頭部移植の最先端技術を持つベンチャー企業のCEOブリジットは、多くの役員がイントラジェネティカ社との合併に賛成する中、“神の領域”に踏み込もうとする画期的な医療技術の流出と悪用を危惧していた。しかし、頑なに拒否の姿勢を貫くブリジットが邪魔だと考えた合併賛成派の役員オリバーは、強硬な手段でブリジットを排除する画策をしていた。そんな会社での揉め事からブリジットの身の危険を案じた夫マークは、家に護衛を配備するが、オリバーから依頼を受けた襲撃犯らによって二人は拉致されてしまう。難を逃れたブリジットの娘ミランダが助けを求め逃げ回っていると、一人の男に遭遇する。男は以前ミランダが“施し”を与えたホームレス退役軍人コーリーだった。
ヴァックス製薬の営業マン、サムは、ワクチン研究のアレクサンダー医師が開催する新年カウントダウン・パーティーの招待を受けていた。酒と女が振る舞われる華やかで淫靡なパーティーに圧倒されながらも、一夜の快楽を満喫するサム。乱痴気騒ぎの夜が明け、パーティー会場から家族のもとへと急ぐサムだったが、運転中に突然気分が悪くなり、道にへたり込んでしまう。警察に保護され病院へと搬送されたサムは、診察した医師から、毒物を盛られたことから余命は24時間以内だと告げられる。絶望に打ちひしがれるサムは、助かる道を求めアレクサンダー医師のもとへ向かうが、何者かの手によって医師は殺害され、サムが容疑者として指名手配されてしまう。
ビルの管理人ケイティは、優しい夫と二人の子供と、閑静な住宅地で幸せな生活を送っていた。ある日の週末、ケイティのオフィスビルに強盗が押し入り、警備員が殺される事件が発生。そんな折、高校時代の親友ジナがケイティを訪ねてくる。久々の再会を喜ぶケイティは、家族の許しを得てジナと想い出の地を巡るドライブへ。しかし、そこに合流してきたのはジナの恋人レイだった。その後、レイの本性が露わになり拘束されたケイティは、警備員を殺した犯人はレイの弟トミーで、ビル内に置き忘れてしまった指紋付きの拳銃を、ケイティに回収させようと近づいてきたことを知る。一時は加担することを拒否するも、レイのスマホで見せられたのは、家族3人が人質に取られた映像だった。
1980年12月6日。ジョン・レノンに心酔する熱狂的なファンの青年マーク・デイヴィッド・チャップマンが、ニューヨークの空港に降り立った。彼の目的はただひとつ、ジョンを殺害すること。数ヶ月前にも訪れたジョンが住むダコタ・ハウスに直行したチャップマン。ひたすらジョンを待ち続ける彼はこの場所で、二人の人物と出会った。一人は有名なジョンのファンであるジュード。もう一人はパパラッチのポール。彼らと交流を図りながら3日目の朝となった。チャップマンは感じた。“今日が実行の日だ”と。
平穏な田舎町で銀行強盗が発生した。防犯カメラに映る犯人に肌の色が酷似しているというだけで、重要参考人として勾留されたフリーマンと名乗る男。白人のディクソン保安官は、この町では聞きなれない名前、見かけない顔というだけで拘束し、部下のライリーと尋問を始めるのだが、実はフリーマンと名乗る男は大学教授で、高度な“社会学的実験”を行うためこの町へやって来たのだった。過去にも別の町で幾度も実験を行い、難なく事を済ませてきたのだが、ディクソン保安官との一筋縄ではいかない心理的駆け引きがきっかけで、思いもよらぬ事件へと発展してしまう…。
アメリカ・ニューヨーク州で生まれ育ったイスラム教徒のザヒド。見た目や名前はムスリスだが信仰心は特になく、周囲のアメリカ人と同じような今時の青年として、グラフィックデザインの仕事に就いていた。しかし、「家業の店を継げ」と、父からの一方的な物言いに、ザヒドは窮屈な思いを抱く。そんな時、カフェでPCを開くザヒドに、「ムスリス同士が交流できるサイトを作って欲しい」と、一人の男が声をかけてきた。始めはテロ組織の勧誘だろうと適当にあしらうザヒドだったが、警察にも見た目だけで犯罪者に間違えられる日々を繰り返すうち、ムスリム同胞団こそが自分の生きる道ではないかと思い始め…。
5回の離婚歴があり破天荒な叔父を持つ甥のスコット。ある日、友人ジョエルと共に叔父を訪ねると、まるで賭博でもやっていそうな一室でスコットを待ち構える叔父の姿があった。久々に再会したのも束の間、開口一番、免停中で運転できない自分の代わりにキャンパー購入の手伝いをスコットに持ちかけるのだった。叔父の依頼を断り切れないスコットはその夜、警察を装った2人組の男たちに拉致されかけ不運に巻き込まれたところを間一髪ジョエルに救い出された。そして納車の日、スコットはキャンパーを走らせながらガソリンスタンドに立ち寄ったところ、突然強盗に遭いキャンパーを盗まれてしまう。茫然自失のスコットは、一連の騒動に叔父が関与していたなんて、まだこの時は知るハズもなく…。