教師のジュディスは運転中に事故を起こし流産してしまう。事故と流産のショックで精神が不安定になったジュディスは、幻を見るようになる。ある日、彼女のクラスにアビーという転入生がやってくる。アビーと目が合った直後、体調不良を感じトイレに駆け込んだジュディスは、自身の頭部に奇妙な突起物ができていることを知る。幻に加え体の変化によってますます精神が不安定になっていくジュディス。ついには授業に影響が出始め、保護者からのクレームがきたことで退職勧告を受けてしまう。気晴らしに友人たちとバーで飲んでいると、彼女の目の前にアビーが現れ、見せたいものがあると誘い出される。
深夜の地下鉄。目を覚ますと、男は混沌の中にいた。光、音、すべてが初めて見るもの。男は逃げるように駆け出した。向かう先、それは地上と呼ばれる場所。次に目が覚めた時、男はベッドの中にいた。見覚えのない部屋にいたのは一人の女マヤ。彼女は男に問う。「あなたは誰?」と。“僕”は、暗闇の中に独りきりだった。時折、“プロバイダー”と名乗る男が重い扉の向こう、一筋の光とともに現れる。それが“僕”のすべてだった。地上で行き場のない“僕”にマヤは救いの手を差し伸べてくれるのだが…。