遭いに行きましょう、日本の男に。あなたは本当の健さんを知っているだろうか―? 2014年11月10日、日本映画のひとつの時代が幕を下ろした。“最後の映画スター”高倉健、逝く――1960年代のプログラム・ピクチャー全盛期に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱させ、時には男泣きさせた。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は親しみと敬意を込めて、こう呼びかけた――「健さん!」。しかし我々は“健さん”を本当に知っているのだろうか?生前に限られたインタビューしか受けなかったこの不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていない。彼は何を考え、どう行動し、何を成し遂げてきたのか?『健さん』はそんな疑問への答えを提示した初のドキュメンタリー映画である!
主演・哀川翔。平成の『仁義なき戦い』と評され大ヒットした本格極道映画シリーズの傑作『修羅がゆく』第4弾!東西の極道を巻き込んだ巨大抗争勃発!全国制覇を目指す本郷(哀川翔)が、新宿を舞台に関東と関西極道を巻き込み全面抗争を巻き起こす!
これは激動の半生を生き抜いた一人の男と、その侠気に魅了された熱き者達の壮烈な群像劇である―――横浜一帯を縄張りに持つ堀井一家三代目総長・加東伝三郎(高松英郎)は、とある柔道場で後に日本の極道社会を揺り動かすこととなる一人の若者と、劇的な出会いをする。男の名は、後の稲原会総長・稲原龍二(松方弘樹)―――!加東に見込まれ堀井一家の若い衆となった龍二は、生涯の師となる代貸し・横山新二郎(夏八木勲)の後見のもと、博徒としてめざましく成長していった。やがて、東海道最大の勢力を誇る綱島一家総長・鶴岡政二郎(丹波哲郎)に器量を買われた龍二は、新たに鶴岡と親子の盃を交わす事となる。この親子縁組こそが稲原龍二の運命を、そして日本の極道勢力図も大きく動かすことになるのである…
相次ぐ抗争の終結を願い、広島に連合組織・共雄会が結成された。山岡久(小沢仁志)は理事長に就任。広島に無駄な血を流さないため、広島やくざの統一を目指すのだが、その前に数々の難題が立ちはだかる。脱退、分裂、覇権争い。広島やくざに真の平和と団結は訪れるのか…?
人類史上初の原子爆弾投下により、一瞬にして焦土と化した広島の街。広島極道たちは、大親分の渡会長次郎を原爆で失い、その覇権を巡って幾つかの新興勢力が名乗りを上げていた。そんな時、25歳の山岡久(小沢仁志)が松江刑務所を出所する。彼こそ、20年以上にわたる血で血を洗う抗争劇の中心となる男だった!!
私、忘れない。私、あきらめない。私、もう待てない。落合妙子(黒木瞳)は、新潟のデザインスクールを卒業後、母の勧める縁談を嫌い上京、高校時代の友人白石由美(萬田久子)の勤める設計事務所に入社した。妙子はそこで親切にしてくれるインテリアデザイナーの水上康夫(古尾谷雅人)に一目惚れするが、康夫は由美のフィアンセだった。だが、妙子の康夫への一途な想いは日を追って激しくなるばかり、康夫と由美が結婚してしまっても、まだ諦めることが出来ない。ここで引き下がってしまっては、あまりに虚しすぎる。惨めすぎる。やがて、妙子の康夫への“略奪の愛”の計略が開始される―。