1945年、第二次世界大戦末期のイギリス。戦地にいた夫の帰りを待つ妻のグレースは、孤島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。日光にあたると死んでしまう病に冒された子どもたちを守るため屋敷は昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。だが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める…。
1970年代初頭のスコットランド。キリスト教戒律の厳しいカルヴィン主義が支配する小さな村の教会で、信仰の厚い無垢な女性ベスは、よそ者であるヤンと結婚する。ベスは村から離れて石油採掘の仕事に就いているヤンが早く戻ることを神に願う。しかし、油田で発生した事故でヤンは重症を負い、一命は取り留めたものの全身麻痺となってしまう。ヤンはある日、「もうお前を抱くことはできない。別のセックスの相手を見つけ、その様子を話してくれ。」とベスに切り出す…。
世界の音楽やファッションなど、あらゆる芸術と文化に強烈なインパクトを与え、またヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ニューヨーク・ドールズの拠点であり、NYパンク・ロックシーンを生み出したことでも知られる伝説的ナイトクラブ、マクシズ・カンザス・シティ(1965-1981)。本作はこのクラブの歴史を綴った初のドキュメンタリー作品である。かのCBGBより8年ほど歴史は古く、芸術家、作家、俳優、ミュージシャンなど文化人の社交場でもあったこの店は、アンディ・ウォーホルと彼の取り巻きたちが集い、デヴィッド・ボウイとイギー・ポップ、ルー・リードが同じテーブルを囲み、ジョン・レノンやミック・ジャガーらも度々訪れ、ピストルズ解散後のシドもステージに立った場所。これまで明かされることがなかったこのナイトクラブの成り立ちから終焉までの軌跡を、当時を肌で経験したスターたちが振り返る歴史的にも稀少な映像作品である。
男女3組のグループが冒険を求め旅へ。その夜は森でキャンプすることになり、マルタは祖母から聞いた森に伝わる伝説を話し出す。大昔、森に住んでいた娘ジャスミンは村の青年に恋をしたが、青年はジャスミンを弄び、仲間たちと凌辱した末に森に置き去りにする。その後、彼女は魔女になったと伝えられ、男子禁制の地になっていた。そんな森に入り込んだ男女6人。アレックスは何者かに襲われ、リディアは行方不明に。さらにマルタも消え、クリスチャンが探しに行くが、そのまま行方がわからなくなる。危険を感じたクララとアランは逃げ出そうとするも、突如現れた魔女にクララが捕らえられ、アランは魔女から、「彼女を取り戻したければ愛している証拠を見せろ」と迫られる。
1992年、バルセロナオリンピック開催に湧くスペイン。サラゴサの修道院に通う、母親と2人暮らしのセリア。バルセロナからやってきた大人びた転入生のブリサの影響で、新しい音楽、新しい遊びを知り、友人の姉たちともつるむようになる。しかしいつもの仲間とのゲーム中、ブリサに掛けられたある言葉をきっかけに、セリアは母親が決して話そうとしない真実に向き合うことになる。
1976年結成、“ニューヨークのセックス・ピストルズ”とも言われカルト的人気を誇ったバンド、ザ・デッドボーイズ。そのバンドを率いたスティーヴ・ベイターの生涯を描いた唯一無二のドキュメンタリー映画が遂に日本上陸!オハイオ州ジラード出身の彼がバンドを結成するまでの歩み、メジャーデビューからたった一年後の衝撃的な解散、そこから続く新たな音楽活動。音楽とドラッグにまみれてなお人々を魅了し、パリでの交通事故という形で突如散った彼の僅か40年の軌跡を、稀少な映像と真の姿を知る仲間たちの言葉とで綴った衝撃作。監督はクラッシュやジョニー・サンダース、シド・ヴィシャスも手掛けた音楽ドキュメンタリーの名手、ダニー・ガルシア。
パラグアイの市場で荷物の運び屋を生業とする青年ビクトルは、知り合いからの依頼を受け精肉店へ。店員の男から、報酬100ドルと引き換えに“7つの箱をある場所へ運べ”と言われたビクトルは、“箱の中身は絶対に見るな”との忠告に戸惑いながらも、大金目当てに仕事を引き受ける。手押し車に箱を乗せ、市場を抜け、指定された場所に運ぶだけの簡単な仕事だと思ったのも束の間、すぐに地元のギャングや商売敵、スリ、そして警察までもが箱を横取りしようと追いかけてくる。友人らの助けを借りながら、ビクトルは無事に荷物を運び届けることはできるのか?そしてこの箱の中身とは一体何なのか?
ルシアは、マドリッドの中心街のレストランで働く若いウェイトレス。6年間同棲した作家の恋人が失踪したことを知り、地中海の静かで明るい島に、逃げるように出かける。そこでルシアは、陽光輝く環境の中で、彼の小説の禁じられた一節を遠隔操作されて読むように、彼の過去の暗部を覗き始める。公開当初、多数の映画祭で賞を獲得しながらも、過激な性描写でアメリカでは広告掲載を拒否されるなど世界中を騒然とさせた話題作。
30年以上追い求めていたフランシス・ドレークの財宝のヒントを、やっとのことで沈没船から発見したイギリス人のウォルターとジェームズ。しかし沈没船はスペイン籍のもので、発見された物も保有権はスペインにある、として国に奪われてしまった。しかも、その保管場所は“工学の奇跡”“世界一安全な金庫”という異名を持つ難攻不落の構造を擁するスペイン銀行の地下金庫だった…。
メキシコの貧しい村に暮らすマグダレーナ。貧困から抜け出すため仕事と夢を求めた息子は、友人とアメリカへ向けて旅立ち、そのまま消息を絶つ。多くの若者が国境を越えようとして命を失うことが多い中、マグダレーナは、息子を探す為に一人、村を出発する。やっとの思いで得た情報を頼りに、ある村へと向かうマグダレーナは、道中で息子と同じような年齢の青年ミゲルに出会い、彼が母親を探していることを知る。息子と母、それぞれが大切な存在を探している二人は共に旅を始める。
愛する者のためにあなたができること…弁護士のモニカは、夫のアレックスと離婚し、重度の糖尿病を患っている愛娘クララと2人で暮らしていた。ある日、学校の卒業旅行の宿泊許可を巡ってモニカとクララは言い争いとなり2人の間に溝が出来てしまう。娘の身を守るために厳しくしてしまったことを後悔するモニカだったが、悲劇は突然訪れる。仕事を終えて自宅に帰ったモニカは、娘がいないことに慌てふためく。再び再会したのは、病院のベッドの上で昏睡状態に陥っている娘の姿だった。一体、娘に何があったのか?絶望に嘆くモニカは、娘の携帯からGPSで最後の足取りを追うことに。そこには、人里離れた廃工場で男がひとり。「彼女を救うために君は何をする?」と、問いかけられたモニカは彼の儀式に身をゆだね、娘を救うための協定<パクト>を結ぶ。その翌朝、何事もなかったかのように娘は目を覚ますが、モニカの地獄はここ始まる…。
世界有数のリゾート地アリカンテで、若者たちはセックスとパーティーに夢中だ。カローラは、親友パスの元カレで女たらしのカルロスに恋をする。パスはカローラを追いまわしていたブブといちゃつく、同性愛者のトニーは、友人のニコに密かな恋心を感じる。ソニアはヤクの世界から足を洗おうとするが、どうしても抜け出せない。マリーナとレオは、女性同士の快楽に溺れていく。どうしようもない人間関係に身動きがとれぬ狂騒のさなか、彼らにとって取り返しのつかないツケがついにやってくる・・・。
1930年代、アメリカの禁酒法時代。酒の密輸や不法移民の密航が盛んに行われていたキューバ・ハバナ。シモンは自前のオンボロ船で密航を繰り返し、米軍のパトロール船に追撃されるが、若き船乗りアンドレスに命を救われる。恩義を感じたシモンはアンドレスを弟分にし、行きつけの高級娼館に連れていく。そこでアンドレスは可憐な美少女マリーと出会い、恋に落ちる。二人は一緒にニューヨークへ逃亡することを誓うが、突然マリーを連れ去ったのは、密かに彼女を愛していたシモンだった…。
男女4人を乗せロックフェスの会場に向かっていた車が、山奥で突然故障。運よく通りかかった男に案内されたのは地図にも載っていない“サンマルティ”という小さな村だった。村に電話はなく、携帯電話もつながらない。翌朝には修理工が来るというので、4人は仕方なくその村のモーテルに泊まることにする。夜が更けていくにつれ、村人の挙動ががおかしくなってきたようだ。この村は昔、豚の食肉処理が盛んだったらしいが、今はその様子もない。今は何をして暮らしているのだろう。戦慄の一夜が始まる…。
最悪な新型コロナウイルス出現!感染者はゾンビ化、人類の未来は!?急激な温暖化などの気候変動により溶けた南極の氷河より古代の化石が出現。そこから流出した新型のウイルスはCOVID-21と名付けられ各国でパンデミックを引き起こす。感染者達は凶暴なゾンビと化し、あらゆる所でロックダウンや軍による戒厳令が敷かれる中、人類の唯一の希望ともいえる治療薬開発の鍵を握る女性科学者アリソンを研究所まで護送する特殊部隊チームが感染者の襲撃に遭い、彼女の姿を見失ってしまう。感染者に追われ森を彷徨うアリソンは世界を見捨ててサバイバル生活を送るスコットという男性に出会い助けを求める。一方、唯一生き残った特殊部隊兵士の二人も任務遂行のため、彼女を追う。果たして人類が向かうべき未来とは・・・!
名画を模した猟奇殺人。事件を追う2人の捜査員。スペイン、マドリードの一角で不可解な猟奇殺人事件が発生した。名匠ゴヤの版画に模された遺体、現場に残された大量の不気味な仮面と漂白剤の不快な臭い、そのどれもがこの事件のかつてない異常さを物語っていた。捜査に乗り出したのは、優秀なベテラン捜査員のカルメンと、同じ部署に異動して間もなく未熟なエヴァの2人組。カルメンの鋭くも型破りな捜査の仕方にエヴァは戸惑い、時にぶつかり合いながらも事件を追い続ける2人だが、それを嘲笑うかのように凄惨な見立て殺人が続発する。様々な犠牲を払いながらも、やがて2人はすべての事件を繋ぐ驚愕の事実にたどり着くのだが…。
ゴレンは目が覚めると「48」階層にいた。部屋の真ん中に穴があいた階層が遥か下の方にまで伸びる塔のような建物の中、上の階層から順に食事が“プラットフォーム”と呼ばれる巨大な台座に乗って運ばれてくる。上からの残飯だが、ここでの食事はそこから摂るしかないのだ。同じ階層にいた、この建物のベテランの老人・トリマガシからここでのルールを聞かされる。1ヶ月後、ゴレンが目を覚ますと、そこは「171」階層で…。
1976年、より良い生活を求めて田舎町から大都会マドリードのアパートメントに越してきたオルメド家。新生活に心を躍らせる両親を尻目に子どもたちはどこか不穏な空気を感じ取っていた。そんなある日、末っ子のラフィが突然、アパート内で行方不明になってしまう。そして次々に起こる奇妙な出来事の数々がオルメド家を襲いはじめるのだった。大都会で生きるために新しい家に引っ越した家族の夢が、徐々に悪夢に変わっていく…。
映画監督ルイス・ブニュエルがサルバドール・ダリ、ガルシア・ロルカと共に古都トレドの秘宝を探索する
カルロス・サウラの創作の秘密と人生に迫ったドキュメンタリー。カンヌ、ベルリン、ベネチアの世界3大映画祭で数々の受賞歴を誇り、作品の創作に励んだサウラは、私生活では4人の女性との間に7人の子どもをもうけ、自由奔放な人生を送っていた。自身の過去について語ることを好まず、絵を描くことと写真が好きだというサウラと、彼の家族たちとの語らい。そのシーンの背景に「カラスの飼育」「カルメン」「血の婚礼」などの代表作が投影される演出により、サウラと家族の人生、そして創作の秘密が描かれる
原因不明の交通事故で謎の死をとげた議員の伯父、フェリクスの葬儀に出席するため、アルゼンチンから故郷スペインに帰ってきたジョルディ。そこには、幼少の頃一緒に時を過ごした伯父の息子、ディエゴの姿があった。久しぶりの再会を喜ぶ二人。だが、ディエゴのある一言で状況が一変。それは、20年前、ジョルディの父親パウの失踪事件とともに行方不明になっていた女、ベラが葬儀に参列していたというのだ…。
1944年、独裁政権下のスペイン。内戦に敗れ、フランスに亡命した兵士達は、スペイン奪還を目指して大規模な作戦を計画していた。アンセルモをリーダーとした奇襲部隊は国境を越え、奪還の要となる敵陣近くの橋脚の爆破を試みるが失敗し、部隊の大半は命を失ってしまう。アンセルモと部隊の一員で同郷の友人でもあるビセンテは生き残ったが、アンセルモは聴覚を失い、ビセンテは巨大な岩に挟まれ身動きが取れずにいた。
福祉事務所に親権を奪われてしまったシングルマザーのラケル。一人娘を取り戻すための唯一の方法は3万5000ユーロの賄賂を翌日までに届け、措置を無効にすることであった。銀行を訪れ支店長を騙し、何とか融資を取り付けたかと思えたその時、刑務所から出所したばかりの強盗犯・ローラとジョナンが銀行を襲撃。ラケル達は人質に取られ、銀行は閉鎖、周辺一帯はカルロス警部補率いる警察と特殊部隊に包囲されてしまう…。
ジャーヴィス・ドランは、ロンドンの深夜ラジオ番組「残酷な現実」のメインパーソナリティ。彼は歯に衣着せぬ過激な発言で聴取者からの人気を集めているが、一方で脅迫などの事件も絶えず起こっていた。その日もいつも通り放送を始めるはずだった―2人組のマスクを被り武装した男たちに番組が占拠されるまでは…。彼らはジャーヴィスに、2011年11月にベルファストで起こった一夜の出来事について話せと要求する。
1975年、軍事独裁政権下のウルグアイ。21歳のリリアナは、結婚・出産後も学生運動に参加し“独裁政治をぶっ潰せ!”と、声高に叫び市民に投げかける。しかし軍事政府は彼らのアジトを見つけ出し、次々と仲間を検挙。かろうじてその場から逃げることができたリリアナも、数日後には誘拐同然に兵舎に連れ去られてしまった。そこでは、目を疑う地獄絵図のような惨状が広がっていた。囚われたすべての学生たちは全裸にされ軍人たちによる拷問や性的暴行が繰り返し行われていて…。
アルゼンチン出身のノーベル賞作家ダニエルは、故郷の田舎町サラスからの招待を受け、40年ぶりに遥々スペインから帰郷する。国際的文化人ダニエルの帰郷に沸き上がるサラス。懐かしい故郷は、彼に「名誉市民」の称号を与え,人々は暖かく迎え入れてくれる。 青春時代を過ごした田舎町、旧友たちとの昔話、初恋の人との感傷的な再会…。町の絵画コンクールの審査員長も依頼され、故郷の英雄に熱い視線を送る若い女性なども出現し、ダニエルの帰郷は心地よい驚きと、秘密の喜びまでも味わっていた。だが、ふと気づいてみると、彼を取り巻く事態は、いつの間にか思いもよらぬ方向へと方向転換しはじめ、田舎町サラスと国際人ダニエルは悲喜劇の渦に呑み込まれることに…。
人気絶頂の中、表舞台から姿を消した国民的トップシンガー、リラ・カッセン。それから10年、彼女の復帰ツアーが発表される。しかしコンサートが間近に迫ったある日、リラは突然倒れ、記憶喪失となり歌うことさえできなくなってしまう。復帰が失敗すれば彼女は全てを失うことになる。切迫した状況の中、マネージャーのブランカはバーでリラの曲を本人さながらに歌いこなすシングルマザーのヴィオレタと出会う。
紛争の続くアフリカ・コンゴ。そこでラウラの妹サラは消息を絶った。戦闘に巻き込まれた可能性が高く、生存は絶望視されたが、数年後サラらしき人物が現地のジャーナリストに目撃される。ラウラは情報を頼りに一人コンゴへと向かい、妹を創作することを決意する。戦闘に巻き込まれも妹の無事を信じ旅を続けるラウラ。眼の前に転がる死体の山と血の匂い、この世の地獄の果てに彼女を待ち受ける運命とはーー。
間もなく出産を控え、幸せ絶頂の夫婦を襲った不運な衝突事故。夫は帰らぬ人となり、妻サラは補聴器ナシでは耳が聞こえない障害が残った。一緒に生き残ったお腹の中の子の誕生だけを心の支えにしているサラだったが、ある晩、見知らぬ女が現れ、彼女を殺そうと襲いかかってくる。補聴器も壊れ耳が聴こえない中で、陣痛が始まる。サラは正体不明、目的不明の女から逃れ生き残ることができるのか?
スペイン舞踊のスーパースター、奇跡の競演!集結した豪華アーティスト陣は、フラメンコおよびスペイン舞踊ファン、ワールドミュージック・ファンなら絶対に見逃せない最強の顔ぶれ。サウラ監督作『イベリア 魂のフラメンコ』、『パッション・フラメンコ』も記憶に新しい、美貌と表現力を兼ね備える国民的フラメンコダンサー、サラ・バラス。世界的に活躍するスーパーギタリスト、カニサレス。ガリシアが生んだ天才バグパイプ奏者、カルロス・ヌニェス。アラゴン州サラゴサ出身のダンサー兼振付師、ミゲル・アンヘル・ベルナ、スペイン舞踊界の大スター、バレリアーノ・パニョス。アラゴンの伝統「ホタ」を現代化して歌うポップスター、カルメン・パリス。土地固有の味わいを継承するダンサー、歌手、演奏家に加え、国際的に活動するトップアーティストらも異彩を放つ。
オスマン・トルコの小さな村に生まれ育ったアルメニア人青年ミカエルは、医学を学ぽうと首都イスタンブールの大学に入学。フランス帰りのアルメニア人女性、アナと惹かれ合うが、彼女にはアメリカ人ジャーナリストの恋人クリスがいた。第一次世界大戦とともにアルメニア人への弾圧が強まり、ミカエルは強制労働に送られてしまう。からくも脱走し、故郷に向かったミカエルは、アルメニア人に対して虐殺が行われている現実を目撃する。ー方クリスはトルコの蛮行を世界に伝えようと奔走し、アナも行動を共にする。それぞれの信念のもとに激動の時代を生き抜いた3人。ミカエルとアナ、クリスの愛の行方は?そして追い詰められたアルメニア人たちの命運は―?
スペイン、マドリード。市内のアパートで、一人暮らしの老女が殺害される。現場に向かったのは、高い捜査能力を持ちながらコミュニケーション能力に難のあるベラルデと、直情的な性格から度々トラブルを起こす暴力刑事のアルファロ。始めは単純な強盗殺人事件かと思われたが、ベラルデは被害者がレイプされていたことに気付く。老女強姦殺人事件という前代未聞の特殊な事件に捜査は難航し、ほどなくして新たな被害者が出る。
アフガニスタンで展開するスペイン軍医療部隊の隊員たちが、米国・国連共同部隊の救出に向かった際に、搭乗したヘリが事故に遭ってしまう。負傷者もいる隊員たちの救出を遂行するのに与えられた猶予はたったの一晩。いつも通りの問題ない任務に思われたが、不時着・破損したヘリコプターの回収命令を受けた挙句、多数のタリバン武装勢力に囲まれ、現場は地獄と化す。
その日、弁護士であるパトリシアの息子ビクトルが負傷した状態で警察に保護される。ビクトルは通学途中で何者かに拉致され、自力で逃げ出したという。証言を元に前科者のチャーリーが容疑者として逮捕される。しかし彼は事件当日のアリバイを主張。パトリシアはチャーリーを勾留するよう警察に強く求めるが、ほどなくして彼は証拠不十分で釈放される。その夜からパトリシアの身の回りでは不審な出来事が次々と起こりはじめる。
アナは服役中の夫を待ちながら町のバーで働いている。ある日店にミステリアスなその男=ホセが現れ、徐々に客たちや店で働くアナの家族とも打ち解けていく。アナもまたそんなホセに惹かれてゆき、2人はやがて男女の仲になる。しかし、ホセはアナの夫が関わった強盗事件で愛する者の命を奪われた「被害者の遺族」だった。果たしてホセの本当の目的とは?アナの夫が出所して来た時、物静かな男の凄絶な復讐が幕を開ける。
小型犬のオジーはマーティン一家のペットで、特に一人娘のポーラとは大の仲良し。逃げ足が速く臆病な性格だが、愛情をたっぷり注がれて幸せな生活を送っていた。そんなある日、一家が日本へ旅行することになり、オジーは豪華なドッグホテル、ブルークリークに預けられる。寂しいけど少しの辛抱、とポーラたちを見送ったオジーだったが、ブルークリークは実は一度入ったら二度と出られない犬用の刑務所だった!
スイスの人気創作レストラン”W”でソムリエとして働くドイツ人のハンナは、仕事も順調で充実した日々を送っていた。たった一つのことを除いては・・・。ハンナは上司であるオーナーシェフ、トーマスと不倫の恋をしていたのだった。そんなある日、シェフとしてスペイン出身のダニエルがやってくる。レストランでの慌しい一日を終えたハンナは、同僚のシェフ・ヒューゴと共にダニエルを食事に誘う。ダニエルと二人きりになった帰り道、会話が途切れた瞬間、ふいに彼女は酔った勢いでダニエルにキスをしてしまう!キス―。されどキス!たった一度のキスでも、ダニエルにとっては恋に落ちるのに十分だった!
今なお音楽界に影響を色濃く残すミュージシャン、ジョニー・サンダース。91年に悲劇的な死を迎えるまでの、彼の破天荒な生涯を追った初の映像作品がこの『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』。本作を手掛けたのはザ・クラッシュのドキュメンタリー『ザ・ライズ &フォールズ・オブ・クラッシュ』を手掛けたスペイン人監督ダニー・ガルシア。バンドメンバーのジェリー・ノーラン、シルヴェイン・シルヴェイン、ウォルター・ルー、プロデューサーのマルコム・マクラーレンら周囲の人々のインタビューほか、これまで未発表だったニューヨーク・ドールズ、ハートブレイカーズをはじめとする彼の軌跡が映し出された貴重な映像の数々で構成された唯一無二のドキュメンタリー。
長距離トラック運転手のルベンは上司の依頼で、パラグアイからアルゼンチンの首都ブエノスアイレスまで、シングルマザーのハシンタとその赤ん坊の娘を乗せていくことになる。初めは母子を煩わしいと感じ、なるべく口を利こうとしなかったが、子どもに尽くすハシンタの姿や赤ん坊の笑顔に癒やされ、次第に2人に心を開いていく。
独裁政治の爪痕が未だ残る1980年のスペイン。湿地帯の小さな町で少女2人が行方不明となり、やがて死体で発見される。事件の捜査を担当するのは、若手刑事ペドロとベテランのフアン。ほどなく二人は、過去にも同様の少女失踪事件が起こっていることを突き止めるが、小さな町にはびこる幾多の悪意が刑事たちの行く手を阻む。そんな中、また一人少女が姿を消す。2人は少女の命を救い、事件の全貌を暴くことができるのか?
1972年11月17日ロンドン。事件は起こった。貧しい家庭で育ったバーバラ。彼女は大富豪のブルックスと結婚する。一人息子、アントニーを授かり、憧れの上流階級の幸せを実感する日々。だが数年後、突然夫のブルックスに捨てられる―。ニューヨーク、パリ、カダケス、マジョルカ島、そしてロンドン。居場所をなくしたバーバラはアントニーと各国を彷徨う。世間から取り残された二人だけの生活。何かが少しずつ、だが確実に狂い始め、物語は衝撃の結末へ・・・・・・。
キスをしながら、銃で仕留める。誰も私を殺せない。―1980年代、コロンビア。膨大なコカイン・マネーを得た密輸組織メデジンカルテル。麻薬撲滅を目指す政府に反発し、マフィアによるテロが激化、いわゆる「麻薬戦争」が勃発していた。日常的に殺しは行われ、爆発音が鳴り響く。この恐怖の街で生き抜くため、雇われの女暗殺者となった絶世の美女、ロサリオ。抹殺指令の出た男に接近、女を使って誘惑し、キスの最中に至近距離で銃を放ち仕留める。次々と要人を抹殺していく彼女だが、命の危険は確実に迫っていた・・・。
若き天才ピアニスト、トムは、ある出来事をきっかけにステージ恐怖症に陥っていたが、人気女優である妻エマに背中を押され、5年ぶりに表舞台に立った。恩師パトリック・ゴーダルーの追悼コンサートに復帰したトムには、遺品である至高のグランドピアノ、ベーゼンドルファー“インペリアル”が用意されていた。ついにコンサートが開始され、トムは演奏に集中するが、譜面には「一音でも間違えるとお前を殺す」という謎のメッセージが書かれ、姿なきスナイパーの銃口が自分に向けられていることに気が付く…。
そのナンバーが揃う時、ヤツは必ずやって来る・・・!謎の符号“11”に秘められた邪悪な秘密とは!?最愛の妻と息子を放火で失った人気作家のジョセフ。失意の底にある彼は、不気味な幻覚に苦しめられていた。壮絶な交通事故に巻き込まれるも奇跡的に無傷で生還した彼は、牧師である弟から父親の危篤を知らされ、故郷のバルセロナへ向かう。彼はそこで、自らに起こる不吉な出来事の全てに“11”という数字が関わっていることに気付く。その符号の謎を解明すべく調査をはじめる彼は、少しずつ“冥界の扉”に引き寄せられていくー。
『マルティナは海』のビガス・ルナ監督が、女を手玉に取りのし上がろうとする男の成功と破滅をシリアスかつコミカルに描いた情熱のドラマ。スペインを代表する演技派俳優、ハビエル・バルデムと映画デビュー作となるベネチオ・デル・トロが共演。不動産業で成功し、ビルのオーナーになることが目標のベニト。彼は愛人を使って仕事を有利にしたり、銀行家の娘と結婚して融資を得ようとしていた。女を踏み台にして仕事を続けていた彼は、念願のビルの建設がかなった。しかし、そんな彼を悲劇が襲う…。
『おっぱいとお月さま』などで知られるスペインの巨匠、ビガス・ルナ監督がスペインの片田舎を舞台に描く6人の男女の愛憎渦巻く官能ドラマ。ハリウッド進出前のペネロペ・クルスが主演し、アンナ・ガリエナ、ハビエル・バルデムら豪華キャストが共演。