夫ランドの冷たい態度に不安を募らせていたロミナは、治療師アントニオから、愛の媚薬の存在を聞く。ランドの愛を取り戻すため、藁にもすがる思いで媚薬を調合してもらうロミナ。期待を胸に早速ランドを誘惑するが、彼の反応は変わらず、彼女は深く絶望する。翌日、ロミナはランドの友人マルコから、夫の浮気相手が市場の販売員スーだと聞かされる。裏切りに打ちひしがれ、救いを求めたロミナはマルコと関係を持つ。しかし、彼女の心は一向にランドから離れない。何としてもランドの愛を取り戻したいロミナは、再びアントニオを訪れる。彼女が今回求めるのは、ランドへの愛を繋ぎとめるための媚薬ではなく、スーへ復讐する為の「危険な調合」だった。愛は憎悪へと変貌し、ロミナは禁断の道へと足を踏み入れようとしていた―。
1944年、第二次世界大戦下のフィリピン。敵国の占領下に置かれたある村で、トヤン(ヴィクトリア)を含む若い女性たちは、捕虜として監禁され、敵国の兵士たちによる非道な凌辱に遭っていた。身体と心に癒えることのない傷を負い、絶望の日々を送るトヤン。そんな中、反乱の口火を切った幼馴染を目の前で亡くし、失意のまま、施設からの命がけの脱走を決行する。トヤンが辿り着いたのは、人里離れた山間に立つ古い家。そこに住んでいたのは、目の不自由な青年ドメンだった。見ず知らずのトヤンを優しく受け入れ、静かに寄り添ってくれるドメン。彼の純粋な優しさと温もりに触れ、トヤンは失ったはずの安らぎを感じ始めるのだが―。
マニラから離れた田舎町に住む従姉妹のクラウディアとディヨーサは、それぞれの夢を抱きながら、つつましくも明るい日々を送っていた。クラウディアは、マニラの大学への合格通知を手にしていたものの、貧しい家計では奨学金なしには進学は叶わない。一方、幼い頃の事故で言葉が不自由になったディヨーサは、洋裁の仕事で家計を支えながらも、どこか満たされない思いを抱えていた。そんなある日、町に移動遊園地がやってきた。早速遊びに出かけた二人だったが、そこでディヨーサは、アトラクションの運営を手伝う青年、ディエゴと出会う。彼の優しさに、ディヨーサはたちまち惹かれ、二人はやがて恋人となる。クラウディアもまた、遊園地のオーナー、ラファエルから声をかけられる。ラファエルは、クラウディアの美貌に目を奪われ、彼女にたくさんの贈り物をした。彼の言葉巧みな誘いと、初めての甘い誘惑に、クラウディアは満更でもない感情を抱き、勢いと、どこか抗えない引力に導かれるようにラファエルと関係を持ってしまう。その後、ラファエルはクラウディアに遊園地でのアルバイトを提案する。大学進学のためにお金が必要だったクラウディアは、その申し出を喜んで受け入れるのだが…。
女子高生のギンは、陶芸家の母と二人暮らし。近所に住むガボは、兄のような存在として、ギンをいつも見守っていた。ある放課後、アイスを落としたギンに、見知らぬ男性がハンカチを貸してくれる。紳士的なその男性に、一目で恋に落ちてしまったギンだったが、後に彼が母の新しい恋人だとわかる。彼の名はジェリックと言い、布教活動の為に暫く家に滞在することに。複雑な想いを抱えながら、壁越しに聞こえる母とジェリックのセックスの音に、性的な興奮を覚えるギン。好きになった男性が、母の新しい恋人だとわかっても尚、彼とのセックスを想像してしまう。そんなギンの願望は、母が家を留守にしたある晩に、突然叶うことにー。