死去した父を埋葬した日。17年前に生き別れた兄アレクシスが、弟ジョナサンの前に現れた。当時6歳だったジョナサンは、ある日を境に父とLAに移り住み、母と兄は自分と父を捨てたと聞かされていた。幼い頃から酒乱の父に虐待され、荒れた大人になったジョナサン。そんな彼の前に、父の死亡を知った兄が訪ねに来たのだった。わだかまりを解きたい兄が、重い口を開き語った当時の真相。それは、酒に酔った父が口論の末、はずみで母を殺し、兄がその一部始終を目撃していた悲劇の出来事だった。にわかにその言葉を信じられないジョナサンだったが、元恋人のもとにあった危ないカネを盗んだことで、兄の家に転がり込むことに。そうとは知らない兄は自分を頼ってきたジョナサンを歓迎するのだが…。
西部の町レジェンド。ならず者ウィル・タニーに牧師の父親を殺された少年ジェームズ。復讐を誓い故郷を去り、アラバマの親戚のもとへと赴いた。時が経ち15年後、成長して名うての賞金稼ぎとなったジェームズは、ジェイムソン郡でタニーに賞金がかけられていることを知り、故郷レジェンドへ戻る。タニーは今や町長として町を暴力の恐怖で仕切り、ジェームズの幼馴染みでもあったメリーと無理やり結婚しようとしていた。ジェームズはタニーを捕らえて保安官に差し出した後、メリーと結婚式を挙げ、人生で最高の時をかみしめていた。しかしジェイムソン郡への護送中、タニーの部下スパイダーが彼を救出。メリーを奪われ怒りに駆られるタニーによって、ジェームズは命を狙われる危険に直面する。