ゾンビ達で溢れ荒廃した世界で生き残る野球大好きコンビのベンとミッキー。どこかにあるはずの安楽の地を目指し、車で旅を続けていた。一見お気楽なキャンプ旅行。時には釣りをし、気分転換にキャッチボールをする。人家をみつけると、勝手に入り込んで食料や必要な物資を補給する。そして時々、ゾンビと遭遇する他は誰にも出会わない…。ゾンビ殺戮にも慣れて気ままな生活を楽しむ野性的なベンと、以前の平安な世界が恋しくてたまらない神経質なミッキー。ある日、たまたま拾ったトランシーバーの無線で、どこかに生存する女性の存在を知った二人はとった行動はー。
インディアナ州北部に竜巻注意報が出始めた頃、大麻の売人ケビンがクロエに儲け話を持ちかけた。その連絡を受け、クロエはその夜、ケビンが指示する豪邸へ赴いた。まもなくして彼のバンド仲間スチュも到着。しかし肝心のケビンがいない。どうやら遅れて来るようで、それまでの間、ハッパでハイになりながら徐々に打ち解けていく初対面の2人だったが、やがてスチュはプールに浮かぶ4つの生首を発見する。それは邸宅に住む家族4人のものであり、歌詞ネタのスチュのメモに記されたとおりの惨状であった。それに気づいたクロエは恐怖に慄き走って逃げるが、力及ばず拉致されてしまう。