流行っているから低予算で作れば儲かる、という安易な発想と低い志で製作されることになった、とある “壁ドン”映画の撮影現場。ところが主演俳優が“壁ドン”について悩みはじめ、撮影がストップしてしまう。24時間稼働当たり前の過酷な現場で、事態の収拾を押しつけられたのはペーペーの助監督・黒沢明。名前だけは“巨匠”で“一流”だが、断れない性格が災いして便利使いに甘んじている、B級ホラーを愛するただの気弱な映画オタクだ。唯一の心の支えとしていた、いつか監督になる夢が無残に打ち砕かれた時、黒沢のうっ積した不満は悪霊を呼び寄せ、監督デビューのために書き温めていた渾身の脚本「ゴーストマスター」に憑依してしまう。撮影現場を阿鼻叫喚の地獄へと変えていく「ゴーストマスター」を、黒沢と撮影隊は止めることができるのか!?
1998年の長野オリンピックで賑わった白馬村も、今では、かつての賑わいが嘘のように閑散としている。あの頃のような活気を取り戻そうと躍起になるホテルコパンでは、徐々に宿泊客が訪れ久々の盛況ぶりに喜ぶが…。全員、理由あり!「生徒の死」過去に悩む元教師のホテル従業員(市原隼人)、異様に過去に執着するホテルオーナー(近藤芳正)、LINE依存症の彼女(大沢ひかる)と愛に苦しむ彼氏(前田公輝)、資産家の娘(水田芙美子)と金に追われる宗教団体の教祖(栗原英雄)、無愛想な従業員(玄里)、プライドの高い老女優(李麗仙)と罪悪感に悩む付き人(大谷幸広)、息子を失った怒りと恨みを抱える母親(清水美沙)。信じていたものを失い、人生の山場を迎える人々。その先に待ち受けるゴール、それぞれの見る未来とは…。
人気プロレス団体「ZERO」の看板レスラー・獅子王は、愛する妻・麻美のために念願の一軒家を建て、義妹の那美、TV局プロデューサーの山路らを招いて新築披露パーティーを開いていた。だがそこに因縁のライバル・一条が現れたため、祝いの席が修羅場と化すことに。壮絶な乱闘劇の末、夢のマイホームは爆発炎上。しかも爆発の際の火傷がもとで、麻美は謎の奇病に冒されてしまうのだった。妻の病気を直し、マイホームを再建するため、獅子王は“合法的殺人団体”の異名を取る「DDD」とのデスマッチに挑むことになるが・・・。