1912年の中国。登封城の将軍、霍龍(かく・りゅう)を追って、馬に乗った軍人たちが少林寺に土足で踏み込んでくる。無慈悲な将軍侯杰(こう・けつ)は霍龍を撃ち殺し、少林寺を愚弄する。そんな侯杰だったが、腹心の部下である曹蛮(そう・ばん)の裏切りで最愛の一人娘が命を落とすことに。悲しみに暮れる侯杰を救ったのは、少林寺の厨房係である悟道(ごどう)だった。全てを失いお尋ね者となった侯杰は、一からやり直すために悟道の目の前で髪を切り、出家することを決意する。
香港郊外の小さな島に辿り着いた殺し屋・ブルース。島を拠点に暗躍する巨大マフィア組織のボス・馬爺を暗殺した彼は、馬爺の頭部を鞄に詰め島を出ようとする途中でひょんなことから女性警官・ホリーと出逢う。彼女とともに訪れた食堂で強盗団と遭遇したブルースは彼らを一網打尽にする。台風に見舞われ島を出れなくなったブルースだったが、ホリーと警官たちからの熱烈な歓迎を受けそのまま警察署に留まることになる。大きな事件もないこの島の警官たちは皆ブルースを受け入れ、彼らはつかのまの楽しい時間を過ごす。ボスの死を知り、マフィア組織はブルースを追っていた。深夜の見回りで偶然に首なし死体を発見したホリーたちは手下たちに襲われるも、暗闇から突如現れたブルースらしき人影に救われる。一方、ブルースが警察と一緒に居ることを知った一味は警察署を襲撃するのだった。この一大事件に、本島から大勢の警察隊が島に上陸。ホリーたちを横目にブルースに殺人容疑をかける。マフィア組織と警察から追われる身となったブルースの、真の目的とは?三つ巴の戦いが今、始まる。