2歳の愛娘エミリーの子育てに忙殺される主婦カーニーは、かつての会社の上司から復職を勧められているが、なかなか時間が取れない。かつて情緒不安定に陥っていたことがある彼女は、夫ニックの不倫を疑って以来、夫婦仲もどこかぎこちなくなっていた。そんな折、大学を退学したという知り合いの青年マットがベビーシッターを買って出てくれたことで、カーニーはようやく復職を果たすことができた。しかし、ある時、マットの家を訪れたカーニーは、彼の机の引き出しの中から彼女の下着や写真などが出てきたことに驚愕する。糾弾されたマットは逆にニックの不倫を示唆し、カーニーもまたその証拠となる携帯を発見、再び情緒不安定に陥っていく。
父親の看病のため先住民マオリ系トゥホエ族が暮らすルアトキに帰郷し、警官業務の傍らスクールバスの運転手を務めるタフィ。人里離れたこの地には活動家タメ・イティが主宰のブートキャンプ“ラマ”が存在した。ウレウェラの森で訓練に励むその目的は、サバイバル技術の習得と部族のアイデンティティ存続。しかし、彼らは首相暗殺を企てるテロ集団として疑われ、ニュージーランド警察により密かに監視されていたのである。ある晩、問題を抱えた一人の青年ラスティが父親と口論の末、ライフルを発砲。その監視映像が引き金となり、捜査当局はギャラガー率いる特殊戦術部隊《STG》を突入させ強制捜査に乗り出す。監視の事実を知ったタフィは集落の盾となりギャラガーと対峙するが、ある出来事をきっかけに緊張感は一気に高まり、思わぬ誤解が予期せぬ悲劇を生むこととなる。