市内の民家でかつてマルチ商法で世間を騒がせた郡進一(中原丈雄)という男が殺された。郡は少年時代にレイプ事件を起こしたワルで、最近も妻の連れ子を虐待していたことから、近所でも評判の悪い人物であった。そんな中、夕子は郡の家の近くに住む会社社長で、虐待をわざわざ抗議しに行った間宮知佳(丘みつ子)に疑惑の目を向けた。アリバイを主張する知佳の過去を調べた夕子は、知佳が少女の家に暴行されていた驚愕の事実を知る。
横浜市内の河川敷で村井(菊池隆則)という商社マンの他殺死体が見つかった。夕子は、この事件が4年前に村井の同僚だった星合(中本賢)が起こした女子大生殺人事件に関係しているとにらみ捜査に乗り出した。捜査資料によると、星合は被害者に女子大生に痴漢行為を働いて告発され、逆恨みして殺害に及んだ、となっている。だが、星合の妻、則子(藤真利子)に話を聞くうち、事件に何重ものカラクリが仕掛けられていると分かって…。
市内の住宅で、明石(布川敏和)という広告代理店勤務の男が殺害された。明石は、2年前まで外資系会社の重役だった8歳年上の妻・三奈(手塚理美)と1歳になる子供の3人暮らし。現場が、明石の愛人・岸本由加(美保純)の家だったことから、由加に対する容疑が強まった。そんな中、夕子は現場でみつけた1円玉が数枚入ったペットボトルに興味を抱いてー。
横浜市内のマンションで佐久間という男が殺害された。県警警部・黒沢紀一(中村梅雀)と共に捜査を開始した夕子(鷲尾いさ子)は、事件が8年前に発生し、椎名典子(余貴美子)という女が犯人として捕まった別の殺人事件と関連しているとにらむ。だが、出所後の典子の周辺を調べた夕子は、8年前の事件が冤罪で、真犯人は実は佐久間だったと気づいて-。
横浜市内の運河で、夫・穂刈守(小松政夫)と自転車の二人乗りをしていた妻・トヨノ(冨士眞奈美)の転落水死事故が発生。トヨノの服装に疑問を抱いた夕子(鷲尾いさ子)は、事件として捜査を始めた。結婚25年の守らは、子供こそいなかったが円満夫婦。トヨノは自分の生命保険を守を受取人にしてこっそり、“天国からのラブレター”としてかけていた。だが、守に愛人がいたことが明らかになってー。
横浜港が程近い高層マンションの一室で男の他殺死体がみつかった。殺されたのは美術評論家の槙圭一郎(西田健)で、凶器はそばに置かれていた果物ナイフ。周辺を調べた捜査陣は、屋上で首吊り自殺をしている槙の妻・みさき(あめくみちこ)を発見。みさきの衣類に槙の返り血が付着していたことから、みさきが槙を殺害し、その後、自殺した線が強くなった。みさきの母は3年前に死亡、父親・矢嶋満作(織本順吉)は2年前に倒れて療養所でリハビリ中。そんなことが原因で、みさきは軽度の鬱病にかかっていたのだ。
横浜の高級住宅地で、城崎克臣(内藤武敏)という大学の名誉教授が殺害された。現場は家の離れにある城崎の部屋。警察は、現場の状況、血痕などから、犯人が城崎の顔見知りで、裏木戸から逃走したと察知、直ちに捜査を開始した。事件発生当時、城崎家にいたのは、20年前に死亡した城崎の一人息子の未亡人・城崎治子(長山藍子)と、城崎の亡妻の妹・藤原トヨ子(高山千草)の2人。このうち治子は、事件の発生前後にバイクの音を聞いたと証言していた。
横浜市内のアパートで、久保文子(杉田かおる)という34歳のホステスの他殺死体が発見された。妊娠3ヵ月だった文子は、道路で転んだということで、5日前に流産したばかり。警察は、1年程前姿を消したが、最近再び舞い戻ったらしいギャンブル好きの“ヒモ”斉藤匡(酒井敏也)を重要参考人として拘束し、取り調べを進めた。だが、斉藤は、文子の部屋に金をせびりに行ったことは認めたものの犯行を否認、流産した子供の父親こそ犯人だと供述した。
横浜市内のマンションで一人暮らしのスナック経営者・古谷茂子(赤座美代子)の絞殺死体が発見された。現場検証に立ち会った担当検事・霞夕子(鷲尾いさ子)は、物盗りに見せかけた顔見知りの犯行と見抜き、直ちに所轄の刑事・平山(ベンガル)と操作を開始した。茂子は7年程前、夫と死別して以来、独身で、近親者は、弟でカメラマンの池川敦夫(小日向文世)と妻の奈津子(根岸季衣)、幼い子供2人の計4人。最近、茂子は“子供のためにも頑張らないと”とつぶやいていたらしい。夕子は、海外での仕事が多い敦夫を助けて写真館を経営している奈津子とは面識があった。
横浜市内で、若い女性を狙った連続3件の殺人事件が発生。事件を担当した夕子(鷲尾いさ子)は、事務官の球磨(斉藤洋介)と共に現場に出勤した。所轄の刑事課長・柴田(藤田宗久)の話によると、犯行は左利きの同一人物の可能性が大きく、凶器は登山ナイフのような大型ナイフ。3番目の事件の翌日、警察は、15年前に発生した婦女連続殺人事件で容疑者となった過去がある。工務店勤務の石塚達治(光石研)を拘束し、取り調べに入った。石塚は犯人と同じ左利き、第1、第2の事件でのアリバイはなく、第3の事件に関しても髪の長い女と擦れ違ったと証明しただけで、他のアリバイはない。
都内のマンションの浴室内で変死事件が発生、検事の霞夕子(鷲尾いさ子)が調査に乗り出した。死亡したのは美容クリニック社長・永島緑(水城蘭子)の一人息子・永島武彦(篠原秀豊)。事件の20分程前、後援会の演壇に立っていた緑が心臓発作で昏倒し、死亡していたことから騒ぎが大きくなった。武彦が死亡していた現場は、愛人・江川宏美(朝倉涼子)の部屋の浴室サウナ内。死体からアルコールと多量の睡眠薬が検出されたことから、“事件”の可能性が出たのだ。
葉山にある古い別荘で殺人放火事件が発生、横浜地検の検事・霞夕子(鷲尾いさ子)は、新任の事務官・球磨(斉藤洋介)と共に捜査に乗り出した。殺されたのは別送の持ち主の息子で高倉建設専務・高倉靖夫(緒形幹太)の妻・京子(吉田美江)。死体は別荘の納戸の中から発見されていた。焼けた死体の損傷は激しく、死亡推定時刻は不明。ただ、京子の腕時計は9時で止まっていた。火災が発生した9時頃、高倉は、会社で初めて手がけるホテルの建設現場にひとりでおり、アリバイはなかった。
湘南、葉山の別荘で男女の変死体が発見された。死亡したのは建設会社社員・久米和典(黒田隆哉)と、10歳年上の美貌の人妻・助川志麻子(石野真子)。2人は青酸物を服毒しており、状況から判断すると無理心中。駆けつけた志麻子の夫・助川多喜男(角野卓造)は、妻の変わり果てた姿を見て茫然となった。志麻子を信じ切っている様子の助川は、久米を殺した犯人が犯行をごまかすために心中に見せかけたに違いない、と警察に捜査を依頼した。管理人の話によると、昼間こそ別送の窓は開けられていたものの、事件発生時は密室状態。青酸物は、ミネラルウォーターの瓶の中に混入していた。
独身のインテリアデザイナー・栗原怜子(鳥越マリ)が自宅のベッドの上で何者かに刺殺された。玄関の鍵がかかっておらず、又、家の内が荒らされていなかったことから、警察は顔見知りによる犯行と断定。まもなく、怜子が結婚を予定していたらしい建築家・和久田孝夫から事情を聞いた。だが、和久田にはれっきとした妻がいた。和久田と妻・節子(左時枝)は結婚して20年。花が好きで優しく親切な節子は近所でも評判がいい。和久田は、節子にも怜子にもそれぞれ魅力があり、ずっとこの関係で行きたかったという。節子は、和久田が事件当時家で寝ていた、とアリバイを証言していた。
横浜市内のアパート一室で殺人事件が発生、事件を担当した検事・霞夕子(鷲尾いさ子)は警察と共に捜査に乗り出した。被害者は1ヵ月前までタクシーの運転手をしていた小久保浩(佐藤幸雄)で、凶器は室内にあったアイロン。捜査陣は、小久保と内縁関係にあったホステス・園田桃恵(松岡由美)が連れ子の乳児・ミカと一緒に姿を消していたことから、直ちに手配を行った。翌日、この桃恵の首吊り死体が小久保のアパートにほど近い土堤で発見された。現場には小久保を殺したと記された遺書があり、常識的に判断すれば、罪の意識に苛まれた桃恵が自殺したと読み取れる。遺書はなぜか石の重しで地面におかれており、折から降った雨のため文字がだいぶにじんでいた。
横浜地検の検事・霞夕子(鷲尾いさ子)が今回担当したのは、山奥の渓流で発生した奇妙な死亡事故だった。事件の概要は、釣りをしていた会社社長・志方範夫(津嘉山正種)が誤ってナイフで自分の大腿部を刺し大量出血。志方の妻で獣医の希(あめくみちこ)が、同行の建築会社社長・石川真(佐渡稔)から志方に輸血したところ、石川の方が失血死した、というもの。夕子は、輸血量が800ccとさほど危険な量ではなく、また、輸血自体も緊張非難の条件を満たしたことから、情状酌量の余地があると考える。
横浜市内の空地で後頭部をメッタ打ちにされた男の死体がみつかった。男は東郷広康(塩屋庄吾)というバイク好きのパチプロ。警察は、女をめぐり東郷と険悪な関係だったバイク仲間・木村(山本顔ノ介)の取り調べを始めた。そんな中、事件の担当検事・霞夕子(鷲尾いさ子)は、現場に残されたパチンコ玉とカサブランカの切り花に注目した。パチプロにとってパチンコ玉は金と同じ。警察は、男の犯行と断定していたが、パチンコ玉を撒いて“エサ”にすれば、女でもかがんだ東郷を撲殺できると考えた。夕子は、3年前、東郷が2人の女子中学生を轢き殺していたと知り、この被害者の2人の母親・貝塚陽子(萩尾みどり)と矢代玲子(石井苗子)を調べる気になる。
横浜のとあるマンションで岡田弓子(銀粉蝶)というインテリアコーディネーターの変死体が発見された。死因は青酸カリの服毒死。当初、警察は、殺害と自殺の両面で捜査したが、弓子が末期ガンにかかっていたことが判明し、自殺説に傾いた。事件を担当した横浜地検検事・霞夕子(鷲尾いさ子)は、弓子の娘・芳美の話などから、他殺説で操作を続行。まもなく、弓子が事件の少し前、神奈川県下屈指の名家、中壷家の先代・中壷絋平の3回忌に列席していたことを掴んだ。中壷家は、当主が3台に渡り国会議員を勤める名家で、絋平亡きあとは絋平の子、悟郎(堀広道)が衆議院に席を置いている。夕子は、絋平と弓子に男女の関係があったことから、芳美が絋平との間にできた子ではないかと考え、そのことを絋平の母・福子(風見章子)に質する。
駐車中の車の中で中年女性の絞殺死体が発見された。被害者は、パレスデパートの役員夫人・綾瀬英里(高林由紀子)、52歳。実家が代々銀行とパレスデパートのオーナーであることから、英里自身も両方の役員を兼務、英里名義の財産は20数億ともいわれた。事件を担当した検事・霞夕子(鷲尾いさ子)は、死体のそばから暗褐色の波状の毛髪を採取。英里の交友関係を調査した結果、フィリップ(ロニー・サンタナ)という外国人が捜査線上に上った。英里の夫は、エリート官僚出身でパレスデパートの専務をしている綾瀬伸之(寺田農)。ヤリ手との噂のある伸之にはアリバイがあり、また夫婦仲も悪くなかったらしいことから、犯人の可能性は少ない。捜査陣は、息子が死亡してからご乱交を繰り返していた英里が、相手の外国人に殺された、という線で聞き込みを進める。