360°海に囲まれた空港大橋―。国家安保室の行政官ジョンウォンは、留学に旅立つ娘を空港へ送る途中、濃霧の橋上で激しい玉突き事故に巻き込まれてしまう。タンカーの横転で有毒ガスが蔓延し、電波の喪失で通信障害が発生、さらには救助のヘリコプターさえ墜落してしまった。爆発で崩壊の危機にさらされた橋の上に取り残された生存者は116人。そして、全方位逃げ場のない絶望的状況の中、移送中の軍事実験体<エコー>の脱走が判明する。一寸先も見えぬ霧闇の中、生存者全員が、いまや制御不能となった<エコー>の標的となっていた―地獄絵図と化した橋で、“最悪”の連鎖が人々を襲う。ジョンウォンたちは、愛する人を守り抜き、この橋を生きて脱出できるのか?そして、国家の機密計画「プロジェクト・サイレンス」とは?
モレは優しい夫サンインと幸せな結婚生活を送っていたが、ある日美術館で偶然出会った青年と過ちを犯してしまう。モレがすぐにサンインに打ち明けると、サンインはショックを受けながらも彼女を受け入れる。ところが、フレンチ・レストラン開業の為に夫婦が住み込みで雇った天才シェフ、ドゥレこそが例の青年だった。モレは動揺しつつも、3人の奇妙な同棲生活が始まる。
レバノン内戦下のベイルートで韓国人外交官が忽然と姿を消した。やがてそれが忘れ去られた頃、現任の外交官ミンジュン(ハ・ジョンウ)は、消えた外交官が人質として生きていることを告げる暗号をキャッチする。彼を救うため、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだが、現地に降り立つや否や大金を狙った武装組織に襲われピンチに陥ったところを、タクシー運転手として働く韓国人のパンス(チュ・ジフン)に救われる。金のためなら何でもするパンスを、韓国政府からの見返りをチラつかせて同行させることにしたミンジュン。奇妙な協力関係で結ばれた二人は、時にぶつかり、互いを認め合いながら戦火が吹き荒れるベイルートの街を突き進んでいくのだが…。果たして二人は捕らわれた外交官を無事に救うことができるのか?
「7人だ。俺が殺したのは全部で7人。」キム・ヒョンミン刑事(キム・ユンソク)は、恋人を殺害し逮捕されたカン・テオ(チュ・ジフン)から突然の告白を受ける。彼は、何故自らそのような告白を始めたのか?警察内部でもテオの自白をまともに相手をする者がいない中、ヒョンミンは直感的にテオの言葉が真実であると確信。上層部の反対を押し切り捜査を進めてゆく。そしてついに、テオの証言どおり死体が発見されるのだが…。
核開発の実態を探るべく北朝鮮に潜入した韓国工作員パク・ソギョンは、実業家に扮して高官たちをだまし、最高指導者・金正日に近づこうとしていた。だが韓国機関が北朝鮮と裏取引に及んだことで、最大の危機を迎える。パクの正体がバレそうになるなか、運命の歯車は想像を超えて動き出す──!!
冥界の使者たちは自身の転生をかけ、苛酷な運命に直面する。カンニムは、誤射により命を落とした兵士スホンを地獄裁判に導くが、スホンは怨霊と化していた。一方、ヘウォンメクとドクチュンは閻魔大王の命令で下界に降り立つが、謎に包まれた前世と、残酷な因縁に襲われてしまう!!
火災現場で殉死した消防士ジャホンは、冥界の使者カンニム、ヘウォンメク、ドクチュンに導かれ、49日間で7つの地獄裁判を受けることになった。無罪になれば現世に生まれ変われるが、意外な過去が発覚し、冥界と下界を巻き込む壮絶バトルへと突入する──!
アンナム市の刑事ドギョン(チョン・ウソン)は、街の利権を牛耳る市長ソンベ(ファン・ジョンミン)のために裏の仕事を引き受けていた。しかし、市長の逮捕に燃える検事チャイン(クァク・ドウォン)がドギョンを脅し、市長の不正の証拠を掴もうと画策。事態はドギョンを慕う刑事ソンモ(チュ・ジフン)をも巻き込み、生き残りを賭けた欲と憎悪が剥き出しの闘争へとなだれ込んでいく。