扶清滅洋を唱え、中国全土を義和団が荒らしていた清朝末期。黄飛鴻は新しい高官と会い、民兵の訓練の要請を受ける。そんな中、彼の診療所兼道場“宝芝林”は引っ越すことに。弟子になることを条件に自邸の隣に新居を世話した男獅虎だったが、実はポン引きで、道場は娼館と軒を並べることになる。ウォンの怒りをよそに弟子のフーとソーは隣へ入りびたり、男の妹ジウらと付き合いはじめる。ところがそこへ義和団の陰謀に抵抗する父娘が登場し――。
広州で武道館を開くことを夢見る若きウォン・フェイフォンは、武術を磨くことに明け暮れる生活を送っていたが、見かねた父親から将来のため英語を学ぶことができる学校に行くことを約束させられる。そこで、成績優秀者は広州に行けるという条件を出されたウォンは、教師のルー・イーバイや彼に好意を寄せる学友のダイ・シーサンの助けを得て、猛勉強の末、広州に行く権利を得る。しかし、いざ広州に着くと、その地に西洋排除を企む朝廷保守派の陰謀があることを知るのだった。
日中戦争後に下関条約が結ばれ、日本軍の侵略が始まろうとしている中国。国内では、帝国主義に反対する国民たちによるデモが起きるなど情勢が安定しないなか、白蓮教という謎の集団が突如現れ街を襲った。フェイホンが立ち上がり彼らを撃退したものの、日本軍が彼らに賄賂を渡していたという噂を耳にする。フェイホンはすぐさま宮廷に向かいこれを伝えるが、官僚たちはすでに、王を人質とした反乱を企てていたのだった。王を救うべく、フェイホンは白蓮教の本拠地へ向かう。果たしてフェイホンは、国の危機を救うことができるのか―?