友人ジャックを救うため殺人を犯し、過失致死罪で13年間服役したAJ。その間、ジャックはAJの恋人だったクレアと結婚、一人娘ペッパーの父親になっていた。今の自分があるのはAJのお陰だと、ジャックは手紙を書き続け、差し入れなどをして支えてきた。出所後も車を手配し、自宅に泊まらせるなど献身的にサポート。だがAJは、ジャックと彼の父ビックのタバコ密輸ビジネスには関わらないと、意思を固めていた。それでもジャックはAJを引き込もうと、ビックへの支払いが滞っていたシルベスターとの待ち合わせ場所へ一緒に向かう。そこであろうことか、酒に酔ったジャックは誤ってシルベスターに発砲し、殺人を犯してしまい…。
13歳のニコルは、国語の課題をスタンリーと組み発表することに。彼は人一倍、背が高く、赤毛で耳が大きな容姿をみんなからからかわれていた。そんなスタンリーと組むのは嫌だったが、尊敬するサイモン先生に諭されて渋々納得したニコル。校内でいじめられている子たちは、校庭の片隅にある“変人の庭”に集まっていた。ある日、いつもそこにいるカレンが、ジェイソンからひどいいじめを受け、サイモン先生が激怒した。そのことを逆恨みしたジェイソンは、両親に先生が同性愛者だと言いつける。その後、そのことが問題となりサイモン先生の立場が悪くなってしまう…。
銀行強盗の罪で7年間服役したレイ・レイ。出所を機に大切な人と新しい人生をやり直す決意をし、名前もレイに変更。だが、会いに行った元妻と娘からは拒絶され、取りつくしまもない。時間をかけ関係を修復しようとするが、仕事はなかなか見つからず、泊まっていたモーテルは火事になり全財産を失ってしまう。そんな折、昔からの悪友から銀行強盗の誘いを受ける。当然、関係を断とうとするが、背に腹は代えられず、逃走する車のドライバーの仕事を受けることに。だが彼らを待っている間、娘の修学旅行のバスが近くに止まっているのを目にし、突然仕事を放棄。子どもたちの引率者として同行することになり…。