父、昇平(山﨑努)の70歳の誕生日会。久しぶりに集まった娘たちに母:曜子(松原智恵子)から告げられたのは、中学校校長も務めた厳格な父が認知症になったという事実だった。夢も恋愛もうまくいかず、思い悩んでいる次女:芙美(蒼井優)と、夫の転勤で息子とアメリカに移り住み、慣れない生活に戸惑っている長女:麻里(竹内結子)は、父が巻き起こす思いもよらない出来事の連続に驚きながらも、変わらない愛情に触れ、少しずつ前に進んでいく。ゆっくり記憶を失っていく父との7年間の末に、家族が選んだ新しい未来とは―。
2010年6月13日、日本から打ち上げられた小惑星探査機<はやぶさ>が、いくつもの絶体絶命のピンチを乗り越えて、地球に帰って来た。月以外の天体からサンプルを採取して持ち帰るという、NASAでさえ成し得なかったミッションを果たすために―。わずか1~2メートル四方の小さな<はやぶさ>の7年間・60億キロに及ぶ旅を支えたのは、ユニークな経歴を持つメンバーで構成されたプロジェクトチームだった。プレッシャーと次々と降りかかるトラブルに、心を一つにして立ち向かうチームのメンバーたち。不屈の魂を持つ彼らに心をわし掴みされた日本の映画人とハリウッドのスタジオが強力タッグを組み、プロジェクトチームの闘いの日々を追いかけた、感動のエンタテインメント!
売れない演歌歌手・赤城麗子(室井滋)は“NHKのど自慢”出場を機に歌手としての自信を取り戻した。持ち歌「おしどり涙」が少しは売れて気を良くした赤城と須貝マネージャー(尾藤イサオ)のふたりは新たに雇った付き人・高橋里美(竹内結子)を連れ、新曲の営業と慰安旅行を兼ねてハワイにやってきた。仕事といっても一晩だけ女子プロレスの前座で歌うだけ。あとはビーチに、買い物に、とリゾート気分でやって来たのだが・・・・・・。