新聞記者ジェイクは、カップル失踪事件の取材中に地元の漁師から「海の魔物の仕業だ」と言われ、深入りしないよう忠告を受ける。難航する事件の取材に疲労困憊し帰宅したジェイク。彼を待ち受けていたのはルームメイトのキャメロンと浮気をする恋人シャーロットの姿だった。激しく落ちこみ海辺で一人佇むジェイクの耳元に、不思議な音色が響いてきた。導かれるまま歩いた先で、一人の美しい女が海に向かって歌い続けていた。しかし、歌声に魅了されていたジェイクが目を離した隙に、女の姿は忽然と消えていた。私生活の憤りを打ち払うかのように、取材にのめり込むジェイク。そんな彼の目の前に再び女が現れる。
暴漢に襲われ、妻アンジェリークを亡くしてしまったリック。愛するものを失い酒に溺れる日々を過ごしていたリックは、隣人のバリーから理想のパートナーを斡旋するというサイバーテク社を紹介される。「必ず満足するはずだ」と、自身のサイボーグ・アナを紹介するバリーだったが、アナとの会話のやりとりにリックは一抹の不安を感じていた。だが、妻を失くして以来、悪夢を見続けていたリックはついにサイバーテク社のホームページにアクセスをする。姉や友人に反対されながらも生前の妻のデーターを送り、外見は元通りのアンジェリークを取り戻したことに安堵するリック。しかし人間の知らぬところでアンジェリークは、他のサイボーグたちと密かに繋がり始めていた。