公立高校に通うハンナは、成績トップで学級委員長とチア部の主将も務める優等生。奨学金による有名大学進学生の最終候補にも残っていた。一方、同い年で私立高校に通う裕福ないとこのマディソンは不良学生。共に片親で、ハンナは母親、マディソンは父親と暮らしていた。高校を早退し、飲酒運転で大事故を起こしかけたマディソンは、大学に進学しないと一切の援助を打ち切ると、父親から叱責される。父親の金をあてにしていたマディソンは、ハンナに替え玉受験を頼み込む。それを断ったハンナは、マディソンに催眠鎮静剤を飲まされ、眠っている間にみだらな写真を撮られてしまう。その写真で脅されたハンナは、次々とマディソンに無理難題を強いられてしまう。
医師のボブとライザ夫妻には、まもなく19歳になる一人娘メイがいた。ある朝、ボブの車のフロントガラスに“彼女はお前の娘ではない”という、匿名の異様な手紙が挟まれており、続けざまに携帯に脅迫電話がかかってきた。電話の主に言われるがまま目的地に赴いたボブは、ジルと邂逅。彼女こそがメイの実の母親だった。ジルは口止め料として50万ドルを要求するが、実は彼女の姉フェイに言われるがまま脅迫を強いていたのだった。一方のライザは、ボブから18年前に自身が生んだ子どもは死産で、昏睡状態時にボブが病院にいたジルの赤ん坊とすり替えていたという真実を聞かされる。やがてメイにも真実がバレてしまうが、その時はまだ暴走状態にあるフェイによってメイが誘拐されるなど、知る由もなく…。
妻子ある男性パトリックと別れを決めた夜、車で送ってもらう途中、交通事故に遭ったグラフィックデザイナーのエイプリル。自身は幸いにも軽いケガで助かったが、パトリックはICUに収容されたままで、退院前に見舞いに行った彼女は彼の妻スーザンに罵倒される。退院後、エイプリルは自宅療養しながら仕事を再開することに。ある時、カフェで薬を飲もうとしてパニックを起こした際、ジミーと名乗る男性に助けられ、それを機に親しくなっていく。自宅で世話をしてくれていた看護師キャシーが大ケガをしたこともあり、ジミーに料理を作ってもらうなど親密になっていくが、彼に不自然さを感じた同僚のマリーがジミーについて調べ始めると、思いがないことが発覚する。
不動産販売業者のリサは幼い頃に両親を亡くし、ジョージア州スプリングデールの祖母の邸宅“セブンオークス”で、妹のホイットニーと3人で暮らしてきた。その邸宅は130年前に高名な建築家が設計した歴史的建造物だが、ホイットニーの結婚式使用後に売却しようと祖母が決意、家族で大事に住んでくれる買い手を探していた。そんななか、ウォレス・ファミリーを名乗る男性から内覧見学希望があるが、現れたのはマシューという名の男性1人。ウォレス・ファミリーとは彼の兄アンドリューが経営する開発業者名だった。ホテルに再開発したいと購入希望を受けるがリサは拒否。しかし祖母は、邸宅の固定資産税や維持費などを1年以上前から払えなくなり、町に差し押さえられる期限が迫っていた。
以前は植物学者だったが、亡き祖母の生花店“ロマンス・イン・ブルーム”を継いだバイオレット。彼女はウエディングプランナーの親友シンディから、地元のテレビ番組にも出演する有名なカップル“ボリビア”こと、ボリスとオリビアを紹介される。2人の結婚式を担当できれば店の宣伝や自身の知名度アップにもなると依頼されたバイオレットは、結婚式用の花をデザインすることに。しかしボリビアは個性や主張が強く、日々振り回されることに。そんななか、生花の仕入れ先で、祖父ノーマンの手伝いをする幼馴染ジャックと再会。彼は自然写真家として世界中を旅していたが、交際相手アンジェリカの勧めもあり、弁護士の仕事に戻るため地元に帰ってきていた。
化粧品会社エラヴェル社の販売員を務めるシングルマザーのシャーロット。彼女は高校生の娘ジョーダンに、修了すれば名門大学への合格が確実といわれる教育プログラムを受けさせるため、郊外にある閑静な住宅地に越してきた。シャーロットが引っ越し作業をしていると、隣人のボニーが引っ越し祝いを持って訪ねてくる。しかし、彼女にとってそれは見慣れたエラヴェル社の試供品だった。偶然にも同じ会社に勤めていることが判明し、勤続3年目のシャーロットは、売上げ1位のトップセールスマンで、勤続2年目のボニーは売上げ2位だった。そんな時、シャーロットとジョーダンは、この町で過去に、1人の女性が殺された悲しい強盗事件が起きていたことを知る。
生まれて間もない双子の息子を抱え、子育てに奮闘中のステラ。引っ越して1年以上になるコミュニティで募金活動のリーダーシップを取ろうとする彼女だったが、セレブ主婦のメレディスに横槍を入れられて四苦八苦していた。そこでSNSで子守りを募集。早速現れた20歳のブレイクに親近感を覚えたステラは、彼女を雇い、部屋も貸して同居することに。夫もブレイクを気に入るが、彼女はステラが19歳の時に産み、養子に出した実娘だった…。そんなブレイクは、里親との暮らしもうまくいかず、寂しさからストーカー気質の性格を持ち合わせ、ハッカーを雇い母親ステラの行方を探していた。そしてSNSからステラの居場所を突き止めることに成功。家族環境を調べ尽くし、家族の中に入り込むため周到な準備を経て、ステラの前に現れたのだった。
救命救急士のミランダは、7歳の娘アンジェラを抱えるシングルマザー。娘の誕生日の朝、いつものように彼女を預けて出かけていた。だが、公園で遊んでいたアンジェラはスミスと名乗るマジシャンに連れ去られてしまう。その男は、ミランダが縁を切っていた元警官の実父ルークで、当時、ミランダの恋人を無理やりに逮捕した過去があった。その恋人は拘留中、何者かに殺されたことで、ミランダは父と疎遠に。そして現在、ルークは汚職罪で服役し出所したばかりだった。娘を探すミランダは、幼い頃の記憶を辿り、かつて家族で住んでいた家へ。そこは宿泊施設に変わり、幼馴染のキーランがオーナーになっていた。ミランダはキーランを頼りながらルークを探し、娘を取り戻そうとするのだが…。
救急センターでは2組の夫婦が出産を迎えていた。オリビアとハリー夫婦には娘のクロエが、ブルックとグレンにも娘のシエナが誕生したが、検査に連れ出されたクロエは容態が急変し急逝する。半年後、未だ娘を失った傷を癒せない日々を過ごすオリビアだったが、病院での出会いが縁で、ハリーの上司となったグレンの家で開催されるパーティーに夫婦で参加。会場で、オリビアは初めてグレンの妻ブルックと娘のシエナに対面する。複雑な感情が湧き上がると覚悟していたオリビアの心の中に訪れたのは、シエナに対する幸福感だった。湧き上がる感情を抑えることができなくなったオリビアは、すぐさまパーティー会場を離れるのだが…。
生徒への性的虐待が発覚し絶望した校長が、その事実を知る教師テスの自宅に侵入。通報を見逃してほしいと懇願しながらも、銃口を向けてきた。テスと夫ロジャーは説得を試みるが、追い詰められた校長は自らの頭を撃ち抜いたと同時に、あらぬ方向へ軌道する弾丸は、息子のメイソンの命を奪ってしまった。それから7年。ロジャーと離婚したテスは、自らの体験を語る朗読会を開催。そこで彼女の言葉が支えになったと語る若い軍人コナルと意気投合したテスは、一夜を共にする。その翌朝、突然現れたロジャーから、家族としてやり直したいと告げられ快諾。しかしテスはその後、コナルから執拗につきまとわれることになる。
レイラとデレクの娘ハーパーは、服飾デザイナーとして成功することを夢見て、自身が手がけた服をSNSにアップしていた。ある日のこと、ハーパーのアカウントが女子注目の“バジー”に掲載されたことでフォロワーが急増。喜びのあまり、SNSにのめり込むようになった娘を、母レイラは心配する。しかし、ハーパーは親からの苦言を干渉しすぎと、反発するだけだった。一躍人気者となり浮かれるハーパーだったが、父デレクの経営するカフェに、自分は彼氏だと名乗る人物からプレゼントが届けられる。娘がストーカーされている事態を重く見たレイラたちは、ハーパーのアカウントを強制的に閉鎖するのだが…。
医師のヒラリーは、恋人で建築家のジョンとの結婚式を目前に控えていた。そんなある夜、一酸化中毒事故の患者が、ヒラリーの病院に運びこまれる。不運にも一緒にいた婚約者の女性は亡くなってしまうが、男性患者のグレゴリーはヒラリーによって一命を取り留めた。彼はそんなヒラリーを「天使」と呼び、彼女に好意を抱くようになっていた。一方でヒラリーは、結婚式の準備や、病床で実家にいる母親の心配などに忙殺され、あくまで一患者であるグレゴリーのことなんて忘れていた。だが、退院が決まっても喜ばない彼の精神状態が気になり、親友でセラピストのローリーを紹介する。しかし、グレッグが診察を受けに行った後、ローリーは車にひき逃げされてしまう。