風土の違う9つの“川(せん)”からなる九川(きゅうせん)。ある日、九川を率いる新川(しんせん)に各地から娘たちが集まった。新川主の息子たちの夫人を決める選抜会に参加するためだ。自らの有能ぶりを隠している六少主・尹崢(いん・そう)は、霽川(せいせん)からやって来た李薇(り・び)を娶ることに。わざと落選して故郷でのんびり暮らしたいと企んでいた李薇にとっては不本意な嫁入りとなったが、新生活は味わい深いものとなる。問題が連発しながらも互いに支え合い、尹崢が職位を得て政に参加する頃には、2人は次第に心を通わせ意気投合。手を携え、日に三度の食事と四季を共にし、新川の大家族の温かい日常のなか、個性豊かな兄弟やその伴侶たちと一緒に成長していく。
青丘国・江州の青山湖の畔ある一軒のペットショップ。このペットショップを経営しているのは、可愛らしく陽気な店長・薄荷こと蘇小荷である。ある日、薄荷は都の玉石院にいた兄が行方不明になったという知らせを受け、兄を探すため、兄が残した「藍魂珠」(青色の小さい玉)を持って都へ行くことにした。その道中、大けがをした少将・莫修染に出会い、助けようとするが、「藍魂珠」が莫修染に触れた瞬間、封印されていた猫王子が目覚め、莫修染に憑依した。猫王子は薄荷と主従契約を結ぶはめに。莫修染(猫王子)の力を借りて、兄の行方不明の真相を探る薄荷と、彼女との主従契約を解き自由の身になりたいとを願う猫王子。二人は手を取り合って、「魂珠」の背後に隠された、誰も知らない秘密に迫っていく。