうとしていた。
10歳の頃にアメリカに移住してきたエディは、そこで自分に優しくしてくれた少女にフラれてしまい、その反動で女性攻略に命をかけるように。そして、ついには“愛の伝道師”としてベストセラーの恋愛ノウハウ本を出版するに至った。しかしいつしか、エディの姿勢や言動が女性蔑視だとフェミニストたちから非難されるように。そんなある日、エディはホームレス風の謎の老婆からキスをせがまれ、それを拒んでいつものように行きずりの女性と甘い一夜を過ごしていた。しかし翌朝、何とエディの体は女性化していた!どうにかしてもとの男の姿に戻ろうと、例の老婆を探すべくホームレス施設を訪ね歩くがらちがあかず、やむなくしばらくの間、女性として生活することに決めるのだが…。
2135年、地球。ただし、そこは人類が見捨てたかつての地球ではなく、アンドロメダ銀河にある“新しい地球”だ。独裁政治や戦争もなく、大自然とクリーンエネルギーに満ち溢れた平和な惑星。人類がこの惑星に移住した当時、人類保護を目的に組織された“スペース・レンジャー”だったが、脅威のない世界でそれは不要とされ30年後には解散となり、遂に人類は求め続けた平静を手に入れたかに思われた。しかし、突如新たな脅威が勃発。業界トップのRM社の主導で、生きるために必要なエネルギーを近隣のカシアス星で採取していた人類であったが、未知の生物による採掘施設の爆破計画が発覚。新たな脅威に直面した人類を守るためRM社は、スペース・レンジャーの再結成を決定し、腕利きの元メンバーであるクラン、ダコタ、スコッチらに白羽の矢が立つ。果たして、人類滅亡を目論む未知の生物から、この“新しい地球”を守ることが出来るのか。
完璧な人生に欠けた、たった一つのピース。それは…?ニューヨークのトップ・セールスマンとして働くクレイグ・ティトル(ジョシュ・シャープ)とトレヴァー・ブロック(アーロン・ジャクソン)は、女と権力が大好きなモテ男。ドラッグでハイになって、イケてるギャルたちとセックス三昧。最高のシングルライフを過ごしているはずなのに、なぜか彼らの心は満たされず、大切な何かが欠けているという思いがある。そんな二人はある日、運命の糸に引き寄せられるように、新しい職場で出会う。最初は互いをライバル視するものの、やがて自分たちが生き別れの双子なのだと気が付く。そう、完璧なはずの彼らに足りないものは家族だったのだ。そこで二人は離婚した両親、エヴリン(メーガン・ムラーリー)とハリス(ネイサン・レーン)を復縁させようと企てるものの、親たちは複雑な事情を抱えていて……。※映倫が定めた本作のレーティングはR15+ですが本編には大変不謹慎で過激なシーンがあるため、18歳以上の鑑賞を推奨します。
教会が終わった、神なき世界。悪魔に魂を乗っ取られ、体が腐敗していく者―“悪魔憑き”の存在が人々の生活に暗い影を落としていた。“悪魔憑き”は適切に処理されなければならず、7つのルールを守らなければ、悪魔の力が伝染病のように広がり、やがてこの世の終わりが到来するという。ある日、ペドロとジミーの兄弟は村の外れに変死体を発見し、さらには近隣の住民が“悪魔憑き”を隠していることに気付くのだが…。
ごく普通の暮らしをしている大学教授のポール。平々凡々とした日常を過ごしていたが、ある日、何百万という人々の夢の中に一斉にポールが現れ、一躍有名人に。ポールはメディアの注目を集め取材を受けながら得意げになっていく。夢だった本の出版まで持ちかけられ、天にも昇る気持ちだった。しかし、そんな夢のような日々は突然終わりを告げる。夢の中のポールが様々な悪事を働くようになり、現実世界で大炎上してしまうのだが…。
冬至の朝、夫マークとのデートを心待ちにしていたものの、残業のために中止の連絡を受けて落ち込む主婦のヴァル。そこに突然銃を持った男デニーが家の中に押し入ってきた。ヴァルは2人の息子たちの安全のため、車を要求するデニーの人質運転手となり、彼の元カノ・シェリーの実家へと向かう。彼女に愛想をつかされたデニーだったが、未練がましく追い求めていたのだ。既に友人を射殺していた彼はシェリーの母も殺害、その後もヴァルを連れて逃亡を続けながらシェリーを捜していた。一方、ヴァルが心配になり帰宅したマークは、脅える子どもたちから真相を聞かされて警察に通報。保安官と行動をともにしながら妻の行方を追っていた。そして事件はシェリーの耳にも届き…。
南アフリカのウクブエラ・エンドレ野生動物保護区。レンジャーとして働くメーガンは、その傍ら動物行動学の博士号を取るため、研究者としての活動をしていた。ある日、テーマパーク設計者のティムとカメラマンのダリウスが保護区を訪れる。次の日、メーガンがゲストを連れサファリツアーを行っていると、使用が禁じられているドローンが飛んでいた。ティムとダリウスがドローン撮影をしていることを確認したメーガンは、レンジャーとしてドローン使用中止を命令。その後、サファリドライバーをメーガンが務めることでティムとの距離が縮まるも、帰国が迫る彼との関係を進めることに躊躇していた。やがてティムの元恋人で新たにティムの上司となったエイミーが保護区に現れる。
一流ボディガードのブライスは任務中に依頼人を暗殺されてしまったことをきっかけに第一線を退き、金持ちの警護で日銭を稼いでいた。一方、殺し屋のキンケイドは服役中の妻ソニアの釈放を条件に、国際司法裁判所で裁かれる独裁者デュコビッチについて証言することに。しかし裁判所までの護送中にデュコビッチの手先に襲撃され、護送チームのほとんどが殺されてしまう。キンケイドを連れて隠れ家に潜伏した女性捜査官アメリアは内通者の存在を疑い、かつての恋人であるブライスに助けを求めるが……。
本作で描かれるのは2020年に起こったパンデミック後のアメリカの現状。M&Aにより巨大食品企業の寡占化が一層進み、個人農家は衰退。結果的に貧富の格差が大きく広がってしまっている実態。映画は、一部の多国籍企業による、効率的ではあるが利益拡大だけを追求する脆弱なフード・システムの問題を提起する。食品企業のCEOは巨額の報酬を得ている一方で、アメリカの労働者の最低賃金は15年間変わらず。農業従事者は移民が多く低賃金で働かされている。インフレを考慮すると、労働者の最低賃金は1960年代よりも低くなっているという。生産者を守る仕組みであるフェアトレードは始まっているが、それに反対する巨大企業も根強く残る。近年の大きな変化が「超加工」食品の急増。添加物、人工甘味料、合成香料などを化学的に調合した超加工食品は、食生活において大きな健康問題を引き起こしている。ニュージャージー州の上院議員コリー・ブッカーによると、ここ10年間でアフリカ系アメリカ人の子供は糖尿病の発症率が2倍になっているという。本作では、解決策を求め、サステナブルな未来を作り出そうと奮闘する農家や肉を使わないベンチャー食品企業、活動家や政治家たちの前向きな姿も描かれる。
ユウタとコウは幼馴染で大親友。いつもの仲間たちと音楽や悪ふざけに興じる日々を過ごしている。高校卒業間近のある晩、こっそり忍び込んだ学校で2人はとんでもないいたずらを仕掛ける。翌日いたずらを発見した校長は激昂し、学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入する騒ぎにまで発展。この出来事をきっかけに、コウは、それまで蓄積していた、自身のアイデンティティと社会に対する違和感について深く考えるようになる。その一方で、今までと変わらず仲間と楽しいことだけをしていたいユウタ。2人の関係は次第にぎくしゃくしはじめ...。
5年前のある事件から自宅学習していた喘息持ちのスカイは、大学受験前に優等生コースを履修するため高校へ初登校。そこで幼馴染のマーニーと再会したスカイは、女子バスケ部の記録係に誘われる。その後、マーニーやヘザーら部員たちから、着ない洋服の販売を手伝ってほしいと頼まれ、フリマサイトで出品作業をしたスカイはチームメイトとして扱われるように。しかし売っていたのは万引き品で、記録係の前任者シェリーは行方不明となっていた。女子高生には不釣り合いな洋服の数々を不審に感じてマーニーを問い詰めるも、攻撃的なヘザーから「抜けるなら警察に突き出す」と脅されてしまう。謎の影がつきまとい、両親やバスケ部の顧問もスカイの不審な行動に目を光らせる中、思わぬ真相を知ることになり…。
1970年――21才のリンダ・ボアマンは、フロリダの小さな町で、厳格なカトリック教徒の両親と暮らしていた。ある夜、リンダは女友達と遊びに行った帰りに、地元でバーの経営をしているチャック・トレイナーと知り合う。厳しい両親との生活にうんざりしていたリンダは、チャックの優しい言葉に惹かれ、彼とつきあい、すぐに結婚する。性的にうぶだったリンダに対して、チャックは、セックスの快楽を一から教え込んでいった。その半年後――チャックのダークで陰湿な一面が、しだいに明らかになってきた。妻のリンダをポルノ映画へ出演させるという、とんでもないアイディアを思いつく。たった7日間で撮影されたリンダの主演映画『ディープ・スロート』(タイトルはリンダがチャックから伝授された「秘技」を指して付けられた)は、1972年に全米公開され、記録的な大ヒット作となった。「リンダ・ラヴレース」というポルノ女優としての芸名を授かった彼女は、一躍スーパースターに――パーティ会場でも「プレイボーイ」編集長のヒュー・ヘフナーやサミー・デイヴィス・Jr.といった有名人から賞賛されるほどの人気者となり、70年代の解放的な「セックス革命のシンボル」として祭り上げられていく。
病気で診療ができなくなった父親の代わりに妻サラと故郷に戻ってきたマイク。マイクたちは一時的な帰郷と考えていたが、実家の眼科診療所を継ぐために戻ってきたと喜ぶ両親をマイクは複雑な気持ちで見ていた。彼がそんな気持ちになるもう1つの理由、それはマイク自身も病魔に冒されており、診療を続けることが困難になってきていることだった。病魔の進行に悩むマイクは相談をしていたライアン医師から、ヴィルマという女が主催する、とある集いに参加するよう勧められる。そこでマイクは自分と同じ病気に冒された人たちが互いの支援を目的とした”チェイン”と呼ぶ秘密裏の活動を行っていることを知る。その活動に興味を持ったマイクは、早速同じ参加者のレベッカと接触するのだが…。
マンハッタンで暮らし、ユニオンスクエアパークで散歩や瞑想をしたり、ヨガ教室に通うなどして過ごす休職中の元俳優リッキー。高校の同窓会の招待状を受け取った彼は、高校時代に同級生のトラヴィスに負わされた大ケガのトラウマから、自身の暗い内面と対峙せざるを得なくなっていた。スピリチュアルなことにも関心が強いリッキーは、翌日、街中で因縁の相手トラヴィスを見かけ、妙な気を感じて動揺する。そんな中、長期旅行から帰ってきた親友の刑事アンディに、クラブへ誘われる。ハイになって公園で寝てしまったリッキーは翌朝、写真家のナタリーに起こされる。彼女は以前、リッキーを公園で見かけており、その際、密かに写真を撮影していた。意気投合した2人は惹かれ合うのだが…。
ムンバイで大学に通うマニーシュは、ストリート・ダンスに興味を持ち独学で練習を始める。ある日、出場したダンスの大会で注目を浴びた彼は、出場していた他の選手にダンス・スクールに通うことを勧められ、決して豊かな家庭環境ではないながらも、マニーシュに一生懸命教育を施してきた両親から反対される中、ダンス・スクールの門を叩く。そこでバレエを教えるイスラエル人イェフダと出会い、バレエの虜になってしまう。優れた運動能力とたゆまぬ向上心を持つマニーシュに、必死で応えるイェフダ。しかし、バレエダンサーとして活躍するには、マニーシュは年を重ねすぎていた……。
アマゾン川で観光船を営むジャッキー。彼女が企画するアマゾンのジャングルや、先住民たちの村を探検する5日間の旅に参加したのは、母マギーと娘レイラの2人連れに、ネタ探しのために乗り込んできた新聞記者の老父ロメロ、そしてマチャドとシルヴァの2人組の男たちだった。この2人組は数日前、ブラジル・マナウスの牧畜会社で強盗を働きセスナ機で国外逃亡するはずが、何者かにカネを奪われてしまっていた。そのセスナ機が森の中に墜落したことから、アマゾン川を行くこのツアーに参加したのだった。そうとは知らないジャッキーたちだったが、ロメロがマチャドを強盗犯ではと怪しんだことから、ツアーは恐怖に包まれていく。
テキサスにあるレイロバーツ湖。そこでは過去に巨大オオメジロザメが出現し人々を喰い殺す事件が発生していた。当時、猟区管理官であったスペンサーは、アルコール依存症を克服しながら、家族と仲間の力を借りて血みどろの激戦の末にその怪物を撃退。しかし数年後、スペンサーはアルコール依存症を再発させ、酒に溺れるまま職も家族も失い、堕落した日々を過ごしていた。そんなある日、湖畔で若い男女が行方不明になる事件が勃発。死体の一部が発見され、それはサメの仕業である事が明確であったが、市長たちは町の再開発推進のために事件を隠蔽することに。行方不明となった娘クリッシーの身に起きた真実を知りたいと願う母レズリーは、スペンサーに真相究明とサメ退治を懇願する。家族、仕事、そして自身の尊厳をも失い、絶望の淵に立つスペンサー。彼は、自分と同じように失望感に飲み込まれそうなレズリーの叫びに心を動かされ、再び巨大オオメジロザメとの死闘に挑む事を決意するのであった。
技術系ブロガーのフランクリン(ジョシュ・ハッチャーソン)は、医療が不要になる最新テクノロジーを開発中の技術界第一人者アントン・バーレル(モーガン・フリーマン)への取材を取り付けようと、彼の新製品発表会に潜入。そんな時、偶然にもフランクリンは、バーレルの暗殺を未然に阻止して彼の命を救うこととなった。更にそこでフランクリンはバーレルが落とした謎の指輪を拾い、それを身につけると57秒過去にタイムスリップできることを発見する。バーレルの協力を得て、フランクリンは妹を死に至らしめた鎮痛剤ゾナスティンを製造する巨大製薬会社オーナーのソレンソン(グレッグ・ジャーマン)に復讐するため、この指輪を使うことを決意するのだが…。
父親の再婚と継母の妊娠で家に居場所がなくなった少女ホープ。セクシーモデルに憧れる彼女はかつてベビーシッターだったペイジと連絡を取り合い、親には内緒でハリウッドへと向かう。ペイジと合流したホープが連れて行かれたのは、仮住まいだと言うホテルの一室。部屋の中にはペイジの友人デスティニーと男がいたが、ホープを見ると2人とも出て行ってしまう。翌朝、二日酔いの重い頭を持ち上げ起きたホープ。スマホを確認するが、父親からの連絡はなかった。自分の娘が家出をしたことに興味がない事実に傷つきながらも、次第とハリウッドの華やかなで自由な生活と、ペイジとの快楽に身を委ねるのだが…。
幼き日に自分が強盗を見過ごしてしまったことから父が破産し、ついには自殺するさまを目の当たりにしたヴィンセント。やがて成長した彼は神父となり、弟のマイケルとともに車の移動懺悔室で布教活動を行うように。しかしヴィンセントは罪を犯して懺悔に訪れた者たちを殺害することで許しを与え、マイケルとともにその遺体をバラバラにしては捨てていくサイコパスと化していた。ヴィンセントは強盗が奪っただけのお金を献金で集め、亡き父に懺悔しようとしていた。だが、兄の異常な行動にマイケルは嫌気がさしていた。そんな兄弟のもとを、男女を問わずベッドを共にしては殺害を繰り返す女メアリーが訪れ、助手として働かせてほしいと近寄ってきて…。
ブルジョアの妻エレナは、帰宅した夫エドゥアルドから突然一家が破産したことを告げられる。娘のブランカは能天気にも、破産の真実を受け入れず今夜のパーティーの件で頭がいっぱいの様子。しかしすでに、家中のすべてのものが銀行に差し押さえられ、3日以内には何もかも手放さねばならなかった。使用人のルシアは今月給料をもらえるかどうかを気にしているが、どうやらその見込みもなさそうだった。やがてエドゥアルドは自分にかけられている多額の生命保険を入手すべく、自分を殺してほしいと相談を持ちかけるが、妻も娘も本気にしてくれない。しかし彼は睡眠薬を飲んで枕の傍らに遺書と銃を置いて眠りについた。あとは誰かが手袋をはめて、彼の頭部に銃弾を撃ち込むだけなのだが…。
岐阜県、関市。大禅寺の住職、根本一徹(46)のもとには、全国各地の自殺志願者から日々、インターネットや携帯電話を通じて、救いを求めるSOSが届く。自殺未遂を繰り返し、自暴自棄になって大量の精神薬に逃げ込む男や女たち…。彼らに共通するのは、日常生活で追いつめられ、家族や友人を頼ることもできず、自分を不要な人間だと思い込む「孤独な心」。かつて身近な三人の自殺という壮絶な体験をした根本は、彼らが絞り出す言葉に静かに耳を傾けるが、すべてを犠牲にする彼の活動は限界にきていた…。
ビデオゲーム中の登場人物ブックスは、アメリカ兵としてベトナムのゲリラ兵や、ボスに立ち向かっていた。幾度となく生き死にを繰り返し、戦いが繰り広げられる世界に苛立つ彼は、ある日謎の老人に出会う。老人と語り合ったブックスは異なる生き方を模索し……。
グレースは父マイクと母レベッカとともに都会から田舎の牧場に引っ越してきた。都会の生活と違い家族で過ごす時間が増えたことを喜ぶグレースだったが、幸せは長くは続かなかった。数年後、マイクは軍に招集され戦地で死亡してしまう。大好きな父親の死はグレースの心を深く傷つけ、以来彼女は神への信仰を失い教会へと行くことを止めてしまう。信仰の厚いレベッカから教会に行くように何度も説得されるが、逆にグレースの心は固く閉ざしてしまう。彼女の心を唯一慰めてくれるのは、マイクが亡くなる前に贈ってくれた1頭の白い馬フェイスだけだった。しかし、レベッカ1人で牧場の経営を続けるのは難しく、牧場を残すためフェイスを売る選択を迫られる。
アメリカ・ネバダ州。ある日、謎の巨大植物が強烈なスピードで繁殖する異常事態が発生。その正体はエデンの園に生えていたとされる古代植物で、あらゆる不純物を浄化し、人類に終末をもたらす滅びの種ということが判明する。軍の攻撃も空しく、瞬く間に巨大植物に覆われてゆく大地の数々。植物博士ジョスリンは、研究を共にしていたかつての同僚、フレーム博士が“エデンの園の種”を蘇らせたと知り、研究所へ向かうのだが…。
母親の死をきっかけに、夫と共に生まれ育った家に引っ越してきたクレア。ミスコンでの優勝経験を持つ母親は、クレアにも自分と同じ道を歩ませようと、幼いクレアに過剰な負担を強いていた。虐待のトラウマが蘇ったクレアは、恐ろしい幻覚に悩まされるようになる。夫の仕事が増えるにつれ、クレアの幻覚は徐々に現実を蝕んでいき、やがて1人の少女が現れる。クレアにつきまとう少女は何者なのか?クレアは、子どもの頃の心のよりどころだった壁の向こう側の想像上の友人・ベサニーの存在を思い出すが…
イラストレーターのジェニーは、35歳で結婚するという有名占い師の予言を信じていた。ある日、3ヵ月後の35歳の誕生日に歴史的な修道院の予約が空いたとの連絡が入る。そこは亡き祖父母が結婚式を挙げた場所。結婚式には祖父母が関わっているとの予言もあった。彼氏もいないのに式場を予約したジェニーは婚活に励むなか、友人クララの紹介で、児童書作家タイラーの著書のイラストを手掛けることに。最初はギクシャクした2人だったが、修道院の予約にタイラーを偽彼氏として同行してもらったことから次第に名コンビぶりを見せ、いい新刊本を完成させる。その後、ジェニーは婚活パーティーですれ違ったイケメン実業家のブレイクと再会、仕事どころではなくなってしまい…。
5年前、カムリンは友人たちと7人で訪れたキャンプ場で異形の仮面を被った殺人鬼“ハンター”に襲われる。生贄の儀式のため友人6人が殺害されるが、ハンターに反撃したカムリンだけが生き残り保護される。治療を施された彼女は世間の興味を避けるように姿を隠し、ひっそりとクリーニング店に勤めだすが、事件のPTSDによって悪夢にうなされ、怯えて暮らす日々を送っていた。ある日、シャツの汚れを落とすため1人で残業をしていたカムリン。その際、背後に響く物音を聞き恐々と確認に向かうが、それはクリーニングに使用するハンガーの束が落ちた音だった。しかしその直後、安堵するカムリンの背後から異形の仮面を被ったハンターが襲い掛かる。
母親と母親の恋人の家で暮らしていたシャラ。しかし、シャラは同居させてやっていることを楯に、カラダの関係を迫る母親の恋人のことを嫌悪していた。母親に言えないストレスを抱えたシャラは、自身の体を傷つけることで心を慰めていく。ある日、恋人から暴力を受けたことで我慢の限界を超えた母親に連れられ、家を飛び出したシャラ。母親が体を売りながら各地を転々とする生活を続ける2人はやがてロサンゼルスに辿りつき、母親がリハビリ施設で一緒だった男キャップの家に間借りする生活が始まる。キャップの息子ジェイミーとの触れ合いで落ち着きを取り戻したシャラだったが、生活費を稼ぐためと母親から言われるままカラダを売り始める。
新人保安官補のロリンズは、露出癖で収監されている囚人ジェリーと2人っきりで退屈な刑務所の夜を過ごしていた。するとそこに、ヘンダーソン郡のアダムス保安官補がやってきた。彼女はここから5時間かかるハンティントンまで殺人罪で捕まえた男ラッセルを護送していたが、ひどい土砂降りで道が冠水してしまい、ロリンズがいる刑務所に避難してきたという。緊急事態ということで滞在を許したロリンズだったが、突然ブレーカーが落ち刑務所内の電源が消失してしまう。その後、停電によって電子錠が解放されたことで牢屋からラッセルが脱獄。アダムスと共に刑務所内を捜索するロリンズは、逃走したラッセルに襲われ逆に拘束されてしまう。
太陽が照り付けるロサンゼルスのクリスマス・イブ。街角のドーナツショップで一個のドーナツを分け合うトランスジェンダーの二人。28日間の服役を終え出所間もない娼婦シンディは、自分の留守中に恋人が正真正銘の金髪女と浮気したと聞きブチ切れ、彼女を捜し出してとっちめてやろうと街へ飛び出す。歌手を夢見る同業のアレクサンドラはそんな親友シンディをなだめつつも、その夜に小さなクラブで歌う自分のライブのことで頭がいっぱい。さらに、彼女たちの仕事場の界隈を流すアルメニア人移民のタクシー運転手、ラズミックも巻き込んで、それぞれのカオティックな1日がけたたましく幕を開ける!
ハリントン新聞社の記者で人気ポッドキャスト「リカバード」のホスト、アレックスが今回選んだテーマは、友人の弁護士が担当するエリオット・パーク殺人事件。自宅の広大な庭で何者かに頭を殴打されたエリオットが、遺体となって発見された事件だ。容疑者として起訴された妻ステファニーは以前からエリオットと別居中で、2人の子どもの親権を争っていた。しかしアレックスは、他に真犯人がいるのでは?と、編集長ドリューらと独自調査を開始。遺体の第一発見者でエリオットの親友ジェレミーと、隣人レナード、そしてステファニーの証言から、エリオットが家族にも秘密に闇カジノを主催していた事実を突き止める。そして事件のキーパーソンとして浮上したクレアという女性を探すため、アレックスとドリューはエリオットが所有する自家用飛行機の格納庫へ侵入を試みるのだが…。
人気ドラマの主演に抜擢され、一躍スター女優となったアリーシャは、優しい夫ジェフと可愛い娘ジェシーと3人で、幸せな日々を送っていた。そんな彼女が映るテレビ番組を苦々しく見つめるケイラ。彼女はアリーシャとドラマの最終審査オーディションで競っていた人物だった。ジェシー5歳の誕生を祝うパーティー当日、ケイラの企みによって薬を盛られ眠ってしまったアリーシャ。その隙にジェシーを誘拐されてしまう。10年後、すべてを失ったアリーシャは、ジェシー誘拐事件を掘り起こしたマスコミに追いかけ回されていた。そんなアリーシャの姿が映し出された映像を、ある一室のテレビの前で見ている少女の姿があった…。
ワシントンDC周辺に奇怪な気象現象が発生!ホワイトハウスを竜巻が襲い、半壊の被害を受ける。警察官のデヴィッドと弟ジェイコブは、父親であり有能な科学者の博士グランジが、過去の遺恨を晴らすために、気象をコントロールしているのではないかと疑っていた。博士の下で働くサマンサも同じ疑いを抱き、ジェイコブにその危険性を伝えていた。その後、博士が気象兵器を操っていることが明るみになり、放送局をハッキングして気象テロを起こすと宣言する。その後、博士が操る超ド級のメガ竜巻がゆっくりとワシントンDCに接近していく。
ベーカリー店“カップケーキ・パレス”を営むトリシュ。2号店出店の資金を工面するため、カップケーキ大会での優勝を目指して試作品作りに奮闘する日々。そんな時、放置状態の恋愛を心配する姉クロエの勧めで、弁護士アダムとブラインド・デートをすることに。しかし当日、寝坊でレストランに少し遅刻したトリシュは、クロエから教えられた“緑の服を着てくる”との情報をもとに、その男性がいるテーブルへ。謝罪しつつもマイペースに食事の注文を始めた。しかし実は今日からサマータイムがスタート、実際は1時間以上もの遅刻で、アダム本人はすでに帰っていた。一方、緑の服を着た救急救命士のパーカーは、トリシュとの会話が弾み人違いだとは言い出せないまま、1日のデートを楽しんだ。互いに好印象を感じつつも翌日、人違いに気づいたトリシュは、改めて挨拶しようと店を訪れたパーカーを冷たく追い返してしまう。
離婚を決意したハンクとアレックス夫妻。しかし未だにお互いが下した結論に未練を残していた。そんなある日、父が住む街へ向かう道中、バイクが故障してしまったハンクは、修理が完了するまで近くの街で待機することに。すると偶然、バイクが回収されていく様子を目撃したアレックスがハンクを心配して駆けつけてくる。バーでお酒を飲みながら、アレックスが提案した“真実か挑戦ゲーム”への誘いに乗ったハンク。毎日 挑戦することを互いに1つずつ選び実行する。そんなゲームの挑戦を受けて立とうとした時、父が自動車事故に遭いケガをしてしまったとの連絡が入り、ハンクはアレックスと共に父の家へ向かうことになる。