霊能者・馬飼野俊平(寺西優真)は、亡き父の死に疑念を抱いていた。父の命日であり、自身の誕生日でもある日、祖母であり同じく霊能者の京子(泉ピン子)のもとを訪ね、封じられてきた過去に踏み込んでいく。やがて俊平は、幼い頃の幽体離脱によって“この世ならざる存在”を連れてきてしまっていたという衝撃の事実を知る。その悪魔は父に憑依し、さらに今も俊平の命を狙っていた。真相を追う中で、かつて通っていたグリーフケアの現場、不審死を遂げていく関係者たち、そして父の死に隠された残酷な真実が次々と明らかになっていく。父はなぜ死んだのか。祖母はなぜ真実を隠してきたのか。そして、俊平を狙う悪魔の正体とは何なのか。封じられた過去と向き合うたび、家族の秘密は“怪異”へと姿を変えて迫ってくる。愛か、呪いか。すべての謎が、死因へとつながっていく――。