ラスベガスの高級カジノの地下で、連夜開催される非合法なギャンブル。それは、コロシアムと呼ばれる闇の異種格闘技戦であった。空手、カンフー、ボクシングなど、世界各国から集められた格闘家たちが、賞金を賭けて命懸けで争う究極のこの戦い、審判はおらずブザーが鳴ったあとのルールはただ1つ、“試合にルールはなし”。全米空手チームで共に戦ってきたトミー、アレックス、トラヴィスは、格闘仲間としてその後も交流を深めていた。ある日、破天荒なトラヴィスは、2人に黙ってコロシアムに出場。着実に順位を上げ、暗黒街のチャンピオンと呼ばれる格闘王のブラカスと対戦。しかし、驚異的な破壊力で首の骨を折られ殺されてしまう。
史上最強のチャンピオンチームである、韓国との国際試合に挑むため、アメリカ空手連盟は全米から空手の達人たちを集結。壮絶な戦いの末に、5人の若者が選抜された。だが彼らには、3ヵ月に及ぶ更なる過酷な特訓の日々が待ち受けていた。空手にすべてを捧げるアレックスは、過去の古傷がありながらも、幼い息子を母に預け合宿に参加。一方その後、韓国チームの対戦相手がダエ・ハンに決定したトミーは、過去の試合で、兄を死に追いやった男との対戦となったことで、喪失感に苛まれ合宿所をあとにしてしまう。様々な思いの中で5人のファイターたちは、勝利を信じ最後の試合に挑むことができるのか?