有名画廊や美術館に、名画を専門に狙う謎の怪盗3人組「キャッツ・アイ」の挑戦状が届く。今回もまんまと出し抜かれた刑事・俊夫は、恋人・瞳とその姉・泪、妹・愛の経営する喫茶店「キャッツ・アイ」でグチをこぼしていた。しかし、彼は知らなかったが、この瞳たちこそ怪盗の正体であり、その目的は世界的な画家である父・ハインツの散逸した遺作を取り戻すこと、さらに父の死にまつわる謎を解き明かすことにあったのだ。
喫茶店『キャッツ・アイ』を経営する美人三姉妹、泪・瞳・愛。彼女たちの父は、幻の天才画家・ミケール=ハインツである。その父が失踪した手ががりを求め、彼女たちは怪盗キャッツ・アイとなり、父の残した作品を盗み続けた。また、瞳の恋人で、キャッツを追う刑事・俊夫との駆引きを織り交ぜながら、美しき女猫たちは、華麗な盗みをはたらき続ける。
台湾の黒社会組織の殺人兵器として養成された少女グラス・ハート。彼女は自殺を図るが、シティーハンターのパートナー、香の心臓を移植され一命を取りとめる。蘇ったグラス・ハートは組織を抜け出し、香の記憶に導かれるように新宿のリョウの元へ。やがて二人は香の心臓という絆で強く結ばれた、父と娘としての生活を送り始めるのだった。