世の男たちの間でまことしやかに噂される都市伝説。それは、“モテない”“彼女いない”“出会い系やろうにも金が無い”そんな三重苦で自殺しようとしている童貞男を優しく抱いてくれて生きる勇気を与えてくれる聖母のような女性がいるという。それが“救世主マリア”の都市伝説――。 とあるビルの屋上で、今まさに自殺しようとしている男がいた。彼の名は森下。憧れのマドンナ・水嶋サユリに告白をし、こっぴどくフラれた上にボコボコに蹴り倒され、生きる希望を失くしていた。そして屋上のフェンスに手をかけて乗り越えようとした時、背後で彼を止める声が…。
外食産業の商社に勤めるOLの嶋村美咲(瀬戸早妃)は恋も仕事も全力投球の頑張り屋。人から見れば諦めが悪いと思われても、彼女は引かない。先輩の江藤倫子から頼まれた結婚式準備の手伝いも、頑固なオーナーを口説き落とすことも、代打を頼まれたうどん屋のマネージャーだって。美咲の熱意が周りの人を動かしていく。そんな彼女に手を差し伸べてくれる男が現れて…。
美形でグラマー、生徒会の副会長を務める優等生のナナと、Hなことばかり考えている童貞男子のカオルは、家も隣り同士の幼なじみ。少しずつオトナの女性へと成長を遂げていくナナを、遠くから憧れの眼差しで見るだけだったカオルだが、ふとしたことがきっかけで、ナナの“秘密の息抜き”を手伝うことに。その“息抜き”とは、SMプレイだった・・・。初めは戸惑いを隠せないナナだったが、徐々にこの“息抜き”にハマっていく。高校2年生の春休み。ナナは転勤した日本史の富島先生に誘われ、信州南学園の生徒会メンバーと一緒に長野のパワースポット巡りをすることになり、同行するみんなに隠れ、2人は“秘密の息抜き”を始める・・・。