6200万年前、宇宙を飛来していた物体は太陽系を突き進み月面へ。時は流れて現代、月面で驚異的な可能性を持つ新種の燃料が発見された。地球へと持ち帰る計画が立てられるが、その極秘情報が入った衛星がアンデス山脈に墜落してしまう。一方、中東某所に、戦闘機が飛び交う荒野に一人の男の姿があった。過激派リーダーに会うため、シリアへと向かう彼の前に謎の女が現れて…。
取り立ての厳しい貸金業者クレメンテがある夜帰宅すると、自宅に女の子の赤ん坊がいた。彼が関わった売春婦の誰かが母親だとうことで、母親を捜す間、隣人の女性ソフィアが赤ん坊の面倒を見ることになる。信心深いソフィアは赤ん坊が、10月に現われるという“奇跡の主”だと信じてしまう。クレメンテはソフィアや赤ん坊の存在を意識することで、自分に足りない人間らしさを意識するようになる。