アンパンマンの生みの親として知られるやなせたかしは、これまでの長きにわたる創作活動の中でたくさんの童話・絵本を世に送り出してきました。そうしたお子様たちの心をすこやかに育んでくれる絵本の数々が、このたびアニメとなって登場することになりました。題して『やなせたかしメルヘン劇場』――。これまで発表されたやなせたかしの絵本25原作をオリジナルアニメとして制作しました。収められた作品は、それぞれに人間味あふれ、生命の大切さを訴え、他人にやさしく、人間が大好きな “やなせたかしワールド” がじんわりと感じられる心温まるおはなしです。ハートウォーミングなアニメとともに心が豊かになるすてきな贈り物、ぜひ親子でご覧ください。
「おしりたんてい」とは、トロル作・絵の児童書で、2021年1月現在、シリーズ累計900万部を超える大ヒットシリーズ。幼児から小学校低学年の男女を中心に爆発的人気を得ている。内容は、顔の形が“おしり”に見える名探偵の「おしりたんてい」が、数々の難事件を「フーム、においますね。」というお決まりのセリフを言いながら、ププッと解決していく謎解き物語。キャラクターのインパクトや、犯人を追い詰める必殺技が子供たちにうけている。
おだやかな昼下がりのカフェ。おしりたんていと助手のブラウンがティータイムを楽しんでいると、大きな買物袋を抱えたパオットさんが入ってきた。パオットさんは町に新しくオープンするカレー店のオーナーだ。そこでパオットさんは、買ってきたカレーづくりに欠かせない大事なスパイス「ピリリトキック」が買物袋からなくなっていることに気がついた。「あれがないとカレーが作れない。お店をオープンできない!」ショックで倒れたパオットさんを見て、おしりたんていがが立ち上がる。「私におまかせください」。おしりたんていが“華麗”な推理で消えたスパイスの謎に迫る!
おしりたんていは、父親であるダンディから依頼を受けてテントウムシ遺跡をおとずれる。遺跡に隠された宝が、雨がふらずに困っているテンテン村をすくうかぎになるという。ダンディはテンテン村のこども・パンタンとともに一足先に遺跡へ向かうが、宝をうばおうとする怪しい二人組にねらわれてしまう。さらにかいとうUからも予告状が届いて・・・おしりたんていはダンディの後を追いながら、遺跡にしかけられた数々のなぞを解き明かす!
かいとうUの予告状が、年中風が吹く島、スフーレ島に届いた。彼のねらいは島の宝「風のみちしるべ」。おしりたんていはワンコロけいさつと共に島を訪れ、空を自由自在に飛び回る少女ルルと出会う。ルルは島の外の世界を夢見ているが、島の人々の生活に欠かせない大灯台を守るという家のきまりにしばられていた。かいとうUが予告した満月の夜、おしりたんていたちはかいとうUから「風のみちしるべ」を守ろうとするが、かいとうUには“秘策”があった…。おしりたんていの名推理が光るとき、島にかくされた秘密が明らかになる!
ププッと事件をかいけつしてきたおしりたんていの前に、最悪で最強の敵がたちはだかる…その名は、シリアーティ!不可解な事件、ワンコロ警察にしかけられた罠…。そしておしりたんていに絶体絶命のピンチが訪れる。ダメージを負い、戦意を失ってしまうおしりたんてい。そこで彼を奮い立たせたものとは…。
「フーム、においますね」レディーにやさしくスイートポテトがだいすきなめいたんてい・おしりたんていが、じょしゅのブラウンとともに、どんなじけんもププッとかいけつ!
「アイドルコンテストから参加した後に失踪した親戚を探してほしい」とコアラちゃんから依頼を受けたおしりたんてい。コンテスト会場のスターダス島は、国際的犯罪組織かいとうアカデミーの本部があり、謎に包まれた「ダークエイジ(ルビ:DARK AGE)計画」が進められている場所でもあった。おしりたんていは、ワンコロけいさつのマルチーズしょちょうから捜査協力の依頼を受けて、なんとアイドルになってスターダス島に潜入することに!往年のスター、スターまぶしが主催するコンテストで、アイドルの卵たちと対決し勝ち上がっていく。一方その頃、かいとうUもスターダス島の地下の世界を探りながら、アカデミーの本部に迫っていた。かいとうアカデミーのボス・かいとうGに奪われた秘石「月光石」を取り返しに来たのだ。次々と現れるかいとうアカデミーのメンバーと対決し「ダークエイジ計画」を阻止するため、おしりたんていとかいとうUは一時的に協力することに。かいとうGの狙いは何か? 月光石に隠された秘密とは? 謎多きかいとうUの正体とは? さらにはブラウンの忘れられた過去までもが明らかになっていく。これまで永遠の対立関係だった二人が共に戦うとき…奇跡が起こる!
故郷のあさつき村を出たあさたろう、山の向こうには何がある…てくてく歩く街道筋。峠を越え、海を眺めて気ままな旅路。通り行く町々で色んな人と出会っては、いつの世も咲く人情の花に触れていく。でも悪い奴にはだまっちゃおけない。ピリッと辛い決め技「ねぎじる」をぴゅるるっとお見舞いします!街道宿場で起こる様々な出来事を、あさたろうや旅仲間たちが解決していくドタバタ珍道中が盛りだくさん!旅はゆくゆく東海道、今日はどのあたりでしょうか?
おしりたんてい事務所に届いた一箱のチョコレート、それはかつての相棒スイセンからのメッセージだった。彼女が勤めるハッタンタウンのメットー美術館で多数の絵画が贋作(ニセモノ)にすり替えられる事件が発生。その贋作を手掛けたのはスイセンの師キンモク先生だという。各地で多発する同様の贋作すり替え事件を裏で操る巨大な秘密結社の陰謀を暴き、囚われて利用されているキンモク先生を救出したい、というのがスイセンの依頼だったが、10年前とは様子が違う彼女の言動には謎が多く、敵なのか味方なのかも判然としない。果たして、秘密結社との激闘の中、おしりたんていは深い傷を負ってしまう…「引き受けた依頼は、最後までやり遂げるのが『探偵』なのですから」現在の相棒と共に、かつての相棒の為に、秘密結社の最深部へと足を踏み入れるおしりたんてい――。ボロボロになりながらも立ち上がるIQ1104の頭脳が最後に選ぶのは、相棒か、真実か。いま、おしり史上最大の謎が解き明かされる!
たいせつにしたい13のにんぎょうげき。――細部までこだわった手作りの人形で再現された魅力いっぱいの日本・世界の名作たちです。
西部劇に出てきそうな、どこか懐かしい小さな町の一角に、スケアクロウズ・ショップがあります。店の中で楽しそうに人形を作っている男の名は、スケアクロウマン。彼はかつてカカシでした。麦畑に20年もの長い間立ち続け、毎日毎日、いろんな景色を見ていました。20年目の秋のことです。突然、農夫のおじいさんに抱き上げられて、暗い納屋へ運ばれていきました。新しいカカシと交換されたのです。スケアクロウマンは悲しみ、もう一度カカシとして働きたいと願いました。そんな彼の運命を変える出来事が起こりました。嵐になり納屋に雷が落ち、朝になって目を覚ますと、自分の手足が自由に動くのです!スケアクロウマンは喜びいさんで納屋を歩き回ります。壊れたおもちゃ、ぬいぐるみがたくさん転がっています。彼は夢中になって修理を始めました。ある日、スケアクロウマンは女の子の泣き声を聞きつけます。女の子はアリスという名で、どうやら大事にしていた犬のぬいぐるみを、ママが捨ててしまったようです。スケアクロウマンはアリスのためになんとかして探そうと決心します。こうして、彼の新しい人生が始まったのでした・・・。