トムとジェマは新居を探している若いカップル。ある日ふたりは、ふと足を踏み入れた不動産屋から、全く同じ家が延々と並ぶ住宅地<ヨンダーYonder>を紹介される。営業トークに負けて現地をたずね、さて内見を終えて帰ろうとすると、ついさっきまで案内してくれていた不動産屋が見当たらない。不安を覚えたふたりは、帰路につこうと車を走らせるが、どこまでいっても景色は一向に変わらない。ふたりはこの住宅地から抜け出せなくなってしまったのだ―。そこへ送られてきた一つの宅配段ボール。中には誰の子かわからない生まれたばかりの赤ん坊と謎のメッセージ。果たしてふたりはこの住宅地から出ることができるのか―?
バーで知り合った男女 → 意気投合 → そのままSEX → …で、私たちは友達?恋人? NYに住むアラサー男子ジェイソンは、真剣な恋人を作る気はなく、気軽にセックスが出来る女子と中途半端な付き合いしかしない主義。同僚のダニエルも、バーやクラブで知り合った女子と一夜限りの関係を貫く。しかし、彼らの親友マイキーが妻の浮気が原因で離婚することになり、落ち込む彼のために「彼女を作らず独身でいよう!」とシングル同盟を結成した矢先――ジェイソンはバーで出会ったエリーと意気投合。いつも通りの軽い関係のつもりが、魅力的なエリーにどんどん惹かれていってしまう。ダニエルもまた、女友達のチェルシーと一線を越えた関係に。さらにはマイキーも元妻への思いを断ち切れず彼女を取り戻そうと必死。それぞれが本気の恋に陥りそうな中、シングル同盟を結成した以上、「つき合っていない」というスタンスを主張し、男の友情を貫こうとする3人。しかし、曖昧な関係を続けていくのにも限界が見え始め、お互いに嘘に嘘を重ねていくうちに、肝心の恋愛はおかしな方向へと進んでいく――。
1966年、ニューヨーク。ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズのガールフレンドだったリンダ・キースは、ナイトクラブ”チータ”のステージに立つ名もないバックバンドのギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの才能に衝撃を受ける。リンダは知人の音楽プロデューサー、チャス・チャンドラーにジミを売り込み、やがて彼はロンドンでデビューを果たす。だが、この天才ギタリストが伝説となるまでには葛藤の2年があった……。