ハナは名門ブライダルサロン“ミリントンズ”でスタイリストとして働く一方、オーダーメイドのウェディングドレスを手がける情熱的な女性。そんな彼女の前に、ミリントンズの御曹司ウィルが現れる。彼は経営コンサルンタントとして活躍してきたが、社長である父親から会社を継ぐ前に現場を学べと言われ、ブランドの刷新を目指してやってきた。ドレスのことはまったく知らず、頭は経営のことばかりのウィルだったが、古いドレスの手直しに魂を込めるハナのそばで仕事を学ぶうちに、彼女の素晴らしい才能に気づき、夢を後押ししようと考え始める。しかしハナが夢見ているのは、祖母の夢を継いで自身のブテイックを開くことで…。
都心でバリバリ働くタムは、上司から2週間後の役員会で自身を売り込むことに成功すれば、役員昇進の可能性があると聞かされる。そこで自身を表現する“3つの単語を探すといい”と助言を受けたタマラは、最高の言葉を考えるため、車で数時間かけてリンゴ農園を経営する実家に帰省。その農園の土地を借りている、かつて互いに意識し合っていた幼馴染のエヴァンとも再会する。両親は帰省を喜んでくれるが、味はよいも見た目の悪い特産品のリンゴが取り扱い業者の閉鎖により、実は伐採の危機にあると知らされる。そこでタムは、実家の果樹園と特産品のリンゴを守るため、かつて地元で愛されていた“メリーのアップルパイ”を再現して販売することを思いつく。
田舎町でチョコレートショップを開いているアリアは、パートナーのジェイコブと週末に開催されるチョコ・マスター大会に出場し、優勝資金で子供のためのチョコレート教室を続けようと考えていた。だが、大会目前でジェイコブからまさかの別離宣言をされ、途方に暮れてしまう。一方、ニューヨークの建設会社で働き、週末は愛娘ソフィーのためにケーキ作りをするシングルファーザーのライアンは、会場作りをする父親を手伝うため、地元に戻ってきていた。ライアンはソフィーを連れてアリアの店を訪れ、ひょんなことからチョコ大会のパートナーになる。アリアとライアンは大会のためのチョコレート作りをしていく中で、急速に惹かれ合うのだが…。