幼馴染みのジェイクを頼り、ニューヨークへとやってきたユーリ。刺激的な街に触発されたかのように都会の生活を楽しむ彼は、ジェイクの友人メアリーを部屋へと連れ込み、事に及んでいた。しかし隣の部屋で寝ているはずのジェイクのもがき苦しむ声が聞こえ、我に返ったユーリ。急いで救急車を呼ぶと、隣人だと言う救急救命士の男が駆けつけてきた。やがて救急車に運ばれたジェイクだったが、容体が急変し死亡。激しく落ち込むユーリは昨夜、救急救命士と名乗った男の行動を不審に思いジェイクの部屋を調べると、部屋に置かれていたジェイクの勤め先・自助団体トゥルー・ヒーリングから贈られたトロフィーに仕掛けられていた盗聴マイクを発見する。
ニューヨークで“ハリウッドの脚本家”として、夜間のクラスを教えているボビーは、ある朝、生徒ジャックの家を訪ねる。彼から提出された「ハイジャック」の脚本の内容について彼の力不足を告げ、共著と著作権契約を迫るボビー。しかし、ジャックは契約書へのサインを拒み、自ら“本物”のハリウッドの脚本家スティーヴン・ワーシーへ脚本を持ち込むことを考えていた。そして契約の”交渉”がうまくいかず苛立ちを隠せないボビーの態度によって、二人の関係が決裂に向かってしまう。そんな時、ボビーはジャックの不自然な行動から、脚本の著者が別にいるのではないかと思い立つのだが…。