ロックスターだったジイちゃんが、孫に託した、最後の夢。沖縄市コザ、かつては隆盛を極めた街だが、現在はジジイ達が朝から呑んだくれ、ゴーストタウンの一歩手前。そこで暮らす若者・翔太は、特にやりたいこともなく、惰性で日々を過ごしていた。翔太にはちょっと変わった祖父(ハル)がいた。ハルは、かつてはベトナム戦争に向かう米兵たちを熱狂させた伝説のロックンローラーだったが、今は近所や息子から疎まれるただの変なジジイ。ある日、ハルは交通事故で亡くなってしまう。失意の翔太の前に現れたのは、なんと死んだはずのハル。「やり残したことがある」とハルは翔太の体をのっとり、翔太の魂は、1970年代へとタイムスリップ!翔太はそこで驚きの真実を知り、あるサプライズを思いつく。翔太が仕掛けた、未来へのサプライズとは。そして、ロックンロールジジイが孫に託した、最後の夢とは・・・・・・?
沖縄で母・朱音や妹・舞と3人で暮らす照屋踊(Soul)は、ダンススクールで出会ったリサ(伊波れいり)に憧れてダンスを習いはじめる。シングルマザーの朱音(仲間由紀恵)は家計のためにホテルの清掃とスナックの仕事を掛け持ちしており、人と関わることが苦手な舞(又吉伶音)は、いつもスクールの前で兄の姿を見つめていた。やがて踊はリサとペアを組むことになり、その才能を開花させていく。ある日、朱音のもとにある男が訪ねてきて、踊は家の前でその男を目撃する。後日、テレビでダンスオーディションを開催すると発表した音楽プロデューサーのHIROKI(橘ケンチ)が、その男だった。