パン職人を目指していたが、勤め先のパン屋を解雇されたクロ。結婚を意識していた恋人と、喧嘩別れをしたカメラマンの英斗。主演女優が降板し、舞台の上演が危ぶまれる演出家の豪。それぞれ別の人生の目的を持った接点のない3人が、ひょんなことから出会い、東京を飛び出す。行き場をなくした3人は、海辺の閉鎖された旅館での共同生活を通して自分の生き方を再認識する。旅館でのバカンスは3人の心をゆっくりと溶かしていく。ほんの少しだけ生きるヒントをみつけた3人は、それぞれ以前よりも自分の人生に真剣にむきあうようになる…。
台湾では、お祝いごとがあると屋外で宴が開かれ、そこで腕を振るう、総舗師(ツォンポーサイ)と呼ばれる宴席料理人がいる―その中でも、“神”と称された伝説の料理人を父に持つシャオワンは、料理を嫌い、モデルを夢見て家を飛び出していたが、夢破れ帰省。亡き父がレシピノートに残した“料理に込めた想い“に心を動かされたシャオワンは、宴席料理の返り咲きをかけ、全国宴席料理大会への出場を決意する。
ガチで民俗学者が全ての都市伝説の発生源だと指摘する塔で、ホラーを撮影した罰当たりな波多野美希、小糸綾子、田口清隆監督ら。その後、案の定、全員怪現象に見舞れ、中でも小糸家に尋常ではない怪現象が多発する。霊感を持つ奇怪な小糸の老婆が全員を小糸家に集め対策を思案するものの、皆、飛び引きずられるといった手に負えない怪現象へと進化してしまう。発狂するものまで現れる中、密室と化した小糸家で、老婆は怨霊達の暴れる姿に原因の謎を見付ける事が出来るか・・・!
ネット上を飛び交う「ヤマニシ系」「コトリバコ」「コッケさん」等といったいくつもの都市伝説発祥の地と言われる廃墟塔に、田口清隆が監督・撮影として参加。波多野美希ら1人1人でカメラを持って迫った取材クルーを襲う惨劇をおさめた都市伝説POVモキュメンタリーホラー。民俗学者・島貫氏が、波多野美希、田口清隆監督、監督助手らと廃墟塔に向かう車中で話す、いくつもの都市伝説に関する入ってはいけない「奥の部屋」、ここに民俗学的発見がある筈だと。しかしその取材で収められた映像には、入っては出られない廃墟塔で、彼ら1人ずつを餌食にする都市伝説の怨霊達によるゲームに巻き込まれた様子が映し出されていた・・・
海辺にほど近い、何もない街に暮らす15歳の少女、メイス。親友のスーとはいつも、まだ見ぬ恋人について、彼との初めてのセックスについて、あれやこれやとおしゃべりしている。メイスはいつも、自分の家に突っ込んできた車が壁を壊してくれる日を夢想する。車に乗っているのは彼女の恋人となるべき青年。彼はメイスの家を、彼女の小さな世界を壊し、広い宇宙へと連れ去ってくれる・・・
一人の男が刑期を終えて故郷に戻ってきた。彼の名前はジョン・ファルコン。強健な肉体と強靭な意思を持った最強の漢である。10年前、彼は仲間と共に強盗を企てたが、強盗団のリーダーである兄の裏切りによって一人だけ逮捕されたのだった。そして最愛の恋人を兄に奪われたと知った彼は、彼女の奪還と今や巨大な犯罪組織を作り上げた兄への復讐を決意する。
香港の黒社会を牛耳る密輸集団のボス・駱祥安が逮捕され、銃殺刑となる。彼の最後を看取り、遺書を託された妹と弁護士。アメリカにいる弟を呼び戻し、一族勢揃いのなかで開封された遺書には「すべての財産を実の姉弟に託す」と書かれていた。一族の面々はそれに納得せず、組織内で遺産とポストを巡った権力抗争が勃発。血で血を洗う親族同士の争いは組織をも巻き込み、修羅場と化す。果たして、この抗争の行く末は・・・。
故郷テキサスで父エバレットが営む牧場に帰って来たエリン。街の銀行家モーティマーから執拗な取立てに苦しめられていた父を庇ったことで、モーティマーを激怒させてしまう。陰険な彼は子分らを牧場に送り込み、大切な馬たちを盗み出し、更にはエバレットを殴打し負傷させたのだった。一家は牧場を手放すまで追い詰められてしまう。エリンの弟ボウイはバンダナで顔を覆い、現金輸送車“ペイロールワゴン”を襲って現金を奪おうを試みたが、モーティマーの手下に見つかり撃たれてしまう。弟を救う為、エリンは自ら覆面をして囮となるのだったが、モーティマーの更なる陰謀に巻き込まれていく。
美しい妻コニーと一人息子のジェームスと、平穏で幸せな生活を送っているシェーン。ある夜、闇ボクシングの世界で賞金稼ぎをしているシェーンの弟・スコッティが訪れる。シェーンは弟を冷たく追い返すのだが、翌日、家の前で瀕死の状態で倒れているスコッティを発見する。なんとか一命をとりとめたスコッティ。彼は闇ボクシングの主催者で黒組織のボス・ダニーから持ちかけられた八百長試合に勝利してしまい、その報復として一味から襲われたのだ。手にするはずだった金を返さなければ弟の命はないー。ダニーからそう脅されたシェーンはリングにあがることを決意、ダニーの元で特訓をはじめる。実は、シェーンこそ、闇ボクシングの世界で伝説と化したかつてのチャンピオンだった・・・。
島で暮らす16歳の少年・界人(村上虹郎)は、島に古代から伝わる八月踊りの夜、海に浮かぶ男性の遺体を発見。動揺する界人を同級生の杏子(吉永淳)が見ていた。杏子の母親イサ(松田美由紀)は島の人々の相談を受けるユタ神様として慕われてきたが大病を患う。一方、界人は恋人の影を感じさせる母親・岬(渡辺真紀子)のことを汚らわしく思っていた。界人は自分が幼いころに母親と離婚し、東京で暮らす父(村上淳)に会いに行くが、界人が島に戻ると岬は姿を消していて……。
京子(宝月ひかる)と佳代(鈴木茜)の機転からクビを免れた後台。しかし、会社から紹介されたアパートを追い出され、ホームレスのおじいさん(ホリケン。)の世話になることに・・・。見かねた京子は新しいマンションを紹介する。引越しの日、大家に挨拶に行くとそこは沙織(Rio)が待っていた。新しいマンションは沙織の持ち物だったのだ・・・。 会社では、常務の桃川が会社乗っ取りを企てていた。容赦ない経費削減とリストラが断行されていたのだった。沙織のかつての職場「福富フーズ」もそのひとつだった。沙織は福富フーズのボランティア活動を守るため桃川常務に時談判する。桃川は存続との引き換えに沙織の持つ福富の株を要求するが・・・。沙織名義の謎の株券、そして、姿を現した社長とは・・・。すべての謎が解けるとき、沙織と後台は・・・。
同棲カップルに、殺気立った半透明の女が襲い来る「盗撮電波」ほか、珍しい恐烈な心霊映像のみで構成できた驚愕の映像大全集。心霊投稿ハンターの再現「もし霊体験をビデオで撮れたら」なども収録した初公開約13発。
投稿心霊映像「妹」・・・深夜、妹がモゾモゾと寝室を抜け出し霊としていた事とは。「害虫」・・・夏場、湧き出してきた怪しい虫を駆除する為、小型カメラを屋根裏に忍ばせると、這いつくばってこちらを覗く霊が。「深夜のラジオ」・・・この不気味さは霊の毒電波なのか。誰もが経験する真夜中の怪。他、心霊投稿ハンターが追体験し映像化する「もしカメ」を含む約13の恐怖映像を収めたシリーズ第5弾!
とある町に佇む小さな“スナック小夜子”。今夜もその灯りを求めて、さまざまな常連客が集ってくる。そんな“スナック小夜子”オープンしたのは、ママの真奈美がシングルマザーとして娘・小夜子を育てるためだった。20年前、オカマのショーパブで舞台スタッフをしていた真奈美は、スター・ダンサーであるエンジェルと仕事仲間として友情を分かち合っていたが、エンジェルがタイへ出発する前夜、酔っぱらってしまったふたりは、いつのまにか男女の関係に……。生まれた娘・小夜子は、自分の父親のことは知ることもなく成長し、高校卒業とともに母を残して東京でひとり暮らしを始める。数年後、いくつかの恋に破れ実家にもどってきた小夜子は、“スナック小夜子”が借金だらけで閉店しなければならないことを知り、隣町で大人気のオカマバー“シャープ”をまねて、ホステスの亮子と“偽オカマバー”として再起をかける。その計画を真奈美に猛反対された小夜子は真奈美の昔の友人である、オカマのエンジェルに力を貸してほしいとお願いする。数日後、エンジェルはミラーボールとともに“スナック小夜子”にやってくる。エンジェルの厳しい指導のもと、小夜子と亮子は“偽オカマダンサー”として大変身。毎夜多くの客が足を運び、“偽オカマバー”作戦は大成功!しかし……、オカマに扮した本当は女性の小夜子と亮子の運命は? そして、オカマの父? エンジェル、スナックのママを続ける母真奈美、恋多き娘小夜子の不思議な家族の未来は?
投稿心霊映像 「髪・岳」・・・遭難者も多いという山菜の名所をカップルが撮影すると、木の枝に長い髪の毛でぶら下がる女の上半身が。 「橋」・・・自殺が交通事故死の4倍発生する日本で、自殺の名所を面白半分で撮影した映像に、まさに川に飛び込む気色の悪い人物が。 「交差点」・・・交通量の多い交差点、信号待ちの群集の中に先程まで居なかった人物が居るのだが。 他、約12の投稿映像をメインに展開するシリーズ第4弾!
ガールズバーで働く35歳の由紀恵の店に、ある日、婚活パーティーに敗れた農家の男たちが客としてやってきた。その中の一人・常太朗は華やかな由紀恵に一目惚れ。店に通い詰めてプロポーズをしてついに由紀恵は農家へ嫁ぐことを決意する。だが現実はシビアだった。夫の家族と暮らすのも農作業も初めての彼女に姑の嘉子は厳しい。そんな折り、常太朗が進めていた通販事業の取引相手が家に来る。その担当者・三島はかつての客で由紀恵を騙した男だった・・・。
投稿心霊映像 「閉まらない襖」・・・中古物件の建付けへのクレームを撮影するカップルだが、襖の開きが悪いのは、奥に居る子供の霊の仕業か。 「不思議な少女」・・・冬だというのに、カップルの周辺に、夏服で少女が泣きながら近付く。 「ジャグリング」・・・ジャグリングの練習していると、体が無い謎のメンバーが。 「ボーイズラブ」・・・海辺ではしゃぐ男2人に手招くような腕が。 「オーディション」・・・女性タレントがオーディション用にウォーキングを撮影すると、白い手が。 他。13の投稿映像中心に、ファンキー中村が藤江れいなに怪談も披露。シリーズ第3弾!
投稿心霊映像「首吊り人形」・・・遠足の前の日、寝ている子供とてるてる坊主を撮るとそれは自殺者の姿に。「節分」・・・子供が豆まきをしている映像に。「人形」・・・孫が手を離すと一瞬に動き出す人形。「雑居ビル」・・・各階の階段を点検すると、以前ここで焼死した霊が。他、約13の投稿映像と、人気アイドルも恐怖する本格的な怪談話約4話収録。好評の第2弾!
「Tシャツ」・・・ベランダの防犯カメラ、干されたTシャツの袖から腕が・・・「あの世に繋がる携帯」・・・携帯電話の何かが起こるという番号に電話してみた映像におかしな声が入っていた・・・「覗く顔」・・・アイドルが手で作ったハートの中に目をギョロっとする顔が・・・「お出掛け」・・・出掛けようとする家族がドアの外に出た娘にカメラを向けると娘に何かが乗り移る・・・他、全15映像を人気アイドル2名が約4映像ごとに視聴者に代わり恐怖しながらも辛辣な意見を述べる。そして検証として心霊映像が撮られたスポットへ人気アイドルが潜入、そこで驚くべき映像も収録される。
2024年日本--原爆による大量虐殺の反省から原子力を封印し、新しい歴史を歩み始めた世界(アナザーワールド)があった。そこでは銃器も完全に消滅し、剣が最強の武器として使用されており、戦士として育てられたアリサ(花井瑠美)、レイ(武田梨奈)、マリ(清野菜名)、ミキ(加弥乃)の4人は、ボス・柳生太一郎(岡田浩暉)の指令の元、謎の侵入者を退治すべく剣術と体術による戦いの日々を送っていた。やがて彼女たちは、銃や核でこの世界の征服を目論む陰謀者たちが送り込まれてくるワームホールを見つけ、自分達とそっくりな人間がいるパラレルワールドの存在を知る。もう一つの世界(アワーワールド)では彼女たち4人は人気アイドルとして活躍をしていた。違う人生を送る自分に会ってしまったアリサは人殺しを続けることに葛藤し、4人の関係がぎくしゃくし始めた時、柳生がワームホールを作って彼女たちをこちらの世界に送ったのは自分だと語り始めた。真実を知って動揺する4人。しかし陰謀の黒幕・豪徳寺(金子昇)と戦闘員たちは容赦なく彼女たちに迫ってきた。
日々、盗撮などで小銭を稼いでいるゲイリー、ザック、ロックス、ブラッド、4人の不良グループに、謎の人物からギャラのいい仕事が舞い込む。それは、1本のビデオテープを盗むという奇妙な依頼だった。彼らが家に忍び込むと、そこには大量のVHSテープと共に、一体の死体があった。戸惑いながらも大金目当ての4人は目的のビデオテープを探すため手分けして1本1本再生していくのだが、そこに映っていたのは・・・。(TAPE56より)
とある一流企業に偶然入社できた三流大学出の後台大輔。彼は上層部の特命を受けて第二秘書課に配属される。後台が第二秘書課に行くと、京子(宝月ひかる)が着替えの真っ最中。偶然、覗く格好になった後台は、間一髪のところを沙織(Rio)に救われる。清楚な沙織に後台は一目惚れしてしまう。普段の秘書課のメンバーは何をしているかわからない仕事振り・・・後台は、そんな彼女達の何を探るというのか途方にくれていると、ある日、社長から怪しげなファイルが届く。ファイルを持ち出そうとする後台だが、沙織たちへの裏切りと会社への忠誠の狭間に葛藤するのだった。そんな時、偶然から沙織に迫る罠を知ってしまう。沙織の危機を救うため、沙織の家へと急ぐが・・・。
真理子と夫の孝治は、学生時代からの交際を実らせたおしどり夫婦。だが孝治は怪しい事業に手を出して、いつしか借金が膨大な額に膨れ上がってしまう。そんなとき、真理子は高校の同級生である安西を成功者としての雑誌記事で見つける。真理子と孝治は藁にもすがる思いで安西を訪ねる。安西はお金の工面を承諾するが、その見返りとして出した条件は、真理子と三ヶ月間を共に過ごすというものだった…。
世界大戦後の荒廃したニューヨークで戦火を生き抜いた元SWATの敏腕女性隊員デュナンと、その相棒・サイボーグとなったかつての恋人ブリアレオスは未だ戦いの日々を送っていた。終わりの見えない戦いの中、人類が生み出した理想都市オリュンポスでの安息を夢見る二人の前に突如現れた1人の少女。オリュンポスから来たという彼女は謎の追手に追われていた。少女と行動を共にする中で、二人は彼女の身体に秘められた秘密を知ることになる。それは世界を、地球を破壊し尽くすほどの巨大な力の鍵だった──。
仕事を辞めて何もせずに生活していた達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いもののフレンドリーな青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児の住むバラックには、寝たきりの父親、かいがいしく世話をする母親、そして姉の千夏(池脇千鶴)がいた。達夫と千夏は互いに思い合うようになり、ついに二人は結ばれる。ところがある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知り……。
突然の別れを告げていなくなってしまった元カノを諦めきれず、一途に彼女を追いかけ生まれて初めてアメリカまでやってきた純朴でまっすぐな日本人青年、ナオト(濱田岳)。元カノ探しのお供は、イヤミばっかり言ってる嫌われ者で、最近彼女に振られますますひねくれてきたイトコのセバスチャン。国籍も境遇も文化も正確も正反対な2人が旅を続ける中、衝突し合いながらも互いにありのままの自分を見つめなおす姿を描いた青春“ほろ苦”ロードムービー。
奇跡の特効薬“風邪(ふうじゃ)ワクチン”の開発に成功した天才科学者・紀久生(窪塚洋介)。しかし、彼の頭の中にしかない化学式を手に入れようと、彼の頭脳に嫉妬する狂気の医師・一ノ瀬(柄本明)、技術を盗もうと暗躍するある秘密組織の幹部・道元(クリス・ペプラー)とその右腕・寺子田(和田哲史)たちは、それぞれの目的のため手段を選ばず狙っていた。そして、更に紀久生に近づく謎の女・桜子(小西真奈美)。実は彼女も紀久生に近づかなければいけない秘密があった。夢の特効薬をめぐる攻防の末に待ち受けていた衝撃の真実とは・・・?
極少数の限られた女性の胸にだけ、見たことのない世にも美しい花が咲くという不思議な現象が起こっていた。満開時に採取されたその花の成分は、画期的な新薬の開発に繋がるとされ、億単位で取引されていた。そんな花の研究に没頭する植物学者の大瀧(綾野剛)と、提供者のケアを担当するセラピストの響子は、次第に恋に落ちていく。しかし、提供者の女性が謎の死を遂げる事件が相次ぎ、研究所に対し不信感を抱き始める大瀧。一方で、響子は花の魅力にのめり込んでいき・・・。
小学三年生のこっこ(芦田愛菜)は祖父母、両親、三つ子の姉の8人大家族で暮らしている。賑やかで幸せな毎日だが、孤独に憧れるこっこには疎ましくて仕方がない。人と違う事を「かっこええ!」と思うこっこの憧れの眼差しは吃音のぽっさんや、ものもらいになった香田さんや、不整脈で倒れた朴くんに向けられる。しかし自分の言葉で周りがおかしくなる事に気付いたこっこは、おじいちゃんから“イマジン”という言葉を教わる。たくさんの「なんで?」を繰り返しながら、幼いこっこが成長する、かけがえのないひと夏の物語。
ある日、妻のかおりが死んだ。夫の浩二は葬儀を終え、一人きりになった途端、錯乱したかのように部屋を探し出す。医者から、かおりが妊娠三ヶ月だったことを告げられたからだ。自分の子ではない。いったい誰の子供なんだ?手帳に残された「こんな形で罪深さに怯えるようになるなんて」という走り書き。かおりは、どんな男に抱かれていたんだ?疑念を深めていく浩二。しかしそれは彼女にとっては、大切な人との大切な時間だった…。
若菜家は、息子2人、父と母の平凡な家族。だがある日、若菜家の母・玲子(原田美枝子)に「脳腫瘍」が見つかる。末期症状で、余命1週間の診断をされる。父(長塚京三)は取り乱し、長男の浩介(妻夫木聡)は言葉を失くし、次男の俊平(池松壮亮)は冷静を装う。やがて、“どこにでもいる家族”に潜んでいた秘密が表面化していく―。どうしたらいいか分からない、でも投げ出すことなんてできない。そして男たちは「悪あがき」を決意する―。
開発工事の影響で漁業不振に陥っている田舎の小さな漁師町。重機のノイズが轟く浜辺で、それをかき消すように大声を上げて遊ぶ女子高生のグループ。輪に入らず、ひとり浜に座る真姫(寉岡萌希)は海に浮かぶ大きな工事船を見つめている。グループの中で唯一、開拓工事側で働く親をもつ孝子(佐藤玲)は、不漁の影響で家庭が崩壊してしまった真姫に後ろめたさを感じている。グループのリーダーである幸枝(武田梨奈)は明るく振舞い、ふたりの関係を取り持とうとしていた。ある朝、日課である浜の水質調査を行う少女たちの前に巨大な深海魚が現れる。気持ち悪くも美しい謎の深海魚「リュウグウノツカイ」―。この魚には「豊漁の兆候」「災いの予兆」という両極端な言い伝えがあった。そして3年前に上京した同級生・千里(樋井明日香)が町に戻ってくる。偶然のようで必然のような日々に得体の知れない不思議な衝動を感じた真姫は集団妊娠計画を思いつく―。閉ざされた環境を打開するため、自らの手で未来を切り開こうと奮闘する少女たちの物語。【受賞歴】ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014 オフシアター・コンペティション部門 北海道知事賞受賞
これが“悪の正体”なのだろうか―――。60年代のインドネシアで密かに行われた100万人規模の大虐殺。その実行者は軍ではなく、“プレマン”と呼ばれる民間のやくざ・民兵たちであり、驚くべきことに、いまも“国民的英雄”として楽しげに暮らしている。映画作家ジョシュア・オッペンハイマーは人権団体の依頼で虐殺の被害者を取材していたが、当局から被害者への接触を禁止され、対象を加害者に変更。彼らが嬉々として過去の行為を再現して見せたのをきっかけに、「では、あなたたち自身で、カメラの前で演じてみませんか」と持ちかけてみた。まるで映画スター気取りで、身振り手振りで殺人の様子を詳細に演じてみせる男たち。しかし、その再演は、彼らにある変化をもたらしていく…。
最先端のプロジェクションマッピングで映し出される幻想的な世界の中で、鶴田真由らのパフォーマンスが冴え渡る。
川崎の造船所で働く聾唖の女性・マチはある日刑事の聴取を受ける。密入国した外国人犯罪者を追っているようだ。しかし、実はマチはその外国人と一夜の恋に落ちていて・・・
『じ ぞ う』京都を舞台に、お地蔵さんとその前を通る町の人々のお話。いつも同じ場所で目の前を通る人を見ては蔑んでいるお地蔵さん。そんなひねくれたお地蔵さんの心境の変化を描く。 『破れタイツ』角谷マリと守田ミサオは、いつもつふんでいる!とにかく騒がしい!マリは破天荒な母親に、ミサオは自分恵まれない男運を呪う。大人から見れば些細な事かもしれないが、思春期ならではの問題にメンと向かって立ち挑んでいく! 『やぶカン!』おせっかいで、めっちゃうるさいオカン。あんなオカンには、なりたくない!!『破れタイツ』のオカン視点オマージュ作品。 『てんぐ』15歳の少年・よしまさと喫茶店の店主が、あるお面をきっかけに出会い、そこから奇妙な友情ストーリーがはじまる・・・。
女子力ゼロの29歳の直子。淡々とした日常の中に見え隠れする人間に対するシニカルな目線が面白い。登場人物たちのリアリティーのある会話の応酬と、それぞれの登場人物たちの感情の機微が上手に切り取られており、気がつけば「直子」の世界にどっぷり引き込まれている。恋愛に臆病な人や、自分に自信が無い人が観て勇気が貰える映画。
文化祭を間近に控えた女子校を舞台に、東京女子流のメンバーで ある山邊未夢・新井ひとみ・庄司芽生・小西彩乃・中江友梨の全員が出演。山戸監督ならではの斬新な切り口で「全員が主役」となる5人分の青春エピソードが描かれる。憧憬、焦燥、衝動…様々な情景に彩られ翻弄される彼女達の切ない青春を叙情的に映し出す。
岩田(火野正平)はギタリストの道を諦め、マンション管理人の仕事についた。掃除やゴミ処理の地味な仕事を黙々とこなす毎日だが、住人の評判は良く、一人で静かに慎ましく暮らしていた。 ある日、彼は泥酔して帰宅した住人の若い女・ユミ(桜木梨奈)を介抱する。 彼女は本職のダンスでは食べていけず、「パパ」と呼ぶ父親ほども年の離れた男の愛人をしていた。 しかし男の妻に関係が知られ、部屋も追い出されたユミ。 かねてから患っていた双極性障害の病状は悪化しつつあり、自我を失っていく彼女を突き放せない岩田は、仕事を捨ててユミと流浪の生活を始める。 そんな中、あるライブハウスで久しぶりにギターを手にし、かき鳴らす岩田。するとユミがそれに合わせて踊り始めた。孤独な二人はいつしか互いの存在にすがりながら、あてのない旅を続ける……。
麦子、23歳。頼りない兄と二人暮らしをしながら、声優を目指している。ある日、自分たちを捨てた母親が突然舞い戻ってきた。顔も覚えていない母との生活に戸惑う麦子。そして投げつけた一言、「あなたのこと、母親だと思ってないから」。その言葉を最後に、母は帰らぬ人となった―。その後、納骨のために母親のふるさとを訪れた麦子は、母が町のアイドルだったことを知る。町の人々に振り回されながら、初めて知る母の青春、母の人生―。そして麦子の心にある思いが広がっていく・・・。
サンフランシスコのベイエリアに住んでいる22歳のオスカー・グラントは、前科者だが心優しい青年だ。2008年12月31日彼は恋人ソフィーナと、彼女とのあいだに生まれた愛娘タチアナと共に目覚める。いつもと同じようにタチアナを保育園へ連れて行き、ソフィーナを仕事場へ送り届ける。車での帰り道、大晦日が誕生日の母親ワンダに電話をし「おめでとう」と伝える。母と会話をしながら彼は新年を迎えるにあたり、良い息子であり、良い夫であり、良い父親であろうと、前向きに人生をやり直したいと思っていたが…。
“モンタナ州のウディ・グラント様 我々は貴殿に100万ドルをお支払い致します”誰が見ても古典的でインチキな手紙をすっかり信じてしまったウディは、ネブラスカまで歩いてでも賞金を取りに行くと言ってきかない。大酒飲みで頑固なウディとは距離を置く息子のデイビッドだったが、そんな父親を見兼ね、骨折り損だと分かりながらも彼を車に乗せて、4州にわたる旅へ出る。途中に立ち寄ったウディの故郷で、デイビッドは想像もしなかった両親の過去と出会うのだが―。
銭湯で転倒し頭を強打。記憶を失った羽振りのいい男。居合わせた売れない貧乏役者・桜井は、出来心からロッカーの鍵をすり替え、彼になりすます。が、その男はなんと誰も顔を見たことない伝説の殺し屋コンドウだった!桜井は男にきた大金の絡んだ危ない依頼を受けてしまい、大ピンチに。一方、記憶を失い、自分を桜井だと思い込んでいるコンドウは、真面目に努力して、役者として成功する事を目指し始めてしまう。そんなコンドウの姿に好感を覚えた婚活中の女性編集長・香苗は、なんと彼に逆プロポーズ!失われた記憶、大金の在りか、そして結婚の行方――複雑に絡み合った事態の行く末には、なんと、映画史上に残る爽快でトキメくラストが待っている!?
長崎で生まれ育ったサラリーマン・ゆういちは、ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしている。男やめものゆういちは、夫の死を契機に認知症を発症しはじめた母・みつえの面倒を見ていたが、症状が進行した彼女を、断腸の思いで介護施設に預けることになる。過去へと意識がさかのぼることの増えたみつえ。その姿を見守る日々のなかで、ゆういちの胸には、ある思いが去来する―。
貧しくも幸福な生活を日々を送っていたるロマの一家。3人目を身ごもる妻・セナダは激しい腹痛に襲われ病院に行くも、保険証を持っていないために手術を受けることができない。鉄くず拾いで生計を立てる夫・ナジフにはとうてい支払うことのない手術代を要求される。家族を守るために奔走する無骨だが優しい眼差しのナジフ。懸命にしれんと向き合い、決して憤ることなく、大切な人と共に生きることの意味を静かに投げかける彼の姿に、観る者は心を揺さぶられるだろう。
1973年8月8日、金大中・元韓国大統領候補が九段のホテル・グランドパレスから突然姿を消す・・・。5日後、ソウル市内の自宅前で目隠し・傷だらけの姿で発見された。当時、彼の消息を巡って日本と韓国そして米国までをも巻き込んだ国家間の緊張は極限まで高まった。拉致・暗殺指令を受けた諜報部員たちは、なぜ彼を殺さなかったのか?計画に関わったとされる日本人が“空白の5日間”に取った行動とは?「政治的妥協」という形で真相究明の道を閉ざされた事件の背後には、一体どんな「真実」が隠されていたというのか・・・?
絶望に覆われ灰色に染まった大都市。生きる意欲も希望も見出せない人々は、次から次へ自殺をはかっていた。そこで唯一繁盛しているのが10代続く老舗の自殺用品専門店。首つりロープ、腹切り刀、毒リンゴ、様々な種類の毒薬が所狭しに並んでいる。店を営むのは超ネガティブ思考のトゥヴァシュ一家はクスリとも笑ったことがない。ところがある日、明るく無邪気なアランが誕生したことで、家族の中で何かが崩れ始めるのだった・・・。
東京・銀座の地下にあるたった10席ほどの鮨店・すきやばし次郎の店主・小野二郎。彼の握る鮨は「ミシュランガイド東京」で5年連続、最高の三つ星の評価を受け、フランス料理最高シェフのジョエル・ロブションや、ヒュー・ジャックマン、ケイティー・ペリーといったハリウッドセレブなど、世界中の食通たちをうならせてきた。あのメトロポリタンオペラの総帥、ピーター・ゲルブ氏の息子でもあるデヴィッド・ゲルブ監督は、87歳の今でも現役で板場に立ち、現役で己の技を磨き続ける二郎の職人としての生き様に魅了され、その人生と哲学を題材に映画制作をすることを決意した。そして、約3ヵ月にわたり東京、静岡と密着取材を敢行した。ゲルブ監督のファインダーが映し出すのは日本人の私たちが忘れかけた、二郎の仕事に対する誠実な姿勢。親子であり師弟でもある二人の息子を通じて描かれる、偉大なる父への敬意、そして葛藤・・・。世界が認める名店を支える者たちのプライドと仕事にかける情熱を、温かくもモダンな映像とクラシック音楽の旋律とともに美しく浮かび上がらせてゆく。
むせかえる熱気に包まれた南国タイ。人気小説家の麻衣子(川島なお美)は単身バンコクを訪れる。彼女はそこで韓国人ムエタイボクサーのハヌル(イ・テガン)と出会い、興味を持つ。彼にガイドを頼み、2人で街を散策する麻衣子。そして、立ち寄った彼の部屋で、麻衣子はふいに立ち上る欲情に気づいた。この瞬間を待ち望んでいたかのように二人は抱き合い、激しく身体を求め合う。繋がり合うことの確かさに否応なしに突き動かされていく二人。刹那の恋の炎が二人を焼き尽くし、そしてその果てには…。
ごく普通のOL・寧子。しかし、かつて義父に性的虐待を受けた過去を持つ彼女は、そのトラウマを忘れられず、生身の男性と触れ合うことに嫌悪感を抱えていた。そんな彼女が唯一自分を解き放てるのは、インターネット内だけ。文字だけの会話で行われるバーチャルセックスに自らを慰めつつ、深い孤独と満たされない欲望を抱えながら、彼女は日々をやり過ごしていた。
フリーターの姉・葉月と女子高生の妹・呼春は、母の佐和と3人暮らし。14年前に女の人を作って家を出て行ったきりの、父の記憶はほとんどない。ある日、佐和から「離婚したお父さんがもうすぐ死ぬから会いに行って、ついでにその顔を写真に撮って来てほしい」と告げられる。
憧れの先輩・ユイを追って映画部へ入った高校生サガミは、怖いものが苦手なのに新しく製作するゾンビ映画の主役に抜擢されてしまう!そして撮影を開始させる映画部だったが、ゾンビ役のエキストラに逃げられてしまい、撮影がストップしてしまう!!撮影資金が底をつきかける中、映画部はエキストラ確保のため、ある秘策を実行に移すのだった…果たして映画は無事完成するのか!?そしてサガミの一方通行の恋の行方は!?
中学生のサガミは、見学に訪れた志望校で見かけた一人の美少女に心奪われる。そしてそのスカートの奥めがけて思わず携帯カメラのシャッターを切ってしまう。罪悪感にかられつつも、その日からサガミは彼女と同じ高校に通うことを夢見て猛勉強し、見事志望校に合格する。そして待ちに待った入学式、校内で道に迷った彼は誤って女子更衣室へ迷いこんでしまう!そんな彼の前に現れたのはなんと、憧れの、あの美少女だった!!
健太は幼馴染の梢に、都市伝説で噂になっている呪いのレコードを聞いてほしいと頼まれる。嫌々ながらも家に帰ってレコードを聞くと、噂通り午前0時に部屋のどこからともなくレコードと同じメロディーの鼻歌が聞こえ、雛子(悪霊)が現れた。そして雛子は唸り声をあげながらゆっくりと健太に迫る・・・これが二人の出会いだった。
バーで知り合った男女。ブラッディーマリーで乾杯し、早速意気投合した2人はバー付近にある彼の部屋へ。月光が差し込む部屋で、ロウソクに火をつけた彼は彼女をソファーに座るよう促す。テーブルの上には幾つかのコミックがあり、差し出されたブラッディーマリーを口にした彼女が手に取ったコミックは「レンフィールド」というタイトルだった・・・
不自由な安定主義のマニュ(ケフィ・アブリック)は、いつものように出勤するが、ここ最近、通勤途中で箸にも棒にも掛からない絵を並べている東洋人の女ソラ(長嶋美沙)をよく見る。興味本位で話かけてみるが生意気な態度なソラ。軽く対抗してみたマニュだが結局相手のペースにはまっていらない絵を買ってしまう。その日の夜の帰宅途中、マニュは毛布にくるまっているソラを発見してしまう。ソラは不安定な自由を掲げ放っといてほしいと言うがマニュは放っておく事ができない。
六本木の狂犬、氷室星哉は相変わらず厄介な仕事に巻き込まれている。東京∞の先輩が渋谷でオープンさせた店で慣れない仕事をやるはめになった星哉は、好きな喧嘩を封印される日々に鬱憤がたまっていた。そんな中、渋谷のイベント屋SSGが東京∞幹部の山口と曽根に地下格闘技イベントの儲け話を持ちかけてくる。そこで、選手の代役を任された星哉が、六本木VS渋谷の一大闘争に発展するキッカケを作ってしまい・・・。
一本気で腕っぷしの強い星哉は、今日も六本木で「東京∞(むげん)」先輩の白石、野中の弟分として、どんな依頼でも断ることなく仕事をこなしていた。ある日、「東京∞(むげん)」の初代総長高倉が出所することがわかり、かつての仲間たちが集合した。そんな矢先、仲間の中西が傷だらけで路上に置き去りにされる事件が起きる。白石と野中たちは情報収集するにつれ、高倉とつるむ星哉を疑い始めるが・・・。
総合武術“無限我流”の伝承者である虎丸は、一年間の修行の旅を終え、師匠・源斎の元を訪れる。「日本中のあらゆる武道家たちと果たし合いを行い、勝利とともにその達人たちが持つ“奥義書”を手にすること」と源斎の命を受けた虎丸は、日本中を流浪し、戦いの日々を重ねていたのであった。無限我流の基本理念である“敵を知るには、まず食を知ること”を実践し・・・。