グレイ・ウォッチ研究所で、強力な電磁波によって物体を不可視化する極秘裏の実験、“フィラデルフィア計画”が行われていた。それは、第ニ次大戦中に米海軍が行った実験の再開だった。だがその影響によって、70年間も消息不明になっていた護衛駆逐艦エルドリッジが、突如現代に出現!博士の見解として、実験装置を起動させた際、巨大エネルギーが発生したことで重力の裂け目、そして時空の裂け目ができ、現代と70年前の磁場がつながり駆逐艦が現代に瞬間移動したとのことだった。駆逐艦はその後、シカゴ中心部やサハラ砂漠、イギリス西海岸などに出現し、世界はパニック状態に。駆逐艦とともにタイムスリップしたガードナー大尉は、孫娘モリーと出会い、壊滅の危機を阻止すべく、暴走する駆逐艦の制御へと務めるのだが…。
小さな田舎街に住む処女のエラは、心理学の授業で出された型破りな課題“性的な規範を破った社会の反応”に対し、色気が足りない自分に劣等感を抱きながらも、その答えを導こうともがいていた。そんなエラに蘇る記憶、心の奥底に潜む血への執着。血を見て匂いを嗅ぎ触りたい。この衝動を解き放てる時がきたと悟ったエラは、ストリップクラブへ向かい、手始めにオーナーのサルの首をかっ切ることで、言いようのないエクスタシーを感じてしまう。歯止めが利かず血に飢えたエラは、次なるターゲットとして隣人のジェラルドに近づくのだが…。
鳴かず飛ばずのカナダのインディーズバンド「ウィナーズ」。マンネリ化したいつものライブ後、ベース担当のジェニファーはとうとうバンドに愛想を尽かし、薄気味悪い男と一緒に消えてしまった。翌日、姿を現した彼女はまるで別人!?のように様子が変わっていた。目の色や外見だけでなく、メンバーも驚くほどの演奏力や魔力的なカリスマ性を備えて。なんとジェニファーは一晩でヴァンパイアになっていた!!メンバーは困惑するものの、ジェニファーが放つ妖艶な魅力でバンドは人気急上昇。カナダを越えてアメリカツアーも大成功。もっともっとBIGになるためには俺たちもヴァンパイアになるしかない!とメンバーは次々とヴァンパイアに。しかし、ヴァンパイア・ハンターのエディ・ヴァン・ヘルシングが彼らを追いかけていた・・・。