ニューヨークでケーキ店を営むエマは、レシピ本を出すのが夢。そんな彼女がサノヴィア王国のアレクサンドラ妃から、女王陛下夫婦の結婚記念日を祝うパーティーのパティシェとして仕事を依頼される。王国に向かった彼女は厨房で、パーティーの料理を担当するアレクサンドラ女王の次兄、オリバー王子と鉢合わせ。エマは以前、オリバーとニューヨークのスーパーで1つ残った小麦粉をめぐって奪い合ったことがあり、第一印象は最悪。しかも几帳面なエマと、自分の勘や旬の食材を使って料理するオリバーとは正反対で衝突が絶えなかった。だが、王族なのに料理の道に入る夢を持つオリバーと厨房で過ごすうちに、エマは少しずつ彼に影響されていく。
ジェナは友人アナが経営するNYマンハッタンのブティックで働くファッションデザイナー。店は最高のドレスを揃えるも経営難に陥っていたところ、SNS業界の大物の娘リンジーが、1週間パーティーが続くスレイト出版の御曹司ワイアットの結婚式に出席して目立ちたいと、春コレクションのドレスを買い占めてくれる。リンジーのSNSにドレスが載れば店もバズるチャンス。しかし、徹夜で仕上げたドレスの受け渡しがうまくいかず、慌てて結婚式会場に直接納品に向かったジェナは、不在だったリンジーと間違われてしまう。仕方なくドレスに身を包みパーティーに出席。するとジェナの飾らない人柄でドレスも注目を集め、ワイアットの兄ハンターとも急接近する。
パーソナルスタイリストのロージーは、アイオワ州の小さな町からシカゴに引っ越し、顧客にあった高品質な服をスタイリングする念願のショップ“ピンク・スタイル”をオープン。彼女は親友のメルから宣伝写真を撮るカメラマンとして、いとこのジャクソンを紹介される。最初は断られるも、今度はジャクソンが旅行雑誌の仕事を勝ち取るため、ロージーの働く姿や顧客のリアルな写真を撮らせてほしいと頼み込んでくる。やがて顧客の要望に合わせてスタイリングするロージーと、その仕事ぶりを撮るジャクソンはお互いを認め合うように。店も軌道に乗り、ピンクはファッション雑誌“シカゴトレンド”の編集長に気に入られて業務委託契約のチャンスを得るのだが…。
歴史家のルナは父が遺した海洋博物館の運営が危機的状況にあることを憂え、それを回避すべく春と夏の週末の館内を結婚式場として開放するプランを立案。その後、自らモデルとなってプランの宣材写真を撮っていた時、慈善活動家のジャクソンと出会う。そんな折、友人のアンジェリーナが遊び心で作成した彼とルナの婚約広報写真が、誤って公に一斉メールされてしまう。謝罪したルナに対し、ジャクソンは自分のイメージアップのために撤回することなくこのまま婚約したことにしようと提案。かくしてふたりの偽装婚約が決まった!だが、それぞれの思惑は微妙にすれ違い、一方では惹かれ合っていることにも気づく。
強大な力で領土を拡大し続けるローマ帝国。皇帝に仕えていた将軍クラシアスは、奴隷スパルタクスの反乱を抑え、その名をとどろかせた。しかし、その人気が皇帝の反感を買うこととなり、辺境の地へ左遷させられることに。圧制を敷きながらも苛立ちを隠せないクラシアスは、その牙を村で暮らす少女セリーナに向け、母親を虐殺、姉を連行してしまう。一方、奴隷となっていたセリーナは、踊り子として男に買われ、10年の月日が経過。娼婦としての接待についていた時、あることがきっかけで屋敷を抜け出すことができ、その後、アマゾネスの戦士として成長していく。
人気インテリアコーディネイターのティファニーは、自身がMCを務める「レストア計画」というテレビ番組を持っていた。だが、類似番組などに押されて視聴率は低迷。元カレで敏腕プロデューサーのハイデンが、番組のテコ入れのために加わることになった。番組も「レストア計画:人生版」にタイトルを変更。そして以前、番組内で大失態をしでかしたものの、局の上層部に面白いと気に入られた大工のブルックスを、外見やライフスタイルまで変身させる内容を作ることになる。当初、ブルックスは自分が見世物になることを嫌うが、ギャラで折り合いをつけて番組作りが始まった。だが、ティファニーの進行をブルックスは何かと邪魔し、番組作りは難航する。