アリシアとアーノルドは、まもなく結婚5年目を迎える仲睦まじい夫婦。アーノルドはそろそろ子どもがほしいと考えていたが、アリシアは20年前に離婚した両親のことがいまだに心配。それぞれパートナーを見つけて幸せに暮らしてほしいと、父のジャック、母のプレンダと頻繁に連絡を取っていた。ジャックは元弁護士で若い恋人ジェイダと過ごしていたが別れてしまい、プレンダは離婚以来ずっとシングルで、しばしばアリシアのもとを訪れていた。そんな両親のために、アリシアはアーノルドの会社が開発した出会い系アプリを両親それぞれに設定、意図せず両親は20年ぶりに再会する。思いがけず、2人の気持ちは高まるが、アリシアには秘密にしていて…。
恋愛小説家のグレイスは、3部作小説3作目の締切が10日後に迫るなか、行き詰まっていた。次作がヒットしないとエージェントから契約解除すると告げられているが、いいアイデアが出ない。物語のモデルとなった元カレと恋に落ちた場所で書くことを勧められたグレイスは、LAから故郷の田舎町に帰省。母親からちょうど次の金曜日は5年に一度の“ブルームーン舞踏会”だと教えてもらう。翌日、グレイスは会場の古い館へ。そこで小説のアイデアを練っていると、旧友のヘザーから館を壊してショッピングモールの建設計画があると知らされる。さらには元カレのショーンとも再会。建築学博士号を取得し、歴史的価値を評価して館を守る仕事をしている彼に、グレイスは協力することになるのだが…。
オレゴン州バレンタインにある園芸店“グレート・アメリカン・ガーデンストア”でマネジャーを務めるジャックは勤続8年目。オーナーのデブラに、助手のロンと共に彼が犯したミスを報告していたところ、新しく上司となるオーナーの娘キャサリンを紹介される。彼女から行き届かないところを指摘され、ジャックは彼女が赴任した初日から残業することに。さらにはロンが60箱を600箱と発注し、バレンタインデー向けの生花が大量に届いてしまう事態が発生する。ロンがクビになることを懸念したジャックはキャサリンにロンの解雇を踏み止まるよう説得。キャサリンはミスをチャンスに変えようと、6日後に迫ったバレンタインデーに合わせたガーデン・コンテストの開催を決めるのだが…。