そのナンバーが揃う時、ヤツは必ずやって来る・・・!謎の符号“11”に秘められた邪悪な秘密とは!?最愛の妻と息子を放火で失った人気作家のジョセフ。失意の底にある彼は、不気味な幻覚に苦しめられていた。壮絶な交通事故に巻き込まれるも奇跡的に無傷で生還した彼は、牧師である弟から父親の危篤を知らされ、故郷のバルセロナへ向かう。彼はそこで、自らに起こる不吉な出来事の全てに“11”という数字が関わっていることに気付く。その符号の謎を解明すべく調査をはじめる彼は、少しずつ“冥界の扉”に引き寄せられていくー。
アンドーバー博士は、恐怖を幻覚として具象化するカプセル型の機械を使った治療法を発明。様々な恐怖症から解放する完全没入型の体験セラピーを施術するものだった。ある日、小さなレストランで起きた銃撃乱射事件の生存者で、PTSDを発症した者たちを治療中、患者の1人ページが恐怖の幻覚に囚われたまま目覚めなくなる。1年後。治療が成功していたはずのサラやケイリーが武装犯の幻覚を見るようになり、恐怖症を再発した彼女たちが博士もとを訪ねてくる。ページの件以来、博士は治療再開をためらい、病院は休業状態だった。しかし、ケイリーが口から謎の黒い液体を吐き、博士はサラたちから再治療を求められる。それはさらなる恐怖の始まりにすぎなかった。