ガールズバーで働く35歳の由紀恵の店に、ある日、婚活パーティーに敗れた農家の男たちが客としてやってきた。その中の一人・常太朗は華やかな由紀恵に一目惚れ。店に通い詰めてプロポーズをしてついに由紀恵は農家へ嫁ぐことを決意する。だが現実はシビアだった。夫の家族と暮らすのも農作業も初めての彼女に姑の嘉子は厳しい。そんな折り、常太朗が進めていた通販事業の取引相手が家に来る。その担当者・三島はかつての客で由紀恵を騙した男だった・・・。
母の静江は、兄の直人に希望を託して可愛がり、あすかには冷たくあたっていた。12歳の誕生日、あすかは期待に胸ふくらませていましたが、母は夜遅く帰宅したうえ、「あすかなんか生まなきゃよかった」といった。その一言で、あすかの心は深く傷つき声を出せなくなってしまう。それが原因で不登校に陥ったあすかは、直人のすすめで福島の母の実家で過ごすことになった。やがてあすかは、農村の自然と祖父母の深い愛情に癒され、声をとり戻す。生きる力を回復したあすかは、学校へ戻ると今までは見て見ぬふりをしていたクラスのいじめにも立ち向かうようになる。そしてクラスメートや先生とともにいじめをなくす運動が始まりまる。