大都市・釜山。ある一軒家で爆破事件が起こる。事件のニュースを目にした元海軍副長カン・ドヨン(キム・レウォン)にかかってきた一本の電話。「次のターゲットは、サッカースタジアムだ。通報したり観客を避難させたら爆発する」。それはテロリスト(イ・ジョンソク)からの脅迫だった。ドヨンは事態を把握する間もなく、5万人の観衆で埋め尽くされた釜山アシアード競技場に向かうが…。仕掛けられたのは普通の爆弾とは違い、騒音が一定のデシベルを超えると制限時間が半減して爆発する特殊爆弾だ。サッカースタジアム、大型ウォーターパーク、園児たちの遊び場である公園、主婦が集まるカフェ…騒音の制御不能な場所に次々と爆弾が設置される。テロを阻止すべく釜山市内を走り回るドヨンは、窮地に追い込まれていく。爆弾設計者であるテロリストはなぜ事件を起こしたのか。爆弾魔の正体が明らかになるとき、悲しい過去が浮き彫りになる。
名探偵キム・ミンと相棒ソピルは「吸血怪魔連続殺人」と呼ばれる不審死を調べていた。捜査現場に現れた記憶喪失の美女ウォルリョンと出会ったミンは、彼女が事件と関連していると直感し共に捜査を進めるが、三人の前に黒衣の男が立ちはだかる。そこには30年前の王朝の陰謀と、今も消えぬ死者の怨讐が深く関係していた─!!
露店商売をしながらたった一人の妹と生きるポクスンは、町内では“狂った女”と呼ばれている。ある日、彼女の前に現われた冷酷な殺人鬼テスは、秘密を隠すためポクスンの妹を殺してしまう。妹の復讐のため刃物を持って彼を襲うポクスン。殺人を終わらせるため、執拗にポクスンを追うテス。諦める事を知らない2人の息詰まる追撃戦が今、始まる―。
2004年、歴史上類を見ない最多の死傷者を出し、全世界に大きな衝撃を与えたインドネシアの津波。当時、遠洋漁船に乗ってインド洋に出ていたマンシク(ソル・ギョング)は、予期せぬ津波に巻き込まれ、ほんの一瞬の判断ミスで、幼なじみのヨニ(ハ・ジウォン)の父を死なせてしまう。この事故のせいで、ヨニに自分の想いを伝えられずにいるマンシク。それでもついに、ヨニへのプロポーズを決意する。一方、マンシクの弟でリゾート・ビーチ“ヘウンデ”で海洋救助隊員として活動するヒョンシク(イ・ミンギ)は、救助した女性ヒミ(カン・イェウォン)からの猛烈アタックに困惑していた。国際海洋研究所の地質学者キム・フィ(パク・ジュンフン)は、ヘウンデ一帯の地殻の動きが尋常でないことを察知し、再三にわたり巨大津波への警戒を訴えるのだったが・・・。キムの予想通り、日本の対馬が沈下したのに伴いメガ津波が発生する。海水浴に訪れた100万人の行楽客たち、平和な日常を送っているプサン市民に、高さ100m、時速800kmの猛スピードでメガ津波が迫ってくる・・・。最も幸せな瞬間に押し寄せた大きな試練、残された時間はわずか10分!津波でさえのみこめない彼らの物語がはじまる!
仕事で成功を収めているCEOのジェヒョクだったが、人付き合いは苦手。事情があってフィリピンへ向かうことになった彼は、そこで旅行中のOLスジンと出会う。一方、就職浪人でフリーターのジョンファンは友人を訪ねてフィリピンにやって来るが、そこで人気アイドルのカヨンと出会い行動を共にすることになる。美しいボラカイ島で、2組の男女は様々な出来事を通して次第に惹かれ合っていくが――。