エステティシャンとして働くベロニクは、夫のイーサンとマンション暮らし。イーサンは一見優しそうな夫だが、ベロニクの体調も無視して毎晩のように身体を求め、彼女の行動を監視している様子だった。そんな日々にストレスを感じつつも、自身への愛の深さゆえと、拒否もできずに過ごすベロニク。豪華な新居が完成し引越すが、幸せな日々は長く続かず、イーサンの独占欲や嫉妬心はさらにエスカレートしていく。自身の仕事はそっちのけで尾行をしては、監視の目を光らすイーサンに対し、我慢の限界が訪れたベロニクは、イーサンの友人で部下でもある隣人エリックとパスカル夫妻の家に避難する。だが、イーサンに連れ戻され、またもやなし崩し的に身体を奪われてしまう。
リッチーはしばしばヤバい仕事をしながら生計を立てている自動車整備工。父フランクもまた犯罪に手を染めながら生きてきた男だったが、認知症を患い5分しか記憶が保てず、今では息子の存在すらも忘れがち。そんな中、ギャンブル依存症のリッチーは借金返済のため、特権階級の家に侵入して電化製品や宝石貴金属類などを物色し、それらを売りさばいてカネにしようと計画し、父に協力を要請する。しかしその過程でクスリまでさばくようになったことから、リッチーは裏の世界を牛耳る女帝のロクサーヌ一味に睨まれてしまう。一味はなぜか彼のことをロビーと呼んだ。そして我が子を助けようと、フランクは一味の1人を殺害してしまう。