正しい男・・・ 間違ったことは決してしない男、正義の男、中村正義。彼は他人の間違いを許せず、時には 「歩きタバコ」。「携帯を大声で話すバスの乗客」 「会社の不正」 など正しい道へ注意を促す。また、困っている人を見つけると どうしても手助けする性分・・・。そのため、様々なトラブルに巻き込まれ逮捕され、大怪我なども追ってしまう事態に・・・。自分のポリシーに従って進む道は果たして正しい事なのか?最後まで正しい道を歩んだ彼の最後はどんな結末?日常の身近な事柄だからこそ 今一度見つめ直してほしい想いがそこにはある。
文豪の幽霊たちと作家志望の青年が繰り広げる騒動を描いたコメディドラマ。小説家を目指す内海は、かつて文豪たちがお忍びで宿泊したというホテル「本天堂」にやってくる。しかしそこは、執筆目的で宿泊したものの作品を書き上げることができなかった作家たちの叫びがこだまする幽霊ホテルだった。ホテルの清掃員として働きながら執筆を試みる内海の前に、文豪たちの幽霊が現れて…。主演は「花より男子」「インシテミル」の阿部力。世界のナベアツが夏目漱石、ケンドーコバヤシが宮沢賢治、カンニング竹山が江戸川乱歩など、人気お笑い芸人が文豪の幽霊を演じる。
空(そら)と海(かい)は、日本人の父・高志(たかし)と韓国人の母・チスクの間に生まれた一卵性双生児の姉弟。大きな湖があり、民族芸能が盛んな韓国・安東(アンドン)で生まれ育った。現在、28歳となった空は中国・上海(シャンハイ)に暮らしている。イラストレーターとして仕事を得ようとするが、作品の売り込みはなかなかうまくいかない。出版社に勤める日本人の男性、望月隼人(もちづきはやと)が何かと空の絵を気にかけ、仕事を提供しようとする。異郷の地で暮らす二人は、似たような境遇から親密な関係を築きつつあった。
増殖は終わり、破滅が始まる。恋人の尚子(あびる優)を目の前で何者かに殺された梅原一樹(八戸亮)は精神的に強烈なダメージを受け、カウンセリングに通いながら社会復帰を目指していた。目の前で殺されたとは言え、一樹に事件の定かな記憶はない。そもそも、尚子の死体すらなく、警察は事件そのものの存在すら認めていない。しかし、一樹は尚子の遺骨の一部を形見として持っている。確かに尚子は死んだのだ。自分自身でも症状の改善が著しいと感じた一樹は、社会復帰をして働くことにする。一樹が就職した先はマネキン工場であった。工場長の藤田(菅原大吉)に先輩工員の岸田(三浦誠己)を紹介された一樹は、彼から仕事を教えてもらうことになる。ある日、藤田に「会わせたい人いる」と工場の別棟に連れていかれた一樹は、そこで信じ難いものを目にする。会わせたい人は、尚子と瓜二つなのであった。彼女の名は富江(あびる優)。藤田も他の工員も富江の魔性に取り憑てしまっている。その魔性の瞳で一樹を彼ら同様に自分の虜にしようとする富江だが、一樹の脳裏によぎる尚子の残像が富江を受け付けようとしない。逆に過剰なまでの拒絶反応を示してその場から立ち去ってしまう。男からそのような態度を受けたことのない富江は、必ず一樹を虜にするという強い思いを抱く。富江は一方である女性を藤田と工員の大城(長江英和)に探させていた。その女性は岸田と一緒に暮らしていて、また彼女も富江を探していた。その女性の名も、トミエ(松岡恵望子)…。2人とも左目の下に小さなホクロが…。2人の富江?富江が同時に増殖を始めたのか?