1997 年台北。受験に失敗し、強引な母の勧めにより名門女子校「第一女子高校」の”夜間部”に進学した小愛(シャオアイ)。同じ教室で同じ机を使うことになった全日制の成績優秀な生徒、敏敏(ミンミン)と、小愛は机に手紙を入れるやりとりから “机友(きゆう)”=デスクメイトになる。夜間と全日制。制服は同じでも、胸の刺繍の色が違う。ある日、小愛は敏敏から学校をサボるために制服を交換することを提案され、次第に、小愛が敏敏からもらった全日制の制服を来てふたりで遊びに行くようになるなど行動がエスカレート。やがてふたりは同じ男子校生を想っていることに気づき……。
文学者ド・ビューラドールは、裕福な一族から家庭教師の仕事を得、南国の孤島へ招聘される。雇い主は妖艶な3人の女。ドー、その娘クロ、クロの娘ジョー。生徒はジョーの妹で13歳のフロだが、外国にいるらしい。やがて三世代の女たちは各々、この新任家庭教師を誘惑していく。そして、ド・ビューラドールは、まだ出会ってもいないフロに心を奪われて……。
年老いた夫婦、シャルルとリュシーは慎ましく暮らしていた。ある日、南仏の豪邸を相続したとの知らせを受け、退屈な日常は一変していく。ふたりはさっそく南仏へ向かうが、目当ての館はなかなか見つからず……。
マルクとその一味は、大富豪の令嬢クッキーを誘拐。しかし聡明で蠱惑的なクッキーは、ギャングの構成員を次々と懐柔し、彼らを骨抜きにしていく。そこを付け狙う第三者まで現れ、狂おしいほど滑稽な抗争に発展する。
保守的な村社会から除け者にされるマリーと母。母の死をきっかけに、マリーは村人たちを相手に売春をはじめる。男たちを利用して稼いだ金を、必要のない商品の購入で浪費し、彼女のあばら家はモノであふれていく。
アキバ育ちのミナノ(滝沢乃南)は、メイドカフェで働きながら歌手を夢見る元気な少女。ある朝、彼女の前に小学校時代の同級生・カナコ(前田綾花)が突然現れる。かつていじめられ、特殊学級に通っていたカナコ。8年ぶりの再会に喜ぶミナノでしたが、カナコの無垢な笑顔の裏には、人には言えない深い心の傷が隠されていた。二人の時間が重なり合う中で、物語は予想外の展開を迎え、切なくも残酷な結末へと加速して行く。
会社をリストラされたモラハラニート男・前田テツオを巡って、前田に保険金をかけて殺したい妻の純子、前田を独り占めしたい愛人の女子大生・聡美、殺しを請け負ったダメな殺し屋・ローンウルフ犬塚、犬塚のライバルであるさらにダメな殺し屋・冴木が血みどろの抗争を繰り広げる。
アメリカの片田舎で病気の祖父を介護しながら暮らす青年キリアン・マドックス。低収入で友人も恋人もおらず孤独な毎日を送っているが、彼には揺るぎない<夢>があった。一流ボディビルダーになり、その鍛え上げた肉体で雑誌の表紙を飾ることだ。すべてを捧げ過酷なトレーニングと食事制限に打ち込むが、身体は悲鳴をあげ、社会の不条理と孤立が彼の精神を蝕んでいく。そしてある事件を機に、純粋な夢は狂気へと変貌する…。
恋愛経験ゼロのソジョンは、認知症の母を支えながらパティシエの夢を追い、忙しい日々を送っている。そんな彼女を厳しく指導するのは、クールでぶっきらぼうなカフェ店長スンジェ。何かとぶつかる正反対な二人だったが、ある夜、閉店後のカフェに現れた謎の老婆が置いていった一冊の不思議な本をきっかけに、二人の距離が徐々に近づきだす…。
神戸の山中に佇む廃神社で、日韓文化交流プロジェクトに参加していた大学生たちが忽然と失踪した。その中には、プロジェクトの責任者であるユミの妹・ヒジョンも含まれていた。知らせを受けた祈祷師ミョンジンは大学時代の後輩でもあるユミのもとへ韓国から駆けつけ、失踪事件の調査に乗り出す。二人は地元の牧師ハンジュや、大家の佐藤の協力を得ながら手がかりを追うが…。
元特殊部隊員のレヴォン・ケイドは、危険な世界から身を引き、現場監督として安全第一をモットーに働いていた。レヴォンは平穏な生活を送り、娘の良き父親になりたいと願っていたが、恩人である建設現場の上司の娘ジェニーが失踪してしまう。レヴォンは行方不明のジェニーを捜索するうちに、人身売買を生業とする巨大な犯罪組織の存在を突き止め、封印していた特殊部隊のスキルを発動し、熾烈な戦いへと身を投じていくー。
フリーランスのライター、マーゴと、料理本を作る夫ルーは、結婚して5年目。二人の間に子供はいないが、いつまでも恋人同士のように仲睦まじく暮らしている。朝は一緒に目覚め、ベッドの中でひとしきり冗談を言い合い、キッチンで新しい料理を研究するルーにマーゴがちょっかいを出す。恋愛時代の情熱やときめきは薄れつつも、何ひとつ不満もなく穏やかな愛情を育む毎日。ある日、マーゴは仕事で訪れた島で、ダニエルという一人の青年と出会う。情熱的な眼差しをもつダニエルに、強烈に惹かれる何かを感じてしまうマーゴ。ダニエルとの束の間の時間を楽しむが、彼が偶然にも自分の家の真向かいに住んでいることを知り、激しく動揺する。意図せずダニエルと過ごす時間が増え、夫とは正反対の彼に惹かれていくマーゴ。どうにもならない思いが募ったとき、マーゴが決めた道とは――。
1940年、ドイツ軍攻め入るフランス、パリ。夫を亡くした教師オディールは、戦火を逃れるため、2人の子供と共に南へと向かう。空襲の最中、突然現れた美しく、不思議な魅力を持つ青年イヴァンに命を救われた母子は、彼に導かれ森を進む。たどり着いたのは、時間の止まった屋敷だった。閉ざされた生活の中、オディールとイヴァンの心の乾きは危うい感情へと変化していく。激しく求め合うようになる2人に、誰も予想し得なかった衝撃的な結末が訪れる。
1985年、ビデオテープの全盛の時代。ある研究が秘密裏に行われていた。それは、あらゆる形状に変身する生物の正体を明らかにしようとするもの。その記録に連なるように、殺人ファミリー、邪神の復活、デジタル世界に棲む悪魔、死を予知する青年など、人知を超えた映像が次々と姿を現してゆく…。
ドイツはナチスの台頭と共に大きな変革期を迎え、独裁者ヒトラーを神のように崇拝する聖職者たちが現れていた。危機感を抱いた牧師ボンヘッファー(ヨナス・ダスラー)は「教会は聖域であり、権力の場ではない」と反発し、ヒトラーを全人類の脅威と見なした。そしてボンヘッファーは、ドイツ教会を守るためスパイとなり、ユダヤ人の大虐殺を行なうナチス政権を崩壊させるため「ヒトラー暗殺計画」に加担する。信仰と信念を貫き、命をかけて闘う彼に、やがて究極の運命が待ち受けていた――。
広島県の西部、瀬戸内海島嶼部に位置する江田島市で生まれ、島から出ず生きてきた修司は、家の畑で父親が突然死した事にずっと責任を感じ、母と実家暮らしで、うだつの上がらない日々を送っていた。そんなある日、東京で映画監督として活躍している幼馴染の和也(武田航平)が、故郷の江田島を舞台に映画を撮る事をテレビで知る。そんな頃、二人が好きだった幸恵(咲妃みゆ)は妻子ある男と付き合っていたーー。3人の思いが交錯する中、映画の撮影が始まる
誰もが様々な動画を発信できるようになった現代。そんな風潮をあざ笑うかのように映り込む、心霊や怪奇現象の数々…。その中で、特に恐ろしいものを集めた映像集!衝撃の心霊ドキュメンタリー第34弾!!
2024年9月28日、東京・有明で大規模なデモが実施された。横断幕やプラカード、参加者が着用するTシャツには、政府が推奨するワクチンやWHOに対する痛烈な批判が記されていた。その年、同様の大規模デモは各地で行われていたが、マスコミがその全貌を報道することはなかった。デモ参加者たちへのインタビューを通して、彼らがなぜデモを起こすようになったのか、何に対して問題を提起しているのかを浮き彫りにする。
武装現金輸送会社で働くジェームズは、息子ケイシーとともに現金輸送の任務に向かう。しかし道中、橋の上で突如、正体不明の武装集団に襲撃され、車両は完全に包囲されてしまう。通信も遮断され、援護も望めない中、ふたりは装甲車内に閉じ込められる。敵を率いるのは冷酷な男ルーク。彼らの狙いは莫大な現金か、それとも別の思惑か。刻一刻と状況が悪化する中、ジェームズは息子を守る決意を固め反撃に転じる。極限下で、ふたりの絆と覚悟が試されていく。
女手一つで娘を育てるチエは、保険会社に勤めながら二人の生活と娘の夢を支えていた。ある日、チエに脳腫瘍が見つかったことで仕事が続けられなくなり、さらにそのタイミングで娘の妊娠が発覚する。残りわずかの自分の命と、娘たちの未来を天秤にかけ、チエは悪の組織がVIP客向けに開催している賭け試合にファイターとして出場することを決意する。勝てば大金が手に入るが、最悪の場合、命を落とすこともある危険なファイター稼業。果たして、チエの勝負の行方は―
親友・田村の母親と結婚を決めた敦也は、その報告をするため田村をバーに呼び出す。お調子者の田村は「相手が誰か当てるから言うな」と、報告しようとする敦也の言葉をさえぎり続け、敦也はなかなか言い出せない。結婚相手がまさか自分の母とは思わない田村は、ゲスな質問を繰り返す。そんな様子をニヤニヤと見ているバーの常連客・槇島もこれから同じく結婚の報告をするという。待ち合わせの相手、尚実が現れ、槇島は披露宴のスピーチをしてほしいと頼むが・・・
チャップリンが制作した名作、本邦初公開となるプライベートフィルムなどの貴重な映像とともに、“放浪紳士”のルーツを探るべく、息子マイケルが世界各地に赴き関係者やゆかりある場所を訪ね歩く。生前、共産主義者など様々なレッテルを貼られてきたチャップリンだが、自身が「ロマ(ジプシー)」の血を引いていることを誇りに思っていた。笑いや悲しみ、優しさや怒りを併せ持った“放浪紳士チャーリー”のキャラクターはどこから生まれたのか。『独裁者』『キッド』『サーカス』『街の灯』『ライムライト』などの引用に加え、ジョニー・デップやエミール・クストリッツァらチャップリンを敬愛する各界の著名人のインタビューも交えて、チャップリン作品に垣間見えるロマのアイデンティティを掘り下げていく。
ブリュッセルで鍵屋として働く青年マディは、ある晩、クレールと名乗る若い女性から部屋の鍵を開けてほしいと依頼され、共にアパートへ向かう。ドアを開錠し、部屋で支払いを待つマディに現金を下ろしに行ったクレールから「部屋を出て」と電話が掛かる。そこへ現れた男に突然襲われるマディ。その部屋の住人も持ち去ったバッグもマフィアのヤニックのものだったのだ。マディは逃走をはかるが捕まり、自身の無実を証明するために取引をする羽目になる。与えられた朝までの数時間、それまでにクレールとバッグを見つけなければならない。捜索するブリュッセルの夜の街ではちょうど、“ブラック・ライヴズ・マター”(BLM)のデモが激化しており、警察と市民の衝突がいたるところで起きていた。混乱の中、街は静かに、だが確実に、彼を“犯罪者”に仕立てていく。彼にとって最も危険だったのは、銃でも暴力でもなく、人を信じることだった…
2021年6月、「ミライへ羽ばたく」と誓ったあの日から、4年。「INI」というグループ名に込められた、「あなたと繋がっていく」という想い。11人で夢を追い、駆け抜けてきた道も、立ち止まる日もMINIと繋がっていくことで走り続けてこられた。順風満帆に見えたそんな彼らにもスポットライトの裏で言葉にならなかった本音、迷いがあった。仲間と支え合い、MINIと歩んできた4年間が、今、スクリーンに刻まれる。INI待望のドキュメンタリー映画。今、彼らは語りはじめる――。これは、INIとあなたが繋いできた、かけがえのない“居場所”の記録。
文化祭前日に突如バンドを組んだ女子高生たち。コピーするのはブルーハーツ。ボーカルは韓国からの留学生!本番まであと3日。4人の寄り道だらけの猛練習が始まった!
1999年、世紀末。終末感の漂う中、ビデオに収められた衝撃的な映像が発見される。パンクスの幽霊、郊外に潜む怪物、子供向け極悪テレビ番組、地獄へのデス・トリップ! 目を疑うようなショック映像の果てに、観る者を最大の恐怖が待ち受ける!
原因不明の激しい発作に苦しむ少年ヒジュン。“黒い修道女”と呼ばれるシスター・ユニアは、彼の症状が凶悪な“十二悪魔”の仕業だと主張し、悪魔祓いの実施を求める。しかし担当医のパク神父は「悪魔の憑依など存在せず、複数の精神疾患が重なったものにすぎない」と一蹴する。薬物治療も心理療法も効果を示さないまま、ヒジュンの症状は日に日に悪化。追い詰められたユニアは、自ら悪魔祓いの儀式を行う決断を下すのだが…。
フランス対外治安総局DGSEの極秘部隊アルファの秘密工作員バドは、シリアの武器商人暗殺の任務中、ターゲット以外の女子供の殺害命令を拒否し、上層部から命を狙われ、爆破から間一髪で脱出する。7年後、バドは名前を変えモロッコで警察官の夫イリアスと平穏な新生活を送っていた。しかし、イリアスが有力な武器商人クーリー家の捜査をしていたことから標的となり撃たれてしまう。バドは封印していた戦闘本能を呼び覚まし、復讐のため再び銃を手に取るが、クーリー家と武器の闇取引で通じていたDGSEがバドの存在を知り抹殺しようとする。復讐と過去から続くDGSEの不正を知ったバドは、たった一人で粛清に身を投じていく。
ある朝、少年パスカルは学校に行く途中で、ふわりと宙に浮かぶ赤い風船を見つける。風船は街灯に紐が引っかかって動けなくなっていたのだ。放課後、風船を持って家へ帰り着いたが、窓から風船を放り出されてしまう。しかし、不思議なことに、風船は窓際にふわふわと浮いてとどまった。風船と友達になったパスカル。いじめっ子たちが、風船を我がものにしようと追いかけてくる。パスカルは風船とパリの街を逃げ回る・・・。
はるか昔、東の国のある島。子供たちひとりひとりがロバを飼う習慣があった。ビムは最も美しいロバで、アブダラがその飼い主だったが、アブダラはとても貧しかった。意地悪な領主の息子メサウドは、美しいビムに一目惚れし、アブダラからビムを奪い取った。連れ去られたビムを取り返そうと、アブダラは勇敢にも領主の屋敷に忍び込むが、護衛に見つかり牢に入れられてしまう・・・。
パスカル(パスカル・ラモリス)の祖父(アンドレ・ジル)は学者で、気球を発明し、フランス中を旅する計画を立てていた。なんとしても冒険がしたいパスカルは、こっそりゴンドラにしがみつき、気球に乗り込む。北フランスのベテューヌを出発し、パリを通過、ブルターニュから南へ。次々と災難に見舞われるが、アルプスを越え、ニームで海水浴を楽しむ。しかし、闘牛場での一時着陸の際に、気球はパスカルひとりを乗せたまま空に上がり、みな大慌てする・・・。
フィフィ(フィリップ・アブロン)は邸宅から時計を盗み、サーカス団に逃げ込む。支配人は彼を警察には突き出さず、鳥人間に仕立てようとする。背中に羽をつけ空中を飛ぶ危険な演目だ。団員のミミ(ミレイユ・ネーグル)に一目惚れし練習をはじめたフィフィは、空中を飛べるようになり、天使のふりをして時計を盗みミミにプレゼントをする。しかし、ミミに想いを寄せる猛獣使い(アンリ・ランベール)と喧嘩になり、サーカスは崩壊。警察の追跡がはじまり、フィフィは空高く舞い上がる・・・。
南仏カマルグ地方に、白く美しい荒馬をリーダーにした野生馬の一群がいた。“白いたてがみ”と呼ばれる馬の存在は噂となり、牧童たちは野生馬を捕獲し始める。漁師の少年フォルコ(アラン・エムリー)は、牧童たちの手から逃れた“白いたてがみ”を見つけ、ひっそりと近づき、手綱を握った。ひきずられながらも手綱を放さないフォルコに、馬は次第に心を許す。しかし、すぐに牧童たちに見つかり、フォルコは馬をなんとしても守ろうとするが・・・。
個性豊かな姉妹に囲まれ、?分に?信が持てない?の?・リヴィ。そんな彼?の前に、ある???のペンギンが迷い込んできた!?そのペンギンの名はパウル。なんと彼は、ダンスがとっても得意なペンギンだった!!突然あらわれたパウルは、たちまち家中を巻き込む?さわぎに。姉妹たちはパウルを動物園に返そうとするが、あやしいマジシャンの??組に連れ去られてしまい…?「パウルを絶対に助け出す?」リヴィは、にぎやかな姉妹たちや?思いの相?・デニスと?を合わせ、前代未聞の“ペンギン救出ミッション”に挑む。??のペンギンがつなぐ、バラバラだった家族の絆の行方は?!
スウェランディア王国のユリアン王子(イサーク・カムロート)は、淑女たちの憧れの存在。彼と結婚するために、彼女たちは日々努力を重ね、美しさに磨きをかける。エルヴィラ(リア・マイレン)は、母レベッカ(アーネ・ダール・トルプ)の再婚のために妹アルマ(フロー・ファゲーリ)とこの王国へとやってきた。ユリアン王子の花嫁になることを夢見ながら・・・。新しい家族となる義姉妹のアグネス(テア・ソフィー・ロック・ネス)は、家柄に恵まれたとても美しい女性。一方、エルヴィラは矯正器具に覆われた口元、ふくよかな体形、こじんまりとした鼻、つぶらな瞳。しかし、アグネスの父が急逝したことで事態は一変する。レベッカはアグネスを貶め、エルヴィラを王子の花嫁にするため手段を選ばずに美を施してゆく。そんななか、ユリアン王子の花嫁候補を集めた舞踏会が開かれることになるが――。
1978年、失速した日本のロック・シーンを自らの手で打破するためにミュージシャンたちが集結した。FRICTION、LIZARD、Mr.KITE、MIRRORS、S-KEN…。S-KEN STUDIO、下北沢ロフトをはじめ日本各地でギグを繰り返したそのムーヴメントは、“東京ロッカーズ”と呼ばれ衝撃を与えた。それから30年あまりが過ぎ、“東京ロッカーズ”は伝説となったが、今なおその衝撃は色あせない。映画は、“東京ロッカーズ”のギグを中心に、同じ時期を疾走したPAIN、SPEED、SS、自殺、81/2といったバンドや、来日したストラングラーズのスタジオ・ライブを見つめる。恒松正敏は身を捩るようにレスポールをかきむしり、タクシードライバーであるPAINのギタリスト入村は車中でインタビューを受ける…。
その日暮らしの父親バグと腹違いの兄ハンターと暮らす12歳の少女ベイリーは、友人もいない寂しさとやり場のない閉塞感を募らせて、身の回りの風景や野生の鳥をスマホで撮影する事で孤独を紛らわせる日々を過ごしていた。そんなある日、父親のバグが3ヶ月前に知り合ったばかりの子連れの恋人ケイリーと結婚式を挙げると宣言する。突然の環境の変化に気持ちが整理できないベイリーは結婚式に出席しないと言い放ち、家を飛び出してしまう。そして兄のハンターが友人たちと町の自警団を結成した事を知り、仲間に入れてもらおうとするのだが、全く相手にされない。だが勝手に兄の後を追いかけ、彼らが襲撃する家に辿り着くも警察に通報され、散り散りになってしまう。ただ一人、草原に逃げ込んだベイリーは、そこで“バード”と名乗る謎めいた男に出会うのだが…。
大規模酪農場で飼育されているホルスタイン・フリーシアン種のルマは、一頭の雌牛を出産する。やがてルマは子牛から離され、搾乳機に繋げられ、餌を食み、放牧されて走り回り、種付けされ、また子を生む。カメラは極力牛の目線の高さに据えられ、農場の日々の営みと、家畜たちの日常が綴られていく。ルマの物言わぬ瞳が語りかけているものとは?
ヨークシャーの荒れ地に佇む屋敷“嵐が丘”の主人アーンショーが、ひとりの孤児を連れ帰る。少年はヒースクリフと名づけられ、アーンショーの娘キャサリンと一心同体のような強い絆で結ばれるが、キャサリンは裕福な家の息子エドガーと結婚してしまう。出奔したヒースクリフは数年後に大金持ちになって舞い戻り、再びキャサリンの前に現れるが……。
軽度の知的障害を抱える22歳の来栖玲。生まれつき小柄なため、しばしば子どもに間違われ、自分が“障害者”扱いされることに葛藤を抱えていた。大好きな父を亡くした上、母の梨加も精神障害者となり、ネグレクト状態に。一時は梨加と離れ、施設で過ごしていたが、現在は同居中。しかし、施設で出会った最大の理解者の精神科医・柊早苗の急死により、玲は再び心を閉ざしてしまう。柊の後任の若い医師を受け入れられず、通院を拒み続けていたある日、さらにその後任として、新たな医師の恵比寿丈が着任する。やがて、梨加が家賃を払えず、遂に退去を求められた玲は、デリヘルのバイトに応募。良く分からぬまま契約書にサインをして、お金を受取ってしまう。娘から渡された、そのお金を手にして不安を覚える梨加。デリヘルで撮影することになった玲は、そこに所属するカナと共に逃亡。だが、荷物を取りにマンションへ戻ったところ、梨加から“あんたのせいでパパは死んだ”と言われてしまう。決して言ってはいけない言葉を口にした自分への後悔とふがいなさに泣き崩れる梨加。一方、部屋を飛び出した玲を、恵比寿が追うが……。
13世紀、モンゴル帝国のバトゥの大軍が城壁に守られる小国コゼリスクを包囲する。幼き公子ヴァシーリイと住民を守るため、将軍、盗賊団、老戦士、女戦士らは立場を超えて団結。籠城しながらも果敢に夜襲や奇襲を仕掛け、圧倒的な敵に立ち向かうが、城壁を壊す投石機が戦場に配される。血と炎が渦巻く攻城戦の中、誇りと自由、命を懸けた激闘が始まる――。
上海を拠点とする大規模な金融詐欺の首謀者で、7年間逃亡を続けていたダイ・イーチェンが、フランス・パリに姿を現した。彼を追い続けていた中国の経済犯罪捜査官イエ・ジュンは「フォックス・ハント」チームを率い、盗まれた資産回収を目的とした越境ミッションに乗り込む。しかし、法の穴を掻い潜るダイ側の周到な手管により不正資金の行方は依然として謎に包まれ、街中での手荒な追跡や人間爆弾、偽装誘拐など、金のためなら命を惜しまない悪党どもが仕掛けた罠が「フォックス・ハント」チームを待ち受ける―
ある日、広島の若者モッチとアヤカは謎めいたアメリカ人観光客ジョンに出会い、広島の街を案内することになる。ジョンには奇妙な力があり、街の至る所で何かを見つけていく。 一方、小学校で原爆の歴史を学び怖くなった少年ユウヤはその夜夢を見る。夢の中の少女はユウヤを戦時中の広島の街へと誘う。 彼らに起こる不思議な物語は混ざり合い、一つの大きな渦になる。 この街の過去と現代が交錯し始める。やがて、忘れられていた愛の歌が街に響き、人々はひとつの奇跡を見つめる。
やることといえば亀のエサやりぐらい。周りの人からは、自分が見えていないのではないかというほど、雑に扱われてる気が…。代わり映えのしない毎日と、自分の平凡さを嘆く主婦・スズメは、ある日、駅の階段のへこみに張られた小さな広告を目にする。「スパイ募集」―思いがけない文字に興味を引かれ、そこに書かれた番号に電話をするスズメ。後日、指定された安アパートに行ってみると、クギタニと名乗る夫婦が彼女を待っていた。そこでスズメは、ちっともスパイらしく見えない2人に?才能がある”と絶賛され、半ば強引に活動資金500万円を手渡されてしまう。
まだあどけなさが残るメアリーは、不安を抱えたまま全寮制の寄宿学校にやってくる。ルームメイトは、親友同士で、不良っぽい魅力のポーリーと美人で聞き分けのよいトーリー。二人とすぐに打ちとけ、寮生活にも馴れたメアリーは今まで味わったことのない楽しさを感じ、母を失った悲しみから解放されようとしていた。そんなある日メアリーは、ポーリーとトーリーがベッドで愛を交わしているのを見つけ・・・
ちょっと天然で生真面目な高校生男子・代々木ジョニーは、今カノ・熱子ちゃんを怒らせたり、スカッシュ部のクセ強メンバー・バタコさん、神父さんたちと部室で無駄話をしたり、引きこもりの幼なじみ・神楽に会いに行ったり、マイペースな放課後を過ごしていた。しかし、熱血新人部員デコの入部により突如スカッシュ部の活動が本格化したり、バイト先で出会ったワケあり女子の出雲さんと惹かれ合ううちに、彼の日常は変化していく。
2008年、北京オリンピック開催間近の中国。友人を誤って死なせた青年ランは、刑期を終えゴビ砂漠の端にある故郷に戻って来る。区画整理で人の流出が止まらず廃墟が目立つ街では、捨てられた犬たちが野生化して群れとなっていた。ランを気に掛ける警官から捕獲隊に誘われるが、ひょんなことから一匹で行動している黒い犬と出会う。決して捕まらず賞金を懸けられた黒い犬とランの間に、いつしか奇妙な友情が芽生えるが…。
かつてはアーチェリー韓国代表でメダリストだったものの、いまやリストラ候補1位のジンボン(リュ・スンリョン)。会社から与えられた起死回生のミッションは、アマゾンで弓の名手を発掘しアーチェリー世界大会でメダルを取らせることだった。不時着の末にたどり着いたアマゾンでジンボンが目にしたのは、生まれて初めてのジャングル。そこで神のごとき弓の才能を持つ3戦士シカ、イバ、ワルブと運命的な出会いを果たすのだが…。
インドのムンバイで看護師をしているプラバと、年下の同僚のアヌ。二人はルームメイトとして一緒に暮らしているが、職場と自宅を往復するだけの真面目なプラバと、何事も楽しみたい陽気なアヌの間には少し心の距離があった。プラバは親が決めた相手と結婚したが、ドイツで仕事を見つけた夫から、もうずっと音沙汰がない。アヌには密かに付き合うイスラム教徒の恋人がいるが、お見合い結婚させようとする親に知られたら大反対されることはわかっていた。そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァティが、高層ビル建築のために立ち退きを迫られ、故郷の海辺の村へ帰ることになる。揺れる想いを抱えたプラバとアヌは、一人で生きていくというパルヴァティを村まで見送る旅に出る。神秘的な森や洞窟のある別世界のような村で、二人はそれぞれの人生を変えようと決意させる、ある出来事に遭遇する──。
環境破壊により人類が地上に暮らせなくなってから25年が経った地球。豪華な地下シェルターで暮らす富裕層のアメリカ人家族のもとにある日、外の世界からやって来た少女が現れる。少女は人間が住めない地表の様子を語り、家族が川を渡ろうとして死に、自分だけが生き残ったと告白する。一行はしぶしぶ少女を地下シェルターに迎え入れることにしたが、この出来事をきっかけに、これまで孤立しながらもルーティーンを守って暮らしてきた家族の脆い日常が静かに崩れはじめ、やがて自らの過去と存在の真実に対峙することになる。
性行為中の女性を撮影するフランスの写真家トマ。ある日、記憶や感情を失った謎めいた男と出会い、彼に娼婦をあてがって人生を弄んでいく。やがて記憶を取り戻した男の過去が明らかになり…。
グローバルボーイズグループ、JO1。2020年のデビューから「Go to the TOP!」を掲げ着実に歩みを続けた彼らは、2025年、念願のワールドツアーと初の単独東京ドーム公演を開催した。世界に挑む彼らの5年間の栄光と、旅路の中でメンバー11人が胸に抱いていた想いや葛藤、そして絆を映し出すドキュメンタリー映画第2弾。
大阪から宮古島にやって来た碧海貴吉が建てた小さなヴィラ「ふたたヴィラ」は、再会をかなえてくれるヴィラとして話題になり、貴吉は島でかんかかりゃ(神様)と呼ばれるようになる。その貴吉が亡くなり、娘の陽葵が引き継いだヴィラに、会えなくなった相手との再会を願うさまざまな人々が訪れる。
深夜、川に車が転落する事故が起き、有名なサッカー選手が死亡した。同乗していた犯罪小説家のキャサリン・トラメルだけが無事で、警察はキャサリンの犯行を疑い、心理学者のグラスに彼女の精神鑑定を依頼する。ところが証拠不十分で不起訴となり、彼女は釈放される。その後、キャサリンの治療を行うことになったグラスだが、彼女の魔性の魅力の虜になり、肉体関係を持ってしまう。同時に、次々と彼の周りで殺人事件が起きていく。
1999年、12月のNY。元刑事で警備員のジェリコは、依頼人の株屋を護衛中に狙撃事件に遭遇する。ジェリコが追い詰めた不審な男はバチカンの元修道士で、ジェリコに“悪魔が復活する”と不可解な言葉を残す。この事件を機に、ジェリコは男の自宅にあった写真の女クリスティーンが、次のミレニアムを支配するために魔王サタンに選ばれた悪魔の花嫁であることを知る。ジェリコはクリスティーンを守るため、死闘を繰り広げる。
11歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ナディア・ブーランジェに師事。才能は開花しクラシックとジャズを組み合わせた独自の音楽を作り上げた。ジャズミュージシャンとして活躍したのち、フランス映画音楽の世界に飛び込みジャック・ドゥミとのコンビで『シェルブールの雨傘』他名作を生みだす。海を越えハリウッド映画の作曲も数多く手がけた。本作は、晩年のルグランに密着し、貴重なアーカイブと、スティング、クロード・ルルーシュなど、45名以上の音楽家や映画監督、家族のインタビューを通じて、彼の人生を振り返りながら貴重な音楽制作の舞台裏に迫る。音楽家としての高いプライドを持ち、一切の妥協を許さない厳格な姿勢、普段見せることのない作曲中の姿、創作にもがき苦しみ重圧に苦悩するという知られることのなかった素顔を映し出す。
夜ごと隣の愛の囁きが響き渡る下町のとあるボロアパートの庭に、ある夜突然正体不明の物体が現れた。中から出てきたのは自ら“宇宙人”を名乗る全裸の男。宇宙船の故障で不時着したのだという。アパートに暮らす田所ら住人たちは、行くあてもなく傷ついたその男を“宙さん”と名付け、ひとまず田所の部屋に居候させることに。「星に帰りたい」という宙さんの願いを何とか叶えようと奔走する住人たちだが…。
海辺の町に暮らす高校生・灰野勝彦は、同級生の玲子と交際しているが最後の一線を越えさせてもらえず悶々とする日々。そんな勝彦の家に、突然風変わりな高校教師・伊沢が下宿人として現れる。はじめは警戒しつつ徐々に伊沢と距離を縮めてゆく勝彦と、2人に嫉妬心を燃やす玲子。そして伊沢は誰にも言えないある秘密を抱えていた。複雑に絡み合う3人の感情は、やがて思いも寄らない未来へと転がり始めてゆく――。
ドイツで将来を嘱望されたピアニスト・ユジュンはスランプになり、実家のある韓国へ静養のため帰国する。編入した音楽大学の敷地を歩いていたとき、ふと聞こえてきた美しいメロディに魅かれ、練習室を尋ねる。そこで古いピアノを弾いていたのは、同じ3年生のジョンアだった。初対面にもかかわらず、目が合った瞬間、運命の音に導かれるように惹かれ合う二人。その日から毎日お互いを探し、逢えた日は一緒に過ごしていたのだが…。
悪名高い賞金稼ぎのリリスは、銀河系で最も混沌とした惑星にして自らの故郷“パンドラ”に戻ってくる。彼女の使命は、アトラスの行方不明の娘を見つけることだ。リリスは、傭兵ローランド、放浪の解体者タイニー・ティナ、ティナの守護者クリーグ、風変わりな科学博士タニス、そして、賢い(?)ロボット、クラップトラップと同盟を結成。寄せ集めのチームは娘を捜索すべく、危険な冒険へと旅立つのだが…。