ハナは名門ブライダルサロン“ミリントンズ”でスタイリストとして働く一方、オーダーメイドのウェディングドレスを手がける情熱的な女性。そんな彼女の前に、ミリントンズの御曹司ウィルが現れる。彼は経営コンサルンタントとして活躍してきたが、社長である父親から会社を継ぐ前に現場を学べと言われ、ブランドの刷新を目指してやってきた。ドレスのことはまったく知らず、頭は経営のことばかりのウィルだったが、古いドレスの手直しに魂を込めるハナのそばで仕事を学ぶうちに、彼女の素晴らしい才能に気づき、夢を後押ししようと考え始める。しかしハナが夢見ているのは、祖母の夢を継いで自身のブテイックを開くことで…。
両親から受け継いだ書店を営むサム。ある日、町の資産家が亡くなり、屋敷内の蔵書を買い取ることに。その屋敷で蔵書を調べていると、海賊が主人公のロマンス冒険小説という、資産家としては、らしくない本が大量に遺されていた。不思議に思っていると屋敷の中から物音が。何者かがいると慌てるが、それは資産家の孫ジョシュだった。屋敷を相続するためにやってきた彼は建築家で、副業としてモデルをやっていた。しかも資産家の家にあった冒険小説の本の表紙モデルを務めていたのだ。互いに初対面の印象は最悪だったが、サムが蔵書の中に見つけた鍵をジョシュに見せたところ、2人でその鍵がどこの物なのかを探すことになり…。
健康雑誌「グロウ・リポート」の編集者アリエルは、親友のジュールと新しく開店したイタリアン・レストラン“ビッキーズ・ビストロ”で誕生日のランチを楽しんでいた。恋人がいないアリエルに、ジュールは自分の願いを語ることでそれが叶うと助言。アリエルが理想のタイプを語り始めた時、まさにその理想の男性が登場し、この店に来れば彼に会えると期待が膨らませる。一方、レストランのオーナーであるダニエルと兄トニーは、店の経営を軌道に乗せるのに必死だった。アリエルが雑誌の編集者であることを知ったダニエルは、イタリア料理を楽しむことが健康につながるとレクチャーを始め、一方のアリエルは運命の彼との再会と、雑誌のネタ探しのためにダニエルの話を聞くようになのだが…。
人口2千人弱の田舎町にある農場で父ジョンと暮らすアリシアは、16歳の誕生日に離れて暮らす母に会いたいと懇願。幼い頃、アリシアの両親は母の浮気が原因で離婚。それ以来、彼女は母と一度も会うことができずにいた。父娘の間に気まずい空気が流れつつも、“連絡しておく”と、父に約束される。その夜、アリシアは池の畔で佇む少女が現れる不可思議な夢を見る。次の日、夢のせいで不安になったアリシアは、街に出かけようとする父を引き止めるが、日没までに帰ると言われ1人で留守番をすることに。天候不順で父の帰りが遅れるなか、家の外に人影が現れる。怯えるアリシアが外を覗くと、そこには幼い頃に家を出て行った母親の姿があった。