ミュージシャンのクレイグは近所の商店を出た直後、何者かに昏倒させられる。目を覚ますと、クレイグは見知らぬ地下室で椅子に拘束されていた。混乱するクレイグの前に、派手な化粧のピエロが現れる。自らベイリーと名乗るピエロは、クレイグを「ビリー」と呼び、陽気な口調の裏に暴力性をにじませる。ベイリーが地下室から立ち去ると、今度は銃を構えた警官が1人突入してくる。助けを求めるクレイグを、警官は世間を騒がせている連続殺人犯として糾弾する。困惑するクレイグは、目の前の警官と先ほど立ち去ったピエロがまったくの同一人物であることに気づく。立ち去っては役を変え、クレイグを尋問する謎の男。その尋問は、やがて過激な拷問へとエスカレートしていく。
不動産仲介人のケイトは売り主の直々の指名から、ある古いビルの担当を任されることに。ビル一棟丸ごとの売却、しかも見知らぬ人物からの指名依頼という案件を訝しむケイトだったが、これまでとはレベルの違う大きなチャンスと考え了承した。数日後、ケイトは顧客のブラウニングらを案内するため、初めてビルへ赴くことに。1階から順に案内を進めていくが、“告知事項”のある6階だけは異様な雰囲気を漂わせ、そのフロアを自由に見て回るブラウニングたちだったが、彼らを次々と異変が襲い、死亡者が続出。緊急事態に助けを呼ぼうと電話をかけるケイトだったが、何度かけても救急番号911にはつながらず、なぜか“サークル衣料品会社”の交換台につながってしまい…。
30歳の誕生日を迎えたメラニーは、経営する店の投資話が順調に進むなか、夫デリックとの新婚生活で幸せの絶頂にいた。そんなある日、仕事に出かけようと車に乗り込んだデリックが、何者かに薬を打たれ拉致されてしまう。薄暗い部屋で目を覚ますと、目の前に一人の男の姿が。デリックの素性を淀みなく話し出す男を見たデリックは、ただ一言「アレックス」と呟く。デリックを監禁し、彼に成りすましたアレックスは、疎遠だった双子の兄だった。そしてアレックスは、何食わぬ顔でメラニーに接近するのだが、彼女はいつもと違う夫に戸惑いを感じ始めていた。