余命宣告を受けた元情報局エージェント・ギホンの元に当時の上司アン部長が現れ、国家機密に関わる任務を強制する。その任務とは、人類初のクローン人間、ソボクをテロから守り、護送するというものだった。体内で作られるiPS細胞ですべての疾患を治療できるため、人類が死を免れる唯一の技術だとされるソボクを、自らの病の治療と引き換えに護送を決める。だが、真の狙いはソボクの救出ではなく殺害だったことを知る。命を狙われることになったソボクのため、ギホンは研究所に戻ろうとするが、道中で突如吐血したソボクを案じ研究所に連絡したギホンが知らされたのは、一刻も早く細胞分裂抑制剤を打たなければソボクが死ぬという事実だった。自分の病気のためにも早くソボクを連れ戻そうと焦るギホンだが、発作で倒れてしまう。ギホンはソボクに過去のトラウマを告白し、泣き崩れる。そんなギホンをソボクは“兄”として受け入れるのだった。
結婚を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨンは、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。「疲れているだけ、大丈夫」と夫のデヒョンにも自分にも言い聞かせる彼女だったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をするようになる。その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず…少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して、見えてくるものとはー
ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXで突如起こった謎の感染爆発。疾走する密室と化した列車内で凶暴化する感染者たち――そんな列車に乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして高校生の恋人同士・・・果たして彼らは安全な終着駅にたどり着くことができるのか――?目的地まではあと2時間、時速300km、絶体絶命のサバイバル。愛するものを守るため、決死の闘いが今はじまる!
フィンランドのヘルシンキ、子供たちの国際学校で出会ったサンミンとギホンは、遠く離れた北のキャンプ場に2人で向かうことになる。大雪で通行止めとなり、誰もいない真っ白な森の小屋で2人は体を重ね合わせ、互いの名前も知らないまま別れる。8か月後のソウル。フィンランドでのひとときを雪原が見せた夢だと思い、日常に戻ったサンミンの前に、突然ギホンが現れ、2人はどうしようもないほど熱く惹かれ恋に落ちる。
どこにでもいるような平凡な女性、ソ・ジウ。30代に入り、舞台監督として責任のある仕事をまかせられ、バリバリと働いているキャリアウーマンだ。時々、女優から嫌みを言われながらも、充実した毎日を送っている。しかし、素適な恋人にプロポーズされながらも、ジウはそれを断ってしまう。その理由は、初恋の人、キム・ジョンウクを忘れられずにいるから!?そこで彼女は「初恋探し株式会社」の所長、ハン・ギジュンと共に、キム・ジョンウクを探すことになるのだが・・・