最愛の妻に先立たれ、喪失感に沈む元特殊部隊員のライアン。幼い息子のビリーを男手一つで育てるために退役せざるを得なかった彼は、誇り高き軍人としてのアイデンティティを失い、退廃的な生活を送っていた。一方のビリーは、そんな父親からの愛を感じることが出来ず、内気でトラブルを起こしやすい性格に育ってしまうのであった。ある日、ライアンはかつての同僚 ジョニーと再会し、裏稼業へ誘われるのだが…。
愛する妻と3人の子供たち。マックの幸せな人生は、最愛の末娘ミッシーがキャンプ中に誘拐されたことで終りを告げる。捜索から数時間後、廃れた山小屋で彼女のドレスが発見される。そこに残された証拠から、警察が追い続ける連続殺人犯の凶行であることは間違いなかったが、ミッシーの遺体が見つかることはなかった。年月がすぎても、マックは深い悲しみから抜け出せず、妻や子供たちとも距離ができ、家庭は崩壊寸前だったが…
1983年、オランダ・アムステルダム。大ビール企業「ハイネケン」の会長が何者かに誘拐された。世界屈指の大富豪の誘拐は世間を驚かせ、警察も巨大組織による犯行を疑う。しかし誘拐したのは、犯罪経験のない幼なじみの5人の若者だった。大胆不敵な計画を実行し、史上最高額(当時)の身代金を要求する犯人グループ。すべてはうまくいくはずだった。ところが、人質であるハイネケンの傲慢な言動に、5人は翻弄され、歯車が狂いだしてゆく・・・。駆け引き、誤算、落とし穴。誘拐された大富豪と、誘拐した若者たち。追い詰め、追い詰められる男たちが支払う“誘拐の代償”とは―!?
15歳の少女ハイディは、母親の恋人とキスしているところを見つかってしまい家を飛び出す。やがて小さなスキーリゾート地に辿り着いた彼女はガソリンスタンドで仕事を見つけ、新しい生活を始める。性的にも成熟しつつあり、愛を得て孤独を癒すために男たちとの自暴自棄的な付き合いを始める。そんな時、ハイディの前にジョーという青年が現れ、二人は恋に落ちる。やっと本当の愛がつかめたかに見えるが・・・