アメリカ・ミネソタ州。ある日、不可解な火災が相次いで発生する。出火元も延焼ルートも不明。現場に残されていたのは、燃え尽きた遺体と、まるで意思を持つかのように動く炎の痕跡だった。消防士歴6年のジェイクは、目の前で仲間を失いながらも、その“炎”の正体を目撃。それは竜のような形をした、まさに生きているかのような炎だった。やがてジャックは元消防士ダッチと出会い、「あの炎は太陽の爆発によって生まれた宇宙生命体だ」という衝撃の真実を聞かされる。40年前、地球に飛来した炎に恋人を奪われて以来、ダッチはその“炎の怪物”を追い続けていたという。ジェイクは、国家消防局のアンドリュースと共に、地球を焼き尽くそうとする未知の炎に立ち向かう。
2011年、“アラブの春”の激化により、中東アムラキスタンは暴動と破壊の渦に包まれていた。アメリカの秘密軍事機関“ブラックヘイロー”は、混乱の中で極秘資産の移送を余儀なくされる。指揮官マクガークは、シーガー率いる特殊部隊を現地に派遣。ところが輸送中、アラブ人男性モーシンによって重要なケースを持ち逃げされてしまう。モーシンは機内から飛び降り、砂漠の奥地へと姿を消すが、支配者アンワールの手により拘束されていた。事態の打開を急ぐマクガークは、最後の切り札としてトムを送り込む。彼の任務は、モーシンの身柄とケースを確保するため、アンワールとの危険な交渉に挑むことだったが…。
ウィスコンシン州グリーンベイで、黒の風船を手にした謎のピエロが度々目撃される。目撃者がSNSに投稿した写真は瞬く間に拡散され、静かな街は一躍、世界中の注目を浴びることに。その後、面白半分にピエロの格好をして街をうろつく者たちが現れるが、警察は単なる仮装では逮捕できず、様子見の姿勢を崩さなかった。やがて、この謎のピエロは“ギャグ”と名付けられ、マスコミは“ギャグ・ウォッチ”という番組でその正体を暴こうと追い続ける。一方、地元の若者サラとタイラー、そしてピエロの扮装をしたクリスは夜の街を徘徊していた。調子に乗って街の人々を脅かしていたクリスだったが、駐車場で起きた事件をきっかけに、警察はついに“ギャグ”の行方を追い始める。
多彩な国籍の人間が割拠する90年代半ばの台北。レッドフィッシュをリーダー格とする4人組はお金も自由も愛も、思うがままに手に入ると信じている。ホンコンは女性をもてあそび、トゥースペイストはニセ占い師として稼ぐ日々。ある日、フランスからマルトという女性が台北にやってくる。新入りのルンルンはひそかにマルトに心を寄せ、彼らの関係が変化し始める。決して後戻りのできないところまで―。
43歳のカタは工場勤務の未亡人。彼女は既婚者と不倫関係にある。カタは子どもが欲しいのだが、愛人は一向に聞き入れない。とある日カタは、寄宿学校で生活するアンナと出会い、彼女の面倒を見ることにした。次第にふたりは奇妙な友情を育んでいく。
幼馴染みのスカイとルーシーは高校3年生。親友の2人はいつも一緒にいるが、スカイの家が住宅開発会社社長の父、母、兄と暮らす裕福な家庭であるのに対し、ルーシーは酒浸りのシングルマザーが男を連れ込む複雑な家庭だった。そのためルーシーはスカイの家に憧れがあり、彼女が卒業後、地元を離れて大学に進学するのを寂しがっていた。そんなある日、ルーシーは「あなたと一緒にママになりたい」とスカイに詰め寄る。スカイは困惑しつつも先の話として約束するが、それから間もなくして初めてできた彼氏との初体験で、ピルを飲んでいたにも関わらず妊娠してしまう。一方のルーシーもスカイの兄アーロンと交際をはじめ、直後に妊娠が発覚、それぞれの親に知らせることになる。
ある日、世界各地に隕石が落下。そのうちの1つが、ペンシルベニア州アンブリッジに落下。衝突現場に急行した軍隊だったが、突如何かに襲撃され、連絡が途絶えてしまう。そんな中、ニーナは夫のCJとともに、ボストンへ引っ越す友人エリックとソフィー夫妻の家へ向かっていた。だが、ニーナとCJの夫婦関係はすでに破綻寸前。車内での激しい口論の末、CJは離婚に同意する。その夜、エリック宅には、カップルのダニーとモニカも招かれ、6人で和やかな夕食会が始まる。しかし、モニカの軽率な一言が引き金となり、ニーナとCJが皆の前で再び激しく衝突。2人を収めようとしていたその時、家の外から不気味な悲鳴が響き渡る。
子どもの頃、将来を嘱望される馬術選手として注目を集めていたデビィ。だが経済的な事情から競技を続けることができず、現在は牧場で厩舎の掃除や馬の世話をしながら、調教師として働いていた。ある日、牧場に馬を買い求めにきた一家の前で馬に乗ったところ、その技術に目を留めた乗馬トレーナーのジョナサンから、再び馬に乗ることを勧められる。そのために馬を買いたいと考え実家に頼むが、費用を用意できるはずもなかった。そんな折、馬の競売会で暴れ馬に出会ったデビィは運命を感じ「乗りこなせたら安く譲ってほしい」と持ち主に直談判。見事に馬を乗りこなした彼女は、その馬を手に入れることに成功する。その馬に“伝道師”の意味を込めてエバンジェリストと名付け、再び競技の世界へと挑戦を始めるのだが…。
愛する息子を失ったことで心身に不調をきたしていたリズは、2年ぶりにCIAの現場復帰を許される。復帰直後に与えられた任務は、制御を失いセルビアに墜落した軍事衛星のデータ回収だった。現場の指揮を執るのは、数ヵ月後に退職を控えるスミス捜査官。リズとスミスはセルビアへ渡り、現地で合流するエリック教授と、その護衛を務めるダルコとともに行動を開始する。4人は衛星の信号を頼りに、慎重に森の中を進んでいく。途中、近隣の住民と思われる少年と遭遇するが、言葉が通じず、彼は怯えた様子で逃げ去ってしまう。さらに奥へ進むと、森の中に一軒の家を発見。衛星の信号がその家の中から発信されていることを確認した彼らは、慎重に侵入を試みる。しかしその瞬間、突然ダルコが撃たれてしまう。
20世紀初頭のアリゾナ、鉱山の町ルビー。不当な労働条件に反発した炭坑作業員らがストライキを起こすが、この町を牛耳るミラー・コルファクス鉱業は、働かない者を不法侵入者と見なし銃殺により皆殺しにする。その現場を目撃してしまった教会に仕える女性、エリザベスとカーラは命からがら町を逃げ出すが、巨悪組織ピンカートと手を組むミラー・コルファクス鉱業はすぐに追手を仕向けるのだった。2人が助けを求めて偶然逃げ込んだ郊外の一軒家。そこには、無骨で強靭な肉体を持ったマイケルとエンジェルという男たちが暮らしていた。訪れた追手たちを瞬殺で一網打尽にする2人。彼らは一線を退いた元“殺し屋”だった。まさかの事態に恐れおののくエリザベスであったが、彼女は多額の報酬と引き換えに、自分たちを安全な場所まで逃がすための“用心棒”を2人に依頼するのであった。
1933年のヒトラー首相就任から1945年にヒトラーが亡くなるまでの間、プロパガンダを主導する宣伝大臣として、国民を扇動してきたヨーゼフ・ゲッベルス。当初は平和を強調していたが、ユダヤ人の一掃と侵略戦争へと突き進むヒトラーから激しく批判され、ゲッベルスは信頼を失う。愛人との関係も断ち切られ、自身の地位を回復させるため、ヒトラーが望む反ユダヤ映画の製作、大衆を扇動する演説、綿密に計画された戦勝パレードを次々と企画し、国民の熱狂とヒトラーからの信頼を再び勝ち取るゲッベルス。独ソ戦でヒトラーの戦争は本格化し、ユダヤ人大量虐殺はピークに達する。スターリングラード敗戦後、ゲッベルスは国民の戦争参加をあおる“総力戦演説”を行う。しかし、状況がますます絶望的になっていく中、ゲッベルスはヒトラーとともに第三帝国のイメージを後世に残す最も過激なプロパガンダを仕掛ける。
連続狙撃事件の容疑者はエレガントな億万長者。上流国民の“お遊び”に法の鉄槌は下るのか――
湾岸戦争終結後の1991年3月、米国人捕虜は全員釈放されたはずだった。しかし、ペルシャ湾岸のとある場所で、7人の米国人捕虜の処刑が秘密裏に行われようとしていた。砂に体を埋められ処刑の時を待つ捕虜たちだったが、敵であるハニフ少佐が突如捕虜たちの処刑を止め、仲間の兵士たちを撃ち始める。間一髪のところを抜け出した捕虜たちは反撃を開始。この戦闘で仲間のレ・ルーが重傷を負い、ハニフ少佐と兵士2人が死亡、生き残った捕虜たちは敵トラックの奪取に成功する。さらに彼らは使える銃やナイフなどを探し出し、瀕死のレ・ルーを乗せて砂漠を走り出す。その中には学生時代からの親友で、一緒に入隊したジョンとダニーの姿があった。
ブカレスト国立古代博物館から盗まれた“アッティラ王の鎧”には、世界を支配する力を秘めた“軍神マルスの剣”の隠し場所が記されていた。考古学者のサマンサは、CIAエージェントのジェイクと捜索を開始。古城の地下に隠されていたアッティラ王の墓を発見するが、マルスの剣は敵の手に落ちてしまう。その時、洞窟を包む不気味な閃光と共に出現した巨獣。それは、伝説の魔犬“ケルベロス”だった。不死身の魔犬に、通常の武器は通用しない。奴を倒すには、マルスの剣を取り戻すしかなく…。
冴えない男性ボビーは、思いを寄せていたナタリーに勇気を出して告白するも、「センスがないし、平凡すぎる」とバッサリ振られ、さらには別の男に彼女を奪われてしまう。深く落ち込み、自信を喪失したボビーを心配した親友フランコは、伝説のプレイボーイ“マック・ダディ”が主催するパーティーへと連れ出す。最初は「昔の色男だろ」と高をくくっていたボビーだったが、目の前で次々と美女を虜にするマックの姿を見て、その腕前が本物であると確信。彼の恋愛指南を受けることを決意する。マックの巧妙な仕掛けにより、ナタリーは交際相手と破局。外見も自信も“イケてる男”に変貌したボビーは、マックとともにナタリーがいるパーティーに再び姿を現す。見違えるようになった彼に、ナタリーは興味津々で声をかけてくるが…。
リーダーのジャレド、技術担当のフランクリン、霊能力者キャットの3人がさまざまな超常現象を調査していく人気テレビ番組「ゴーストファインダーズ」に、また新たな依頼が舞い込んだ。その内容は、1950年代に建てられた古屋敷を格安で購入したものの、住み始めたその日からポルターガイスト現象が起き、結局一晩もそこで過ごしていない、というものだった。その家にはかつて画家一家が住んでいたが、ある日突然画家が妻子を殺害、自らも首をつって自殺したという。家主の妻曰く、白いドレスの女性がいたとも。その後、家主は家を貸し出したが、借主も超常現象に見舞われて退散。かくしてゴーストファインダーズの面々は家の中に入り調査を開始するが…。
潰れかけのビデオゲーム販売店で修理担当の技術者として勤務するオズ。ある日、店長のジェリーから経営不振によって店を閉めることを告げられる。ビデオゲームが大好きで人付き合いが苦手なオズにとって、最高な環境だったこの店が閉店することは大きなショックだった。憂鬱な気分で、ひとりバーで飲んでいたオズは隣に座った女性テスに話しかけられる。テスとの会話で気分の晴れたオズは店に戻るがジェリーは不在で、袋に入ったゲーム基板が落ちていた。どんなゲームか気になったオズは筐体にゲーム基板を設置すると電源を入れる。するとそこにはオズの知らないゲーム画面が映し出される。夢中になってゲームにのめり込んでいくオズだったが…。
精神科医のマキシは、自著「部族の教育」の出版に喜びを感じていたが、実際には銀行ローンの返済もままならないほど経済的に追い詰められていた。そんな折、かつて孤児院で共に育った仲間エクトールから、父親代わりだった院長アルドの死を知らされる。さらに、アルドには遺産があるという話を聞いたマキシは、相続を期待して25年ぶりに故郷へと向かった。孤児院に到着した彼は、エクトールや旧友フアンマらに温かく迎えられ、再会の喜びに浸る。そして案内された2階の部屋で、マキシは驚くべき光景を目にする。そこには、いまだ埋葬されていないアルドの遺体があり…。
歌手になることを夢見ていたアンジーは、妹マディと小遣い稼ぎで路上ライブを行っていた。するとそこに一人の少年が5ドル紙幣を差し出し、アンジーの好きな曲を歌ってほしいとリクエストする。少年はアンジーの歌声を褒めるとその場を立ち去るが、後日2人は偶然の再会を果たす。マリオと名乗る少年とアンジーはその後何度か会うようになり、やがて付き合い始める。そんなある日、音楽発表会に両親が来るのを楽しみにしていたアンジーだったが、両親は彼女との約束を忘れ発表会を欠席してしまう。両親が来なかったことに動揺し、演奏が上手くいかず落ち込むアンジーを慰めるマリオは、音楽業界にいる伯父を紹介しようと、彼女をある場所へと誘う。
家族とメキシコ旅行に行くため、スカイウィング507便に搭乗中の捜査官ケイレブ。しかし本部からの急な呼び出しで飛行機を降りた彼は、政府が極秘で進める時空間移動の技術“アルファ計画”の装置紛失を聞かされる。物体の瞬間移動や、時空間移動を可能にするというその装置。ケイレブは捜査の末、制作者ウィンター博士によって盗まれたと判断。しかし博士は自身の家族が搭乗した507便で逃亡中と判明する。その後、政府は機密漏洩を恐れ、大統領命令によって飛行機の爆撃を決定。いざ実行に移そうとした瞬間、装置が稼働し機体は時空間に消失。それと同時にアメリカ上空には巨大なワームホールが現れ、都市を飲み込み始めてしまう。
作家を志し出版社に原稿を送り続ける自称、吸血鬼小説家のオリビアは、出版社から届く手紙を心待ちにしていた。しかし今回もまた、これまでと変わらない不採用の通知が送られてきた。その夜、ワイン片手に物思いに耽るオリビアは、窓にぶつかり傷ついたコウモリを保護する。翌日、ガレージに残したコウモリが気になったオリビアが様子を見に行くと、そこには全裸のイケメンが横たわっていた。混乱するオリビアのもとに、追い打ちをかけるようにジュリアスと名乗る私立探偵が訪れる。オリビアに3人の男女の画像を見せたジュリアスは、この中に心当たりの人物がないかを尋ねる。その中には、オリビアがさきほど見かけた全裸の男の姿があった。
デビッドは子どもの頃から父親に虐待を受けて育ち、そのせいもあってか今では強迫性障害と外出恐怖症を発症していた。そんな父親も病気で入院することになり、一人で実家に住むデビッドは穏やかに暮らしていた。ある日の夜、デビッドが就寝しようとすると、姉ミシェルから父親が亡くなったとの知らせが届く。その後、弁護士からの指示で、実家で父親の遺言が公開されることに。実家にはデビッドと姉ミシェル、いとこのケリーとダレン姉弟、ミシェルの元夫リチャードと婚約者シェリルという6人の親族関係者が集められた。そして弁護士の到着を知らせるベルが鳴り、デビッドがドアを開けると、そこには弁護士ではなく黒い箱が置かれていて…。
函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞受賞作を原作に、月川翔、斎藤玲子、園子温の3人の監督がそれぞれに映像化。【ノーバンツ・ガールズ】ありふれた日常に退屈感を抱く小学生あいり、このみ、のぞみ。このみのふとした出来事をきっかけに、3人は「ひ・にちじょう」を求め、ハラハラ・ドキドキ大作戦「ひ・ばんつ」を始める…。【ノーパンツ・ガールズ外伝】テレビ局リポーターのこのみは、取材で幼い頃に住んでいた町へ行ことに。そこで脳裏に蘇ってきたのは、子供の頃に体験した「ひ・にちじょう」的出来事ー。それは下校途中、水溜りでこけて濡れたパンツを川に捨て、そのまま帰宅した事だった…。【大人になったら】ちょっとおませな小学生あいり、のぞみ、純粋で内気なこのみ。ありふれた日常に退屈を感じている3人は、「ひ・にちじょう」的な刺激について常に考え、子供であることに不満を持っていた。するといつの間にか体が大人になり…。
憧れの人に告白するため 30 日間禁欲を決行した俳優・古谷蓮は何も変われなかった反省から、憧れの人に変わった姿を見せるべく寺修行に行くことを決意する。自己鍛錬に勤しむ古谷。性欲に悩む夫婦や性を超越する住職との出会いを重ね、自己発見の授業を駆け抜けていく古谷に思いがけない悲報が届く。禁欲と自己鍛錬の目的を見失う古谷。 そんな中、映画「30days」の大ファンだという琴絵と出会う。禁欲に切実な問題を抱える古谷と琴絵の運命的な出会いによって、禁欲自己鍛錬はクライマックスを迎える――。
1999年、地球終末論があちこちで聞かれた不安の時代。友達ミヌの代理でファストフード店のアルバイト、イェジに告白のメモを渡したジュヨン。ある日、家へ帰る途中にテコンドー部の先輩から暴行を受ける。そこへイェジが、店の景品だったおもちゃのパトカーのサイレンを鳴らして助けに来る。偶然か必然か、ジュヨンとイェジは、ジュヨンの母親が担当する少年院の家庭体験プロジェクトをきっかけに一緒に暮らすことになり…。
80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――。
不動産業を営むケントが、出張先で部下のエイミーと一線を越えてしまう。ケントには妻サラと一人娘のルーシーがいたが、仕事優先の生活で夫婦関係はすでに冷え切っていた。一方のエイミーは、何かと自身の行動に執着する夫ブラッドによって、すぐに不倫を見抜かれるも、激しい口論の末、エイミーは階段から転落して死亡してしまう。そんな中、ケントをライバル視する同僚のミゲルによって、昨夜の情事を盗撮されていたことが発覚。写真を突き付けられ脅されたケントは、窮地に陥ってしまう。時を同じくエイミーのスマホからケントの存在を察知したブラッドは、復讐のためサラに接近していた。
島の有力者コノリー家の一人娘フェイは、親友マディと森へ出かけるが、何らかのトラブルによりマディは自殺、フェイは頭部に損傷を負い意識不明の状態で発見される。フェイを助けた猟師のカートは、島に移住したばかりの人物だったが、一夜にして英雄と称えられ、島民の結束を象徴する存在となっていた。事件から3ヵ月後、日常の生活に戻ったフェイだったが、ケガの後遺症で事件の記憶は失われ、時々パニック発作を引き起こすようになっていた。自身の境遇と父親フランクによる束縛に悩んでいたフェイは、親に内緒でニューヨーク大学への入学を画策、パニック発作のたびに脳裏に浮かぶ“赤い砂浜”の場所を探すようになるが…。
3日前、ラザルスはパラダイス・シティに麻薬を蔓延らす犯罪組織から仲間に誘われるも拒絶したため、あえなく殺された。しかし突如、彼は救急車の中で目を覚ます。銃で撃たれて死んだはずが、なぜ生き返ったのか、何が起こったのかを理解できぬまま夜の街を歩いていた。そんな時、1人の女エンバーが複数の男に襲われている現場に出くわす。エンバーを助けようとするも男たちに襲い掛かられるラザルス。しかし内からみなぎる圧倒的な力で男たちをねじ伏せることに成功し、その直後に意識を失い倒れてしまう。その後、エンバーの部屋で目を覚ましたラザルス。彼はそこで自分を蘇らせたと言うヘルボーンという不思議な男と出会う。
巨大な湖をいただくテキサス州自然保護局で猟区管理官として勤務するも、アル中が祟って妻子ともうまくいっていないスペンサー。彼は、サーフシティで釣り上げたサメの死骸を自慢するノーランに、湖にサメがいるといったガセの噂が広がることを危惧し、死骸を海に戻すよう厳命。しかしノーランは死骸を湖に捨ててしまう。まもなくして湖で泳いでいた若い女性が死亡するが、その死体にはサメの歯が刺さっていた。投げ捨てたサメは生きていたばかりか、淡水域でも生息できるオオメジロザメだった。しかも、腹の中にいた子供も成長しているらしい。サメの出現で観光客が来なくなることを恐れた市長は、これを隠蔽しようとするが、徐々に犠牲者の数は増えていく。
双子の兄妹スペンサーとサラは、自分たちの出生にまつわる謎を解明するため、バーモント州の人里離れたイーグル館へ向かっていた。24年前、2人の両親ジョセフとメアリーは長い帰途の途中、予想外の雪嵐に遭遇し山奥にあるイーグル館に急遽宿泊。妊娠していたメアリーは予定日の1ヵ月前にも関わらず真夜中に突然産気づき、双子を出産した。しかしその後、敗血症で死亡してしまう。警察が到着した時にはジョセフの姿はなく、彼はそのまま失踪してしまったという。フロントで宿帳への記入を済ませた2人は、奇妙な宿主に部屋へ案内されるも、満室という割には他の宿泊者の気配はなく、特にスペンサーは、言葉にできない不吉な影を感じていた。
「銀幕エレジー」 山口 雄也 監督(深谷シネマ)ブルーカラーの家で育った友恵の唯一の楽しみは映画を観ること。吉国グループの御曹司慶太郎と結婚し玉の輿に乗った。初めのうちこそ優しかったが、明らかに友恵を下に見る態度など対等な個人として扱われることはなく、DV を受けるまでに。そんなある日、友恵はある決断をする。今まで人に流されて生きていた自分が今なぜ大胆な行動をとれるのかを悟る。深谷シネマは酒蔵をリノベーションして作られた映画館。人は人生何度でもやり直せる意味を込めて。 「シネマコンプレックス」 中村 公彦 監督(ジャックアンドベティ)20年以上助監督を務めてきた手条順也は、ようやく念願の初監督作品を完成させた。だが喜びも束の間、主演俳優が不倫スキャンダルを起こし、映画はお蔵入りに。絶望した手条は、反社から買った拳銃でプロデューサーに発砲し、二百万円を奪って逃げる。やがて長年コンビを組んできた助監督に説得され、自首することにするが、その前に子供の頃通っていた横浜の映画館に立ち寄る。そこにはかつて手条に映画の楽しみ方を教えてくれた支配人がいた。手条の胸中に渦巻く、映画への愛と憎悪の行く末は― 「俺と映画と、ある女」 鈴木 太一 監督 (横川シネマ)今から九年ほど前、映画監督として初めて長編映画を撮った私は、その映画を携えて広島の横川シネマにやってきた。そこで織りなされる、劇場支配人や劇場常連客との触れ合い、そして、とある女との運命的な交流。これは、私、鈴木太一という映画監督が味わった実体験に基づく、少々風変わりで、ほろ苦く、甘酸っぱい物語である。 「colorful」 沖 正人 監督(御成座)色を識別出来ない目の病気を抱える崇徳。ある日、最愛の両親を交通事故で亡くし、亡くなった母親の生まれ故郷である秋田県の児童養護施設に預けられる事になる。叔母に連れられて施設に向かう途中、閉館したはずの廃墟となった映画館の前を通り掛かると、以前、叔母が幼い頃に見た様な、賑やかで華やかだった頃の映画館となっていて、支配人に招かれて映画館に入って行った二人は、それから不思議な体験をする事になる。
ママがやって来る!児童養護施設で暮らす11歳の少女ルーのもとに、長年離れ離れだった母親カリーナから突然連絡が入る。自称ハリウッドスターのカリーナは、ルーの憧れの存在。再会を喜ぶルーを勝手に施設から連れ出したカリーナは、「ポーランドのおばあちゃんのところへ行く」とルーに告げる。カリーナにはルーとずっと一緒にいるための、ある計画があったのだ。「私たちはボニーとクライド。人生はゼロか100かよ、お嬢ちゃん」。ルーは破天荒な言動を見せるカリーナに戸惑いながらも、母親と一緒にいたいという思いでついていく。一方、児童養護施設からはルーの行方を心配する電話が鳴りやまない…。オンボロのスポーツカーに乗ってポーランドを目指すルーとカリーナの逃走劇が始まる。
ベルギーで暮らしていたチンピラのカマルは、シリアで多くの子どもたちが戦争の犠牲になっている現状にいたたまれなくなり、力になりたいと現地へ向かう。ところが強引にISの一員にされて、世界に向けて配信される処刑シーンに顔を出すことになってしまう。カマルがISからの逃亡を試みる一方、幼い弟ナシムも兄への憧れからシリア行きを決意する。
世界各地で頻発する地震や異常な火山活動。マントル層の異変を察知した地質学者のジェイクは、かつて自身も関わっていた地球深部での大規模な掘削作業、“DEEP計画”の影響で太平洋プレートに亀裂が生じていることに気づく。ジェイクは、旧友のパーマーやカレンと共に破滅を回避するただ1つの方法を発見する。それは最新鋭の地底掘削マシンで地下40キロのマントル層に突入、核爆発の高熱でプレートの亀裂を“溶接”することだった。一方、地上ではこの未曾有の危機を公表すべきか否かで議論が巻き起こり、人類の存亡をかけた決断の時が迫っていた。
戦場など危険地域をかけ巡り、至るところでシャッターを切りまくるカメラマンのジャックは、マニラに入国する際に居合わせたフィリピン出身の若い女性ラナとホテルで合流した。ラナの父は“怪物”と恐れられていたアメリカの元軍人だが彼女は一度も会ったことがなく、その父親捜しにジャックも協力することに。しかし調査を進めるごとに、2人は身の危険にさらされていく。どうやら謎の組織が介入しているらしい。やがてジャックのカメラを奪おうとした男が何者かに射殺され、さらに警察はラナの素性を怪しみ、ジャックも疑念を抱くようになる。意を決したジャックは、自分のカメラの中の写真を現像してみるのだが…。
グレイスは両親に内緒で友人のサッフォーとバスでセドゥーナに向かっていた。途中、バスに乗ってきた青年ジェイミーに惹かれたグレイスは、積極的に彼にアプローチ。すっかり仲良くなった2人はイチャつきはじめ、その様子を見ていたサッフォーは一緒に行動するのが嫌になり家に帰ってしまう。サッフォーがいなくなり心細くなったグレイスはジェイミーに誘われるまま一夜を共にするが、翌朝、彼はグレイスの荷物を盗み、姿を消した。所持金もなく警察に頼ることもできなかったグレイスは途方に暮れつつも、セドゥーナに向かって歩き出していた。一方、家出の際に大金を持ち出していなくなったグレイスを心配した両親は探偵を雇い、彼女の行方を探し始めるが…。
7月のマイアミで、低予算インディーズ映画『空に向かって』の撮影が行われていた。しかしその現場はトラブル続き。制作の“甘ったれ”クリスと“嫌な奴”エリックは、撮影現場に飲料水を持っていくことをすっかり忘れ、おかげでクルーはストライキに突入していることを、制作チーフの“クソ女”ソフィは助監督の“現場のナチ”タレンから知らされる。プロデューサーのドレーは指示したことの6割は間違えている“モニター前のバカ”で、監督のディワインは怒鳴らず紳士的に指示を出す術を知らない。その他キャストも含めてぶっ飛んだ連中によって、撮影はどうにかこうにか進められていくのだが…。
孤独な医師ホルヘは毎日ランニングを欠かさない隣家の人妻イサベルの行動を監視、ストーカーのように彼女に合わせて動き、接触するチャンスをうかがっていた。ある日、イサベルに飲み物を奢ることできっかけを作ったホルヘは、彼女と挨拶を交わせるまで関係を進展させた。そんな行動の裏で、彼は着々とある準備を進めていた。ある日、車の修理を装ってイサベルを拉致することに成功したホルヘは彼女を家に運びこむと、車椅子に拘束する。目が覚めて助けを求めるイサベルの前に姿を晒したホルヘは彼女に優しく語りかけるが、理不尽な扱いを受けたイサベルはホルヘを罵倒する。イサベルに薬を注射して眠らせたホルヘは、2人だけで挙げる結婚式の準備を始める。
消防隊長を父に持つクリスティンは、男性中心の職場で偏見と戦いながら消防士として奮闘していた。ある火災現場で父と共に子供の救出に向かうが、父は殉職。その責任を問われたクリスティンは謹慎処分を受ける。失意の中、彼女はより過酷な任務に挑む空挺隊員スモークジャンパーズへの入隊を決意。厳しい訓練と仲間たちの偏見に立ち向かいながら、真の消防士として成長していく。そんなある日、大規模な森林火災が発生する。
ごく普通の夫婦に見えるエドとスーザン。しかし2人は“スタジオレッド”と名乗るスナッフ・フィルムを追求する殺人夫婦だった。今回エドは、史上初の3本立て長編映画を作ろうとしていた。それは一晩で3人の犠牲者、つまり3人を殺害するというもの。夫婦は観客の目を楽しませるために家中にカメラとマイクを設置、3つの殺人のすべて撮影し、DVDに収録しようと企画。獲物探しは難航したが、ようやくロサンゼルスの街で高額の報酬を支払うと騙して、クラッチとジェイミーとクリスタルの男女を家に連れ込むことに成功した。いよいよ、己の欲望に忠実な殺人鬼の本性を剥き出しにした撮影が始まるのだが…。
大学生のシルヴィ、メアリー、アナはスペイン旅行に出かけ、地元出身の友人ギャビーに迎えられて目的のヴィラへ向かう。そこは携帯電話もつながらない山奥で人けもない。それでも4人は思い切りバカンスを謳歌し、夜は恋愛話や映画のオーディション話などに花を咲かせる。そんな中、外に出ていたギャビーが突然番犬マックスに噛まれて傷を負った。彼女は犬が何かに脅えていたという。まもなくして若い男性警官が来るが、しばらくしてギャビーは苦しみ出し絶命した。家主の連絡先はわからず、救急車は来ない。電話線も切られている。彼女たちは警官を殺人犯と思い込んで気絶させ、ヴィラから脱出しようとするが、車を動かそうとしたアナの背後に何者かが忍び寄り…。
1 新聞人形 近所に新聞紙で作られた四つん這いの何かが置かれている。誰が何の目的でこのようなモノを作ったのか…。/2 霊拓 ポスターに浮かび上がった黒いシミ。何回交換しても黒いシミが出来続け、正体を暴こうと撮影を開始するが…。/3 猫 アパートの隣人が不審な死を遂げ、投稿者は生前の隣人の言葉が引っかかっていた…。/4 飼育 友人がペットを飼い始めたのだが、どんなペットなのか教えてくれない。しかも、河川敷で飼っているというのだが…。/5 第三の男 ある廃墟で撮影された心霊映像。不気味な映像の裏には驚愕の事実が隠されていた!?/6 マン・イン・ザ・メイズ 自称霊能者である祖父の残した「念写」と記されたビデオテープと便箋。便箋の中には事務所の住所が記されており…。
アルバニアの映画監督ヴァニが撮った新作がヴェネチア国際映画祭に選出され、上映されることになった。俳優出身で、5年前に妻を亡くし、娘はヴェネチアの医大に通っているヴァニは、感慨深げに撮影監督のカシとともにフェリーで、まずはイタリアのバーリへ到着して一泊する。翌朝、車でヴェネチアへ向かおうとする彼らは、修道女の衣装を脱ぎ捨てて、なかなか来ないバスを待つ2人のポルノ女優イリーナ&ローラと出会う。車に乗せてくれたらヴェネチアまで道案内してくれるという彼女らも、ヴェネチアでオーディションがあるのだという。かくしてヴァニたちは2人を同乗させ、ヴェネチアまで800キロの長距離を共にすることになるのだが…。
カテゴリー3のハリケーンが上陸している深夜、ラジオ番組「真夜中の10分前」のパーソナリティ・エイミーは何かにかまれたと、首筋から血を流しながらスタジオに到着する。受付のアーニーは狂犬病のコウモリではないかと心配するが、エイミーは問題ないと気丈に振る舞う。そんな中、番組プロデューサーのボブから今夜の放送にシエナという若い女性を同席するように言われたエイミーは、2人の様子から自分が番組を降ろされることを悟る。シエナと共に番組を始めたエイミーは、番組の途中で攻撃的なトークを繰り広げた挙句にシエナにかみつき、現場は修羅場に。血を求めスタジオ内を徘徊するエイミーは次第に現実と妄想に取り込まれ、正気を失っていく。
夫を亡くし、幼い息子タイソンとともに取り残されたシンシアは、深い悲しみに打ちひしがれていた。そんな彼女を支え続けたのは、家族のような存在で同居してくれた親友ロリだった。それから5年。3人での穏やかな生活の中で、ようやくシンシアの心にも少しずつ笑顔が戻り始めていた。そんなある日、タイソンが出場した少年野球の試合で、彼女はランディという男性と出会う。コーチを務めるランディも、かつて妻を亡くしており、グレッグという息子を育てていた。同じ喪失を経験した者同士、急速に惹かれ合い、やがてシンシアは再婚を決意。一方のロリは、ランディの言動に多少の違和感を覚えていたが、親友の決断を尊重し、同居も解消し黙って見守ることにした。だが、平穏に見えた再婚生活の裏で、少しずつランディの本性が露わになっていき…。
うだつが上がらない青年ジェームズは、友人ピートを同乗させ、車で郵便配達の仕事をしていた際、クリスティ・ジョーダン宛の手紙を届けようとするが、地図に住所が見当たらず迷ってしまい、暇を持て余したピートは森へ消えてしまった。気を取り直し、1人で配達を再開したジェームズは、深い森の中にあるクリスティの家にようやく辿り着くが、彼女は不在中のようだった。配達に疲れたジェームズは、庭のハンモックに横たわると睡魔に襲われ寝入ってしまう。その頃、森の中を彷徨っていたピートは、湖の反対側で半裸で戯れる2人の女性を見かける。劣情を抱くピートだったが、猥褻な彼の姿に気づいた女性たちの視線を感じ、慌てて森の中へと逃げ出すのだが…。
ひとりチェスを趣味とする心理学者のジミーは、かつての恋人で捜査官のオリビアと再会し、軍による極秘の依頼を受ける。それはバーチ大佐をはじめ数名の学者たちが地下にこもって観察する、9歳の少女エリーの精神分析だった。両手両足をイスに拘束された彼女は、“真実は細部にある”と、面談するジミーのすべてを一目で見通したかのようでもあった。並外れた知性を持ちつつ、それゆえの過剰な優越感に苦しむ彼女は、バーチ大佐が父親で母親は既に死んだという。愛という言葉は“不確実で乱用されすぎ”と嫌うエリー。そしてこの精神分析を終えたら、彼女は軍によって解剖されることを知ったジミーは、思い切って彼女にチェスを申し込むのだが…。
父を亡くした13歳の少年サムは、母アビーと親友ジェンの3人で、父の遺灰を蒔くために山を登っていた。その後、ハイキングをするため森の奥深くへ。しかし季節はずれなのか、森には人っ子ひとりいなかった。そんな中、サムは遠くに人影を見つけ、無邪気に手を振る。しかし次の瞬間、その人影は見えなくなっていた。夜になり、アビーは寂しさからジェンと大麻に手を出してしまう。ふと目線の先に何者かのリュックを見つけた2人は、こんなところに人がいるはずはないから幻覚だと疑うが、朝起きるとジェンは消え、リュックもなくなっていた。恐怖を感じたアビーとサムは、すぐさまその場を立ち去ろうとするが、森の中から音楽が聞こえ、怪しい男の姿を見ると同時に、ジェンの変わり果てた姿を見つけ…。
政府の極秘プロジェクトに参加し、天候を制御する新技術の開発に従事する科学者のダニエル。しかし実験中の事故によって、彼は未知のエネルギーである暗黒物質に被爆してしまい、以後、体に異変を感じ始める。同時に、制御不能となった装置が巨大な嵐を引き起こし、世界各地で甚大な被害をもたらしてしまう。ダニエルは自らの肉体に異変を感じながらも、暴走する技術を阻止するために奔走する。しかしその背後では、軍がこの力を兵器として利用しようと暗躍しており…。
親友同士のモリーとエイミー、卒業式前夜に突如覚醒。青春を取り戻すため、呼ばれてもいないパーティーに殴り込み!明日は卒業式。親友同士のモリーとエイミーは、高校生活の全てを勉学に費やし輝かしい進路を勝ちとった。ところが、パーティー三昧だった同級生たちも同じくらいハイレベルな進路を歩むことを知り驚愕。2人は失った時間を取り戻すべく、卒業パーティーに乗り込むことを決意する。
人間の無自覚な加害性や、有害な男性性に反応して発症する謎のウィルスが蔓延した世界。30代以降の男性を中心に感染が広がり、発症者はゾンビの様な風貌で日常生活を送ることを余儀なくされる。自らを良き父であり、良き上司であると自負する会社員・瀬古は、ある朝身に覚えのない体の異変に気が付く。体の変化はやがて誤魔化す事の出来ない程に進行していく。
2026年、モスクワ中央臨床病院に無残な姿のプーチンがいる。そして、欧州、米国をはじめ世界は混乱に陥っていた――。時は遡りエリツィン政権下、プーチンはエリツィンに彼の免責を保証する代わりに自分を大統領にするよう詰め寄っていた。KGBでの不遇の東ドイツ時代を経て、タクシー運転手をして食いつないでいたプーチンが、大国ロシアの大統領にまで上り詰め、その絶大な権力を暴力的に行使していくその裏には、常に恐怖と不安があり、その脆さが隠されていたのだ。
狂犬病“B456”ウイルスの変異によって、感染者がゾンビのようになる事態が発生。国家緊急対策本部は感染拡大を阻止するため行動を起こすが、大都市は感染者によって壊滅状態に陥っていた。生き残った人々は身を寄せ合い感染者から隠れて暮らしており、神父のマリオら5人もそんな生き残りのグループの1つだった。しかし、都市での隠遁生活に限界を感じた彼らは生き延びるため街を脱出する。感染者を避けながら小さな町に辿り着いたマリオたちは運悪く感染者に見つかってしまうが、手招きする人物に導かれ一軒の家に逃げ込むこむことに成功する。その家にはハイロと4人の女が隠れ住んでいた。ハイロはマリオたちに食事を与え、休息するように勧めるが…。