劇団・月刊「根本宗子」の主宰者として、全作品の作・演出を手掛ける 根本宗子(ねもと・しゅうこ/1989年生まれ。東京都出身)。劇作家・演出家としての活躍はもちろん、2022年4月には初の小説『今、出来る、精一杯。』を上梓するなど多方面に大活躍。根本作品初となる映画化で、“映像化不可能”と思われていた2015年の舞台『もっと超越した所へ。』が、前田敦子・菊池風磨らが出演し2022年に公開、新作舞台『宝飾時計』も話題に。本作は“月刊「根本宗子」第17号『今、出来る、精一杯。』”の舞台映像を、2022年にユーロライブにて上映した話題作のBlu-ray化。月刊「根本宗子」旗揚げ10周年の記念公演として、当時23歳(2013年)の根本が書いた戯曲を、30歳(2019年)の根本が音楽劇として作り直した作品だ。音楽監督には、シンガーソングライターの清竜人(きよし・りゅうじん/1989年生まれ。大阪府出身。)を迎え、より多くの方に伝わる芝居へと進化させた。
2016年、テレビから流れるリオオリンピックの閉会式を食い入るように見ている中学3年生の野村朔太郎(高野洸)と北島晴彦(西銘駿)。幼稚園からの幼馴染で、いつも隣にいたふたりは、男子新体操による鮮やかなパフォーマンスに一瞬で心を奪われ、胸を熱くする。そして、ともに「男子新体操」というマイナースポーツで、世界に飛び立つことを誓い合った。翌年、航南高校に入学した朔太郎。なぜかそこに晴彦の姿はない。ひとり、男子新体操部の門を叩くが、なんと部員不足で廃部寸前の危機に瀕していた。必死で新入部員を探し出し、出場規定ギリギリである6人でインターハイを目指すことに。素人の寄せ集めである彼らは、レベルアップのために他校との合同合宿に参加する。合宿には、新体操の伝統校であり、インターハイ2位の実力を持つ強豪校・悠徳高校も来ていた。その部員の中に、中学卒業と同時に黙って県外へと進学していった晴彦の姿が!晴彦も朔太郎とは別の道で、男子新体操を学び、インターハイを目指していたのだ。久々の再会を喜ぶ朔太郎。一方、晴彦は…。そして、朔太郎と晴彦の心を大舞台へと突き動かしたはずの新体操が、ふたりの絆を引き裂くことになってしまう…。朔太郎と晴彦を取り巻く仲間たちもまた、皆それぞれに夢と悩みを抱えており…。果たして、彼らは世界に向けて、高く飛ぶことができるだろうか――?
最先端のプロジェクションマッピングで映し出される幻想的な世界の中で、鶴田真由らのパフォーマンスが冴え渡る。
過疎地に暮らす、代々刀工を営む一家の下に東京から美大生たちがやってくる。知的障害を持つ兄妹や見習い工は彼らと馴染めず、この溝はやがて様々な事件を巻き起こす。
失明を宣告された映写技師の男は、箪笥の奥に大切にしまわれていたスプーンで幼い日々の思い出をすくい出す。膨大な視覚イメージの中から彼が手にしたのは、バレエを学ぶために遠く旅立った少女との甘く苦い記憶だった。
日本で働くアメリカ人男性はパン工場で知り合った日本人女性と交際していたが、彼はとあるタイミングで彼女を置いてアメリカに帰ってしまう。しかしその間に地震が起こり、彼女が行方不明になったという報せを聞いて彼は再び日本に舞い戻る。