80年~90年代に韓国で起きた“三大未解決事件“のひとつで、小学生5人がカエルを捕りに行ったまま失踪し、11年後に白骨死体で発見されるも、2006年に時効が成立した事件を題材にした作品。事件解決の糸口を突き止めるべく奔走する者たちが真相に近づくまでの過程がリアルに描き出され、韓国では興行収入2週連続1位を記録。
心臓病手術を受けている間、手術の苦痛をそのまま感じる「手術中覚醒」を体験した10歳のナ・サンウ。サンウは、深刻な苦痛の記憶で異常な行動を見せ、大人たちは、サンウの苦痛の記憶を封印する。幼なじみのカン・ウックァンの突然な訪問以後、自分の周りの人々が疑問の死を迎えていることに気づいたエリート外科医リュ・ジェウ。彼は、さらに、一緒に仕事をする麻酔科医のチャン・ソクホと精神科専門医オ・チフンと摩擦まで生じ、分からない事件にまきこまれ、妻のヒジンまで突然の事故に遭遇する。続いて起こる疑問の事件の中心に、25年前に「手術中覚醒」を体験したナ・サンウが関連していることに気づいたリュ・ジェウ。彼の存在を追えば追うほど、ジェウには思いがけない真実が近寄ってくる。外科医リュ・ジェウ、精神科医オ・チフン、麻酔科医チャン・ソクホ、そして、カン・ウックァン。25年前に消えたナ・サンウは誰なのか。
ある夜、一人の警官が殺害された。裏で糸を引く人物として浮上したのは、出処不明の莫大な後援金を受け、高い検挙率を誇る広域捜査隊のエース刑事パク・ガンユン。彼を内偵調査するのは、殉職を隠蔽された警官の父を持つ原理主義者の新人刑事チェ・ミンジェ。広域捜査隊に配属されたミンジェが目の当たりにしたのは、裏社会に精通しながら違法捜査を繰り返すガンユンの姿だった。ミンジェはガンユンのやり方に戸惑いながら捜査をともにすることで、警察内部の秘密組織やその裏に隠された不正行為、そして父の死の真相にたどりついていく。ある日、情報員から高額で情報を仕入れたガンユンは、警官殺しの犯人を逮捕する。しかし、都合よく手柄をあげるガンユンの疑いは解けないままだ。そんな中、二人は新種の麻薬捜査をするも、捜査費が足りず、ガンユンは暴力団から多額の借金までして逮捕に力を入れる。そして、ガンユンは遂に警官として越えてはならない一線を越えてしまい……。