無敵の力はアタシのために 正義の心は二の次、三の次――練馬区大泉学園光子力町。駅前で「安くてキレイな新エネルギー“光子力”」を宣伝しているロボットガール3人娘。さっぱり成果の上がらない研究に政府からの援助も打ち切られ、光子力研究所の財政は火の車なのだ。まったくやる気のない3人娘。そこにアルバイトで雇った客引きのためのコンパニオンがやって来る。長いツインテールが特徴のガラダK7娘と、手にはめた2つのぬいぐるみの会話でしか喋らないダブラスM2娘だ。しかし、すぐにガラダたちは光子力販売の邪魔をしに来たことがバレて、あっと言う間に戦闘モードに突入する!
美しい荒廃感が漂う未来都市。純粋無垢な機械少女ソルティは、擬似家族を演じる男と共に、賞金稼ぎとして生きる。そこで出会う仲間、ライバル、そして家族にも似た暖かな存在。「何もなかった」ソルティが出会う様々な人々との交流。「生活をする」「誰かと共に暮らす」という事の意味。「護るために戦う」ことの辛さ。ひとつひとつの出来事が、ソルティを確実に人間らしく成長させるが、同時にソルティが人間ではないという現実にも直面する。そして、ソルティに秘められた謎が明らかになった時、大いなる陰謀の渦が ソルティとソルティを取り巻く人々を巻き込んでゆく―。